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公開番号
2025086164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023200045
出願日
2023-11-27
発明の名称
トイレットロール
出願人
大王製紙株式会社
代理人
弁理士法人永井国際特許事務所
主分類
A47K
10/16 20060101AFI20250530BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】柔らかさ、ふんわり感といった肌触りに関する品質面と、シャワートイレでの使用に必要なしっかり感や吸水性といった機能性とが両立され、通常使用でも洗浄機能付きトイレでの使用でも不満を感じ難いトイレットロールを提供する。
【解決手段】
二枚のシートが積層されている2プライのトイレットペーパーが紙管に巻かれたトイレットロールであって、巻長さが20~40m、ロール径が110~130mmであり、各シートの坪量が15.5~20.0g/m
2
であり、トイレットペーパーは、一方面に凹部、他方面に前記凹部に対応する凸部を有するシートが、その凸部形成面同士が対面するようにして積層され、凸部の頂部において接着糊によって接着され、かつ、離解フリーネスが500cc以上650cc以下であり、乾燥引張強度の縦横比が、2.9以上3.8以下であり、横方向の湿潤引張強度/横方向の乾燥引張強度の値が0.20~0.40である、トイレットロールにより解決される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
二枚のシートが積層されている2プライのトイレットペーパーが紙管に巻かれたトイレットロールであって、
前記トイレットロールは、
巻長さが20~40m、ロール径が110~130mmであり、
前記トイレットペーパーは、
各シートの坪量が15.5~20.0g/m
2
であり、エンボス加工によって一方面に凹部、他方面に前記凹部に対応する凸部を有するシートが、その凸部形成面同士が対面するようにして積層され、凸部の頂部において接着糊によって接着されており、
かつ、離解フリーネスが500cc以上650cc以下であり、縦方向の乾燥引張強度と横方向の乾燥引張強度の比(縦方向の乾燥引張強度/横方向の乾燥引張強度)が、2.9以上3.8以下であり、横方向の湿潤引張強度と横方向の乾燥引張強度の比(横方向の湿潤引張強度/横方向の乾燥引張強度)が0.20~0.40である、
ことを特徴とする、トイレットロール。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記トイレットペーパーを4枚重ねて、圧縮試験機により測定端子を押し込んだ際の0.5gf/cm
2
荷重時T0から50gf/cm
2
荷重時Tmまでの変位量(T0-Tm)である伸縮性が1.0mm以上である、請求項1記載のトイレットロール。
【請求項3】
一方のシートの凸部が、他方のシートの凸部以外の部分に位置されたネステッド形式の積層形態であり、かつ、ロールの巻外面側に位置するシートの凸部に付与された接着糊によって、二枚のシートが接着されている、請求項1又は2記載のトイレットロール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯状のトイレットペーパーがロール状に巻かれているトイレットロールに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
トイレットロールにおいては、消費者の嗜好性の多様化により、各種の嗜好性に適合させた製品群に応じた開発が行われている。例えば、2プライのトイレットペーパーが25~30m程度の巻取長で巻かれている標準品・通常品とも称される製品群、通常品の3倍の75~90m程度の巻取長となっている長尺品とも称される製品群、通常品と同程度の巻取長で、特に湿潤強度と吸水性が高められたトイレットペーパーが巻かれているシャワートイレ用とも称される製品群等がある。
【0003】
通常品は、旧来からの巻取長の製品であり、長尺品と比較して坪量や紙厚が相対的に高く、近年では高品質の製品群となっており、肌へのダメージや、柔らかさ、ふんわり感といった肌触り等の品質を重視する消費者に好まれている。また、長尺品は、購入・交換回数が少なくなるメリット等を重視する消費者に好まれている。シャワートイレ用は、シャワートイレで排便部位や排尿部位を温水や水で洗浄した後に、洗浄によって肌に付着した水分とともに便や尿を拭き取る際の拭き取り性や安心感といった機能を重視する消費者に好まれている。
【0004】
シャワートイレ用の製品は、例えば、湿潤紙力剤や、カチオン性アルデヒド変性ポリアクリルアミド系共重合体といった一過性湿潤紙力剤を用いたり、エンボス加工されたプライを接着糊によって積層接着するラミネートエンボス技術を用いたりすることで、湿潤強度、シートの厚み、強度さらにプライ間の空隙の保持性が高められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平08-56868号公報
特開2006-320688号公報
特開2011-153387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、シャワートイレ用の製品は、しっかり感を発現させるために紙のコシが高められていたり、接着糊に起因するパリパリとしたごわつきが感じられやすかったり、湿潤紙力剤等の高配合による水解性が悪いなど、通常品の製品群のものよりも柔らかさやふんわり感といった品質面や水解性において劣ることがある。これらは、シャワートイレ用を好む消費者における不満点となることがある。
【0007】
他方で、洗浄機能付きトイレの普及が進み、洗浄機能付きトイレが身近になってきていることから、柔らかさやふんわり感といった品質を重視して通常品を利用していた消費者において、洗浄機能付きトイレにおいて使用した際における吸水性や紙のしっかり感を十分ではないと感じるものがいることが、出願人の調査により判明した。
【0008】
そこで、本発明の主たる課題は、通常品のような柔らかさ、ふんわり感といった肌触りに関する品質面と、シャワートイレ用のような紙のしっかり感や吸水性といった機能性とを両立し、通常使用でも洗浄機能付きトイレでの使用でも不満を感じ難いトイレットロールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決した第一の手段は、
二枚のシートが積層されている2プライのトイレットペーパーが紙管に巻かれたトイレットロールであって、
前記トイレットロールは、
巻長さが20~40m、ロール径が110~130mmであり、
前記トイレットペーパーは、
各シートの坪量が15.5~20.0g/m
2
であり、エンボス加工によって一方面に凹部、他方面に前記凹部に対応する凸部を有するシートが、その凸部形成面同士が対面するようにして積層され、凸部の頂部において接着糊によって接着されており、
かつ、離解フリーネスが500cc以上650cc以下であり、縦方向の乾燥引張強度と横方向の乾燥引張強度の比(縦方向の乾燥引張強度/横方向の乾燥引張強度)が、2.9以上3.8以下であり、横方向の湿潤引張強度と横方向の乾燥引張強度の比(横方向の湿潤引張強度/横方向の乾燥引張強度)が0.20~0.40である、
ことを特徴とする、トイレットロールである。
【0010】
第二の手段は、
前記トイレットペーパーを4枚重ねて、圧縮試験機により測定端子を押し込んだ際の0.5gf/cm
2
荷重時T0から50gf/cm
2
荷重時Tmまでの変位量(T0-Tm)である伸縮性が1.0mm以上である、上記第一の手段に係るトイレットロール。
(【0011】以降は省略されています)
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