TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025085589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2024108220
出願日
2024-07-04
発明の名称
電子南京錠
出願人
維夫拉克股フン有限公司
,
WAFERLOCK Corp.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E05B
67/18 20060101AFI20250529BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】不正解錠を防止できる電子南京錠の提供。
【解決手段】第1のシャックル孔251Aを経由して収容空間内に挿し込まれる第1のアーム31Aの先端が揺動部271の制限面273に当接して揺動部271の揺動を阻止して係合位置に保持することによって、揺動部271の係合フック274はバッテリーカバー26に形成される固定溝に嵌め込まれ続けてバッテリーカバー26が取り外されることを防ぐので、バッテリー53が取り外されることを前提とする不正解錠を防止することができる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジング手段と、シャックル手段と、ロック手段とを備える電子南京錠であって、
前記ハウジング手段は、収容空間を囲むハウジング本体を有し、前記ハウジング本体は、バックプレートと、脱着可能に前記バックプレートに取り付けられるバッテリーカバーと、前記バックプレートに配置される回転部材と、
互いに間を開けて且つ所定の高さ方向に沿って延伸するように前記ハウジング本体の一端部に形成される第1のシャックル孔及び第2のシャックル孔と、を有するように構成され、
前記回転部材は、前記ハウジング本体外から前記バックプレートを挿通して前記収容空間内に延伸し、且つ、回転可能に前記バックプレートに取り付けられる回転スイッチと、前記収容空間内において前記回転スイッチに取り付けられて前記回転スイッチの回転に応じて係合位置とリリース位置との間に切り替えられるように揺動する揺動部と、を有し、前記揺動部は、前記リリース位置において前記第1のシャックル孔側に面する制限面と、前記制限面の反対側に形成される係合フックと、を有するように形成されており、
前記バッテリーカバーは、前記揺動部が前記係合位置に切り替えられる際に前記揺動部が有する前記係合フックが嵌め込まれる固定溝を有するように形成されることにより、前記固定溝に嵌め込まれる前記揺動部が有する前記係合フックによって前記ハウジング本体に係合固定され、前記揺動部が前記リリース位置に切り替えられると前記係合フックが前記固定溝から離れて前記ハウジング本体から取り外されることが可能に構成されており、
前記シャックル手段は、連結アームと、前記連結アームの一端から前記高さ方向に沿って延伸し、前記第1のシャックル孔を経由して前記収容空間内に挿入する第1のアームと、前記連結アームの他の一端から前記高さ方向に沿って延伸し、前記第2のシャックル孔を経由して前記収容空間内に挿入すると共に、前記第1のアームより短い第2のアームと、を有するように形成されており、また、前記第1のアームと前記第2のアームには、互いに向かい合うように凹陥する係合溝がそれぞれ形成されており、
前記ロック手段は、前記高さ方向に直交する左右方向に沿って、前記収容空間内において互いに接近/離間可能に摺動する2つのスライド部材と、前記ハウジング手段に取り付けられると共に、前記高さ方向に沿う移動で2つの前記スライド部材の間に進入して2つの前記スライド部材の更なる接近を阻止するストッパーと、を有しており、
