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公開番号2025101163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217806
出願日2023-12-25
発明の名称RFIDタグ及び下げ札
出願人大王製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類G06K 19/077 20060101AFI20250630BHJP(計算;計数)
要約【課題】通信性能の低下を抑制できるRFIDタグを提供する。
【解決手段】RFIDタグ1において、ICチップ21に接続されるループ状導体22は、タグ長手方向(X方向)の中央部より一方側(例えばX正方向側)に偏って配置される。ループ状導体22からX方向の両側に延在する一対の矩形状導体23A、23Bのうち、ループ状導体22が偏る側であってX方向の寸法が他方よりも短い一方の矩形状導体23Bには短冊状に形成される短冊部232Cが設けられる。短冊部232Cは、ICチップ21から一方の矩形状導体23BのX正方向側の縁端までの距離に対して、ICチップ21から一方の矩形状導体23Bを介して短冊部232Cの先端までの距離が長くなるよう設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
RFIDタグであって、
識別情報が記録されるICチップと、
当該RFIDタグの短手方向に延在し、長手方向の両端に対向して配置される一対の対辺部を有する環状に形成され、前記ICチップに接続されるループ状導体と、
前記一対の対辺部から前記長手方向の両側に延在し、矩形状に形成される一対の矩形状導体と、
を備え、
前記ループ状導体は、前記長手方向の中央部より一方側に偏って配置され、
前記一対の矩形状導体のうち、前記ループ状導体が偏る側であって前記長手方向の寸法が他方よりも短い一方の矩形状導体には短冊状に形成される少なくとも1つの短冊部が設けられ、
前記少なくとも1つの短冊部は、前記ICチップから前記一方の矩形状導体の前記長手方向の縁端までの距離に対して、前記ICチップから前記一方の矩形状導体を介して前記短冊部の先端までの距離が長くなるよう設けられる、
RFIDタグ。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記一方の矩形状導体は、前記短手方向の両端の一方から前記ループ状導体より前記短手方向の外側へ突出する第1突出部を有し、
前記一対の矩形状導体のうち、前記一方の矩形状導体とは前記長手方向の反対側に配置され前記長手方向の寸法が前記一方の矩形状導体よりも長い他方の矩形状導体は、
前記短手方向の前記第1突出部と同じ側から前記ループ状導体より前記短手方向の外側へ突出する第2突出部と、
前記第2突出部から前記長手方向の中央側へ前記長手方向に沿って突出して設けられ、短冊状に形成される第2短冊部と、
を有し、
前記一方の矩形状導体に設けられる短冊部は、
前記第1突出部から前記短手方向に沿って前記一方の矩形状導体と隙間を空けつつ前記短手方向の前記他方側へ延在する第1部分と、
前記第1部分の先端から前記長手方向の前記中央側へ屈曲して、前記長手方向に沿って前記一方の矩形状導体及び前記ループ状導体と隙間を空けつつ前記長手方向の前記中央側へ延在する第2部分と、を有する、
請求項1に記載のRFIDタグ。
【請求項3】
前記一方の矩形状導体は、
前記短手方向の両端の少なくとも一方から前記ループ状導体より前記短手方向の外側へ突出する突出部を有し、
前記短冊部は、前記突出部から前記長手方向の中央側へ前記長手方向に沿って突出して設けられる、
請求項1に記載のRFIDタグ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載のRFIDタグが取り付けられる下げ札であって、
前記RFIDタグの前記一対の矩形状導体のうち、前記一方の矩形状導体とは前記長手方向の反対側に配置され前記長手方向の寸法が前記一方の矩形状導体よりも長い他方の矩形状導体と交差する位置に設けられるミシン目を備える、
下げ札。
【請求項5】
前記ミシン目は、前記他方の矩形状導体及び前記短冊部と交差する位置に設けられる、
請求項4に記載の下げ札。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、RFIDタグ及び下げ札に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
