TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025086113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199940
出願日2023-11-27
発明の名称電子レンジ加熱用包装袋
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B65D 81/34 20060101AFI20250530BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】サイクル性を向上するとともに、加熱に伴って発生する蒸気を排出可能な包装袋を提供する。
【解決手段】積層フィルム20の周縁を熱接着部11により熱接着して内部に形成される収納部10内に内容物Sを収納する包装袋1において、積層フィルム20は、収納部10を横断する方向に延びる切込線30を有し、延伸性を有するオレフィン系の延伸フィルム21と、オレフィン系の熱接着性樹脂層24と、を含み、延伸フィルム21は、TD方向よりもMD方向に延伸性が高く、切込線30は、延伸フィルム21のMD方向Yに対して交差する方向Xに延びる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
積層フィルムの周縁を熱接着部により熱接着して内部に形成される収納部内に内容物を収納する包装袋において、
前記積層フィルムは、
前記収納部を横断する方向に延びる切込線を有するオレフィン系の延伸フィルムと、
オレフィン系の熱接着性樹脂層と、を含み、
前記延伸フィルムは、TD方向よりもMD方向に延伸性が高く、
前記切込線は、前記延伸フィルムのMD方向に対して交差する方向に延びることを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記積層フィルムは、
前記切込線上に配置され、前記延伸フィルムと前記熱接着性樹脂層とのラミネート強度を低下させる剥離層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
【請求項3】
前記熱接着部は、
前記積層フィルムを合掌貼りした背シール部と、
前記背シール部が延びる方向の両端部を前記背シール部に交差する方向に熱接着した一対の端縁シール部と、を有し、
前記背シール部の延びる方向と前記延伸フィルムのMD方向とが一致することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
【請求項4】
前記切込線は、前記背シール部の延びる方向において、前記収納部の中央部に配置されることを特徴とする請求項3に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
【請求項5】
前記切込線は、前記背シール部の延びる方向と直交する方向において、前記収納部の半分以上に亘って延びることを特徴とする請求項3に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
【請求項6】
前記切込線は、前記延伸フィルムのMD方向に直交する方向に延びることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
【請求項7】
前記切込線は、前記延伸フィルムの厚み方向の半分以上の深さに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
【請求項8】
前記切込線が、ミシン目状に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
【請求項9】
前記切込線が、直線状のハーフカットであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は包装袋に関するものであり、例えば、熱接着された積層フィルムからなる電子レンジ加熱用包装袋に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の包装袋は特許文献1に開示される。この包装袋は、積層フィルムの周縁を熱接着部により熱接着して内部に形成される収納部内に内容物を収納する。包装袋は、冷凍食品等を内容物とする。積層フィルムは、ポロエチレンテレフタレートから成るバリア層を含む。
【0003】
包装袋をレンジ加熱すると、加熱に伴って内容物に含まれる水分が蒸発する。発生した蒸気によって包装袋の内圧が上昇する。収納部内で発生する蒸気は、蒸通部を介して包装袋の外部へ逃がすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-134599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、環境問題の高まりから使用後の包装袋の廃棄に際し、積層フィルムの構成樹脂の種類毎に分別がされるようになっている。しかしながら、上記の包装袋は、複数種の樹脂が積層された状態で廃棄され、リサイクル性が悪い問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑み、リサイクル性を向上するとともに、加熱に伴って発生する蒸気を排出可能な電子レンジ加熱用包装袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は、積層フィルムの周縁を熱接着部により熱接着して内部に形成される収納部内に内容物を収納する包装袋において、前記積層フィルムは、前記収納部を横断する方向に延びる切込線を有すオレフィン系の延伸フィルムと、オレフィン系の熱接着性樹脂層と、を含み、前記延伸フィルムは、TD方向よりもMD方向に延伸性が高く、前記切込線は、前記延伸フィルムのMD方向に対して交差する方向に延びることを特徴としている。
【0008】
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装袋において、前記積層フィルムは、前記切込線上に配置され、前記延伸フィルムと前記熱接着性樹脂層とを剥離可能に積層する剥離層をさらに含むことが好ましい。
【0009】
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装袋において、前記熱接着部は、前記積層フィルムを合掌貼りした背シール部と、前記背シール部が延びる方向の両端部を前記背シール部に交差する方向に熱接着した一対の端縁シール部と、を有し、前記背シール部の延びる方向と前記延伸フィルムのMD方向とが一致することが好ましい。
【0010】
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装袋において、前記切込線は、前記背シール部の延びる方向において、前記収納部の中央部に配置されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

大日本印刷株式会社
容器
16日前
大日本印刷株式会社
容器
16日前
大日本印刷株式会社
容器
16日前
大日本印刷株式会社
光学素子
2日前
大日本印刷株式会社
光学素子
2日前
大日本印刷株式会社
昇降補助装置
21日前
大日本印刷株式会社
攪拌スタンド
21日前
大日本印刷株式会社
一時置き用棚装置
21日前
大日本印刷株式会社
積層体及び包装袋
15日前
大日本印刷株式会社
積層体及び包装袋
20日前
大日本印刷株式会社
積層体及び包装袋
15日前
大日本印刷株式会社
積層体及び包装袋
15日前
大日本印刷株式会社
ワーク運搬機用ハンド
22日前
大日本印刷株式会社
電子レンジ加熱用包装袋
6日前
大日本印刷株式会社
うちわ及びうちわの製造方法
15日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置及びプログラム
17日前
大日本印刷株式会社
積層体および積層体の製造方法
1日前
大日本印刷株式会社
積層シートおよび肌意匠シート
13日前
大日本印刷株式会社
書類審査支援装置及びプログラム
21日前
大日本印刷株式会社
成形品、積層体、成形品の製造方法
9日前
大日本印刷株式会社
積層体、成形品及び成形品の製造方法
9日前
大日本除蟲菊株式会社
薬剤揮散装置
15日前
大日本印刷株式会社
施解錠装置、サーバ装置及びプログラム
16日前
大日本印刷株式会社
液体収納袋、輸送容器及び液体入り輸送容器
20日前
大日本印刷株式会社
画像合成装置、画像合成方法及びプログラム
24日前
大日本印刷株式会社
真空断熱材用外包材、真空断熱材、および建材
23日前
大日本印刷株式会社
化粧シート、化粧シートの製造方法および化粧材
13日前
大日本印刷株式会社
太陽電池用反射シートおよび太陽光発電システム
1日前
大日本印刷株式会社
積層体、チューブ容器及びキャップ付きチューブ容器
3日前
大日本印刷株式会社
積層体、チューブ容器及びキャップ付きチューブ容器
6日前
大日本印刷株式会社
積層体、チューブ容器及びキャップ付きチューブ容器
3日前
大日本印刷株式会社
積層体、チューブ容器及びキャップ付きチューブ容器
3日前
大日本印刷株式会社
デュアルインターフェースICカードおよびその製造方法
9日前
大日本印刷株式会社
暗号化方法、復号方法、情報処理システム及びプログラム
21日前
大日本印刷株式会社
チューブ容器用包材、チューブ容器及びキャップ付きチューブ容器
2日前
大日本印刷株式会社
積層体及び包装袋
15日前
続きを見る