前記シャックル手段の前記第1のアームと前記第2のアームにそれぞれ形成される前記係合溝が前記収容空間内に位置し、2つの前記スライド部材がそれぞれ有する係合部が2つの前記係合溝内に嵌め込まれ、且つ、前記ストッパーが2つの前記スライド部材の間に進入して2つの前記スライド部材の接近を阻止することにより、2つの前記スライド部材がそれぞれ有する係合部が前記第1のアームと前記第2のアームにそれぞれ形成される前記係合溝に嵌め込まれた状況が維持されるので、前記シャックル手段の前記ハウジング手段に対する相対移動が不可能なロック状態になり、また、このロック状態において、前記第1のシャックル孔を経由して前記収容空間内に挿し込まれる前記第1のアームの先端が前記揺動部の前記制限面に当接して前記揺動部の揺動を阻止して前記係合位置に保持することによって、前記揺動部の前記係合フックが前記バッテリーカバーに形成される前記固定溝に嵌め込まれ続けて前記バッテリーカバーを取り外すことも不可能になる、電子南京錠。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ハウジング手段に取り付けられるモータと、前記モータから前記高さ方向に沿って前記ストッパーまで延伸し、前記モータにより前記高さ方向に沿って駆動されて前記ストッパーの移動を制御するバルブロッドと、を有する制御手段を更に備える、請求項1に記載の電子南京錠。
【請求項3】
前記制御手段は、前記モータに信号的に接続する制御モジュールと、前記制御モジュールに稼働用の電力を提供するバッテリーと、を更に有する、請求項2に記載の電子南京錠。
【請求項4】
前記制御手段は、前記制御モジュールに信号的に接続する指紋センサーを更に有し、前記指紋センサーは前記ハウジング手段外に露出するセンサ面を有することにより、前記制御モジュールは前記指紋センサーの検知結果に応じて、前記モータに前記バルブロッドを動かすアンロック信号を出力して前記ストッパーを2つの前記スライド部材の間から離れさせる、請求項3に記載の電子南京錠。
【請求項5】
前記ハウジング手段は、前記ハウジング本体に取り付けられて前記ハウジング本体と共に前記収容空間を囲む蓋部材を更に有する、請求項1に記載の電子南京錠。
【請求項6】
前記ハウジング本体は、前記バックプレートの周縁から前記高さ方向及び前記左右方向の両方に直交する厚み方向に沿って延伸すると共に、前記第1のシャックル孔及び前記第2のシャックル孔が形成される周壁と、前記高さ方向において互いに間を開けると共に、それぞれ前記左右方向に沿って延伸する2つの案内溝と、が形成されており、
2つの前記スライド部材にはそれぞれ1つの前記案内溝内に嵌め込まれる突起部が形成され、前記突起部の前記案内溝内における前記左右方向に沿う摺動によって、2つの前記スライド部材は互いに接近/離間し、2つの前記スライド部材が互いに離間すると、前記ストッパーは2つの前記スライド部材の間に進入して2つの前記スライド部材の更なる接近を阻止することができ、
そして前記ストッパーが2つの前記スライド部材の間から離れると、2つの前記スライド部材は互いに接近することで、2つの前記スライド部材がそれぞれ有する前記係合部は前記シャックル手段の前記第1のアームと前記第2のアームにそれぞれ形成される前記係合溝から離れて前記シャックル手段の前記第1のアームと前記第2のアームが前記ハウジング手段に対して相対移動可能になる、請求項1に記載の電子南京錠。
【請求項7】
前記ロック手段は、2つの前記スライド部材の間に介在して2つの前記スライド部材を互いに離間させる付勢力を2つの前記スライド部材に与え続ける付勢部材を更に有する、請求項1に記載の電子南京錠。
【請求項8】
前記付勢部材は圧縮コイルばねである、請求項7に記載の電子南京錠。
【請求項9】
2つの前記スライド部材がそれぞれ有する前記係合部は、いずれも他の1つの前記スライド部材側に面する第1の当接面を有し、
また、2つの前記スライド部材はいずれも前記係合部の第1の当接面の前記高さ方向における隣において、他の1つの前記スライド部材側へ延伸して先端に第2の当接面がある延伸部が形成されており、
そして1つの前記スライド部材の前記係合部が有する前記第1の当接面は、他の1つの前記スライド部材の前記延伸部が有する前記第2の当接面と前記左右方向において互いに向かい合い、
更に、2つの前記スライド部材がそれぞれ有する、互いに向かい合っていると共にそれぞれ
前記第1のシャックル孔及び前記第2のシャックル孔の反対側にある前記第1の当接面と前記第2の当接面との間に、前記ストッパーが進入可能になっている、請求項1に記載の電子南京錠。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は南京錠に関し、特に、電子南京錠に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
