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公開番号2025085171
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198854
出願日2023-11-24
発明の名称採尿容器
出願人クリエートメディック株式会社
代理人個人
主分類A61F 5/44 20060101AFI20250529BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】使用しないときは容器の容量を縮小することが可能であり、容器を縮小から伸展させる操作も容易に行うことが可能であり、極めて使い勝手が良い採尿容器を提供する。
【解決手段】筒状で有底の容器本体11は、周面12に軸線方向に伸縮する蛇腹部13が形成され、尿を収容するときの原形状態と畳まれた圧縮状態とに変形可能であり、容器本体11の底部15に、容器本体11を圧縮状態から原形状態に戻すときに掴んで引っ張る取っ手16が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
尿を収容する採尿容器において、
筒状で有底の容器本体は、周面の少なくとも一部が軸線方向に伸縮する蛇腹状に形成され、尿を収容するときの原形状態と、前記蛇腹状の部分が折り畳まれた圧縮状態とに変形可能であり、
前記容器本体の上端側に設けられ、尿を出し入れ可能な口部と、前記容器本体の下端側に設けられ、載置面上に置いたときに前記容器本体を自立させる底部と、を有し、
前記容器本体の底部に、該容器本体を前記圧縮状態から前記原形状態に戻すときに掴んで引っ張る取っ手が設けられたことを特徴とする採尿容器。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記取っ手は