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公開番号2025085467
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199363
出願日2023-11-24
発明の名称シート包装体
出願人大王製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 83/08 20060101AFI20250529BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートの取出性に優れるシート包装体を提供する。
【解決手段】シート包装体は、積層された複数枚のシートと、シートが収容された樹脂フィルム製の包装袋と、包装袋の天面に設けられた開裂用切目線が開裂することにより天面に形成されるシートの取出口とを有し、開裂用切目線は、包装袋の第1方向に延び、第1方向と直交する第2方向に所定の間隔をあけて配置された一対の第1ミシン目と、第1ミシン目の端部と連続して第1ミシン目から離れる方向に延び、第1ミシン目から離れるに従って第2方向の間隔が広くなる一対の第2ミシン目と、第2ミシン目の中間部と連続して第2ミシン目間を第2方向に延びる第3ミシン目と、を有し、第1ミシン目、第1ミシン目の端部から第2ミシン目の中間部までの部分、および第3ミシン目が開裂することにより、取出口の端部にフラップが形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
積層された複数枚のシートと、前記シートが収容された樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に設けられた開裂用切目線が開裂することにより前記天面に形成される前記シートの取出口とを有する、シート包装体であって、
前記開裂用切目線は、
前記包装袋の第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に所定の間隔をあけて配置された一対の第1ミシン目と、
前記第1ミシン目の端部と連続して前記第1ミシン目から離れる方向に延び、前記第1ミシン目から離れるに従って前記第2方向の間隔が広くなる一対の第2ミシン目と、
前記第2ミシン目の中間部と連続して前記第2ミシン目間を前記第2方向に延びる第3ミシン目と、を有し、
前記第1ミシン目、前記第1ミシン目の前記端部から前記第2ミシン目の前記中間部までの部分、および前記第3ミシン目が開裂することにより、前記取出口の端部にフラップが形成される、シート包装体。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第3ミシン目は、前記第1ミシン目から離れる方向に湾曲する、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項3】
前記第1ミシン目と前記第2ミシン目との間の角度が、100°以上160°以下である、請求項1または2に記載のシート包装体。
【請求項4】
前記第1ミシン目と前記第2ミシン目との間の角部が丸みを帯びている、請求項1または2に記載のシート包装体。
【請求項5】
前記第2ミシン目の先端が、相互に近づく方向に円弧状に曲がる、請求項1または2に記載のシート包装体。
【請求項6】
前記天面の長さに対する前記取出口の長さの割合が60%以上90%以下である、請求項1または2に記載のシート包装体。
【請求項7】
前記天面の幅に対する前記取出口の最大幅の割合が20%以上50%以下である、請求項1または2に記載のシート包装体。
【請求項8】
前記取出口の長さに対する前記フラップの長さの割合が10%以上40%以下である、請求項1または2に記載のシート包装体。
【請求項9】
前記フラップの幅に対する一方の前記第2ミシン目の前記中間部から他方の前記第2ミシン目の中間部までの距離の割合が5%以上40%以下である、請求項1または2に記載のシート包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート包装体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ティシューペーパー等の衛生薄葉紙は、カートンと呼ばれる厚紙の箱に収容されたものが普及している。一方、カートンタイプの衛生薄葉紙は、持ち運びや保管の際に嵩張ることや、使用後の廃棄、環境負荷、コスト等の問題があることから、近年、衛生薄葉紙等のシートが可撓性のフィルム包装袋に収容されたシート包装体の需要が高まっている。
【0003】
例えば、特許文献1には、衛生用紙が収容された可撓性フィルムの包装袋に、衛生用紙を取り出すためのミシン目が形成されたフィルム包装体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-188092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のフィルム包装体は、包装袋内から衛生用紙等のシートを取り出す際にシートが取出口に詰まりやすく、取り出しづらい。また、取出口に保持されたシートは倒れやすく、シートが包装袋に接触して不衛生である。包装袋に収容されたシートが少なくなると包装袋内にシートが落ち込みやすく、シートを取り出す際に包装袋が持ち上がりやすい。このように、従来のフィルム包装体は、シートの取出性に課題がある。
【0006】
本発明の課題は、シートの取出性に優れるシート包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る第1の態様は、積層された複数枚のシートと、前記シートが収容された樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に設けられた開裂用切目線が開裂することにより前記天面に形成される前記シートの取出口とを有する、シート包装体であって、前記開裂用切目線は、前記包装袋の第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に所定の間隔をあけて配置された一対の第1ミシン目と、前記第1ミシン目の端部と連続して前記第1ミシン目から離れる方向に延び、前記第1ミシン目から離れるに従って前記第2方向の間隔が広くなる一対の第2ミシン目と、前記第2ミシン目の中間部と連続して前記第2ミシン目間を前記第2方向に延びる第3ミシン目と、を有し、前記第1ミシン目、前記第1ミシン目の前記端部から前記第2ミシン目の前記中間部までの部分、および前記第3ミシン目が開裂することにより、前記取出口の端部にフラップが形成される、シート包装体である。
【0008】
第1の態様では、第1ミシン目、第1ミシン目の端部から第2ミシン目の中間部までの部分、および第3ミシン目が開裂することにより、取出口の両端部が末広がりに開口する。これにより、シートを取り出す際に、シートが取出口の両端部に詰まったり、破れることを防ぐことができる。
【0009】
また、取出口の両端部にフラップが形成されることで、シートを取り出す際に、シートと取出口の両端部との摩擦力が低減されるため、シートをスムーズに取り出すことができる。さらに、第1方向が上下方向になるようにシート包装体を置いて、またはぶら下げて使用する場合に、取出口の両端部のいずれか一方の端部側にシートが引き出されても、シートと取出口の端部との摩擦力が低減され、シートをスムーズに取り出すことができる。
【0010】
また、シートと取出口の両端部との摩擦力が低減されることにより、収容されたシートが少なくなっても、引き出されるシートが取出口に引っ掛かりづらくなるため、包装袋が持ち上がること(以下、包装袋の持ち上がりという)を防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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