図1に特許文献1に記載される従来の南京錠1は、ハウジング11と、U字形に形成されて可動的にハウジング11に取り付けられるシャックル12と、ハウジング11内に可動的に取り付けられると共に先端が球面に形成される一対の係合アーム13と、一対の係合アーム13の間の距離を制御する作動アーム14と、を有する。
【0003】
シャックル12は長アーム部121と短アーム部122とを有し、長アーム部121と短アーム部122には互いに向かい合って開口し、且つ、係合アーム13の球面先端を嵌め込むことができる係合溝123がそれぞれ形成されている。
【0004】
シャックル12の長アーム部121の先端は常にハウジング11内に収容され、そしてシャックル12のハウジング11に対する相対移動によって、短アーム部122の先端がハウジング11内に収容されるロック状態と、短アーム部122の先端がハウジング11外に露出する開放状態との間に切り替えられる。また、短アーム部122の先端がハウジング11内に収容されるロック状態においては、長アーム部121と短アーム部122とにそれぞれ形成される係合溝123内に一対の係合アーム13それぞれの球面先端が嵌まり込む上、一対の係合アーム13の間に入り込む作動アーム14によって一対の係合アーム13の間の距離が縮まないように制限されることによって、シャックル12のハウジング11に対する相対移動は一対の係合アーム13により阻止される。
【0005】
また、例えば鍵を使って作動アーム14を一対の係合アーム13の間から離れさせると、シャックル12の短アーム部122の先端をハウジング11外に引っ張り出す操作は、係合溝123と係合アーム13の球面先端の形状対応関係によって一対の係合アーム13を互いに接近させることで達成することができる。
【0006】
しかしながら、図2に示されるように、例えば薄い金属板10をシャックル12の短アーム部122とハウジング11との隙間に挿入すると、係合溝123と係合アーム13の球面先端の形状対応関係によって作動アーム14を退かせて一対の係合アーム13を互いに接近させると共に、シャックル12の短アーム部122の先端をハウジング11外に引っ張り出すといった、不正解錠が可能になるため、改善の余地が残されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
中国特許公開第114320037A号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明は不正解錠を防止できる電子南京錠の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成すべく、本発明の電子南京錠はハウジング手段と、シャックル手段と、ロック手段とを備え、
前記ハウジング手段は、収容空間を囲むハウジング本体を有し、前記ハウジング本体は、バックプレートと、脱着可能に前記バックプレートに取り付けられるバッテリーカバーと、前記バックプレートに配置される回転部材と、
互いに間を開けて且つ所定の高さ方向に沿って延伸するように前記ハウジング本体の一端部に形成される第1のシャックル孔及び第2のシャックル孔と、を有するように構成され、
前記回転部材は、前記ハウジング本体外から前記バックプレートを挿通して前記収容空間内に延伸し、且つ、回転可能に前記バックプレートに取り付けられる回転スイッチと、前記収容空間内において前記回転スイッチに取り付けられて前記回転スイッチの回転に応じて係合位置とリリース位置との間に切り替えられるように揺動する揺動部と、を有し、前記揺動部は、前記リリース位置において前記第1のシャックル孔側に面する制限面と、前記制限面の反対側に形成される係合フックと、を有するように形成されており、
前記バッテリーカバーは、前記揺動部が前記係合位置に切り替えられる際に前記揺動部が有する前記係合フックが嵌め込まれる固定溝を有するように形成されることにより、前記固定溝に嵌め込まれる前記揺動部が有する前記係合フックによって前記ハウジング本体に係合固定され、前記揺動部が前記リリース位置に切り替えられると前記係合フックが前記固定溝から離れて前記ハウジング本体から取り外されることが可能に構成されており、
前記シャックル手段は、連結アームと、前記連結アームの一端から前記高さ方向に沿って延伸し、前記第1のシャックル孔を経由して前記収容空間内に挿入する第1のアームと、前記連結アームの他の一端から前記高さ方向に沿って延伸し、前記第2のシャックル孔を経由して前記収容空間内に挿入すると共に、前記第1のアームより短い第2のアームと、を有するように形成されており、また、前記第1のアームと前記第2のアームには、互いに向かい合うように凹陥する係合溝がそれぞれ形成されており、