管理対象の物品にRFID(Radio Frequency Identificadon)タグを貼付し、当該物品に関する情報についてタグとの間で読み書きを行うことにより高精度かつ簡易に物品の管理を行う手法が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、製本時に表紙などにRFIDタグを貼付して本の管理に利用する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-326474
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、一般に本は多数の紙を綴じて作製される。また、書店での販売時や保管時、図書館での保管時などに、多数の本を平積みする場合が多い。このため、例えば表紙や裏表紙などの表紙部分や、表紙部分に近い見返しや扉などにRFIDタグが貼付されている場合には、平積みされている各本のRFIDタグが上下の本に挟持される配置となり得る。このような配置状態では、各本に貼付されるRFIDタグ同士が近接することの影響や、本を形成する多数の紙に含まれる水分などの影響によってRFIDタグの通信距離が低下し、RFIDタグの読取精度が悪化する場合がある。なお、本棚に複数の本を密接させて並べる場合も同様の問題が生じ得る。
【0006】
本開示は、通信性能の低下を抑制できるRFIDタグ及び下げ札を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態の一観点に係るRFIDタグは、識別情報が記録されるICチップと、当該RFIDタグの短手方向に延在し、長手方向の両端に対向して配置される一対の対辺部を有する環状に形成され、前記ICチップに接続されるループ状導体と、前記一対の対辺部から前記長手方向の両側に延在し、矩形状に形成される一対の矩形状導体と、を備え、前記ループ状導体は、前記長手方向の中央部より一方側に偏って配置され、前記一対の矩形状導体のうち、前記ループ状導体が偏る側であって前記長手方向の寸法が他方よりも短い一方の矩形状導体には短冊状に形成される少なくとも1つの短冊部が設けられ、前記少なくとも1つの短冊部は、前記ICチップから前記一方の矩形状導体の前記長手方向の縁端までの距離に対して、前記ICチップから前記一方の矩形状導体を介して前記短冊部の先端までの距離が長くなるよう設けられる。
【0008】
この態様によれば、RFIDタグの長手方向の中央部より一方側にループ状導体が偏って配置されるアンテナパターンであっても、タグ長手方向の寸法が短い矩形状導体側のアンテナ部においてICチップから流れ出る電流の電流経路の最大長を増やすことができる。これにより、タグ長手方向の寸法が長い矩形状導体側のアンテナ部の電流経路の最大長の差分を縮小できるので、RFIDタグの通信性能の低下を抑制することができる。
【0009】
本発明の実施形態の他の観点に係るRFIDタグでは、前記一方の矩形状導体は、前記短手方向の両端の一方から前記ループ状導体より前記短手方向の外側へ突出する第1突出部を有し、前記一対の矩形状導体のうち、前記一方の矩形状導体とは前記長手方向の反対側に配置され前記長手方向の寸法が前記一方の矩形状導体よりも長い他方の矩形状導体は、前記短手方向の前記第1突出部と同じ側から前記ループ状導体より前記短手方向の外側へ突出する第2突出部と、前記第2突出部から前記長手方向の中央側へ前記長手方向に沿って突出して設けられ、短冊状に形成される第2短冊部と、を有し、前記一方の矩形状導体に設けられる短冊部は、前記第1突出部から前記短手方向に沿って前記一方の矩形状導体と隙間を空けつつ前記短手方向の前記他方側へ延在する第1部分と、前記第1部分の先端から前記長手方向の前記中央側へ屈曲して、前記長手方向に沿って前記一方の矩形状導体及び前記ループ状導体と隙間を空けつつ前記長手方向の前記中央側へ延在する第2部分と、を有する構成でもよい。
【0010】
この態様によれば、タグ長手方向寸法が長い方の矩形状導体に接続される短冊部の先端部と、タグ長手方向寸法が短い方の矩形状導体に接続される短冊部の第2部分の先端部とが、矩形状導体を挟んでRFIDタグの短手方向の反対側に配置される。これにより、2つの短冊部のそれぞれの先端部よりさらに先に空間ができるので、2つの短冊部の一方を伸ばしても他方と突き当たることがなく、短冊部の長さの調整の自由度を向上できる。この結果、ループ状導体に対してタグ長手方向の両側に配置される一対のアンテナ部の電流経路の最大長をより均等化しやすくできる。
(【0011】以降は省略されています)

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