前記ロック手段は、前記高さ方向に直交する左右方向に沿って、前記収容空間内において互いに接近/離間可能に摺動する2つのスライド部材と、前記ハウジング手段に取り付けられると共に、前記高さ方向に沿う移動で2つの前記スライド部材の間に進入して2つの前記スライド部材の更なる接近を阻止するストッパーと、を有しており、
この構成により、前記シャックル手段の前記第1のアームと前記第2のアームにそれぞれ形成される前記係合溝が前記収容空間内に位置し、2つの前記スライド部材がそれぞれ有する係合部が2つの前記係合溝内に嵌め込まれ、且つ、前記ストッパーが2つの前記スライド部材の間に進入して2つの前記スライド部材の接近を阻止することにより、2つの前記スライド部材がそれぞれ有する係合部が前記第1のアームと前記第2のアームにそれぞれ形成される前記係合溝に嵌め込まれた状況が維持されるので、前記シャックル手段の前記ハウジング手段に対する相対移動が不可能なロック状態になり、また、このロック状態において、前記第1のシャックル孔を経由して前記収容空間内に挿し込まれる前記第1のアームの先端が前記揺動部の前記制限面に当接して前記揺動部の揺動を阻止して前記係合位置に保持することによって、前記揺動部の前記係合フックが前記バッテリーカバーに形成される前記固定溝に嵌め込まれ続けて前記バッテリーカバーを取り外すことも不可能になる。
【発明の効果】
【0010】
上記構成により、本発明の電子南京錠はロック状態において、シャックル手段の第1のアームと第2のアームにそれぞれ形成される係合溝が収容空間内に位置し、2つのスライド部材がそれぞれ有する係合部が2つの係合溝内に嵌め込まれ、且つ、ストッパーが2つのスライド部材の間に進入して2つのスライド部材の接近を阻止することにより、2つのスライド部材がそれぞれ有する係合部が第1のアームと第2のアームにそれぞれ形成される係合溝に嵌め込まれた状況が維持されるので、シャックル手段のハウジング手段に対する相対移動が不可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
リョービ株式会社
ヒンジ装置
17日前
株式会社SKB
引き戸装置
19日前
リョービ株式会社
ドアクローザ
29日前
マツ六株式会社
引戸用鎌錠
11日前
株式会社ナスタ
荷物受取容器
1か月前
株式会社ナスタ
荷物受取容器
23日前
株式会社アイシン
ドア支持装置
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
電気錠
4日前
マツ六株式会社
引戸の引手部材
22日前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
2か月前
株式会社アイシン
障害物判定装置
19日前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
2か月前
株式会社アイシン
開閉体制御装置
19日前
株式会社アイシン
開閉体制御装置
19日前
株式会社ユーシン
ドアハンドル装置
29日前
株式会社ユーシン
ドアハンドル装置
12日前
株式会社ユーシン
ドアハンドル装置
12日前
株式会社アンセイ
ロック装置
19日前
ミネベアミツミ株式会社
車両用ドア
1か月前
株式会社ユーシン
ドアハンドル装置
12日前
株式会社アイシン
キーユニット
24日前
株式会社アイシン
制御システム
15日前
タキゲン製造株式会社
掛け金
4日前
三和シヤッター工業株式会社
引き違い戸
25日前
三菱自動車工業株式会社
車両の開口部の開閉装置
2か月前
株式会社LIXIL
電気錠システム
2か月前
株式会社シブタニ
ロック装置
2か月前
株式会社ノムラテック
補助錠装置
2か月前
株式会社ノムラテック
補助錠装置
16日前
マツ六株式会社
ラッチ錠
2か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
車両用ドアラッチ装置
1か月前
ホーチキ株式会社
鍵ボックス及び鍵管理システム
25日前
株式会社LIXIL
鍵及び管理装置
11日前
株式会社アンセイ
車両用開閉体のロック装置
5日前
続きを見る
他の特許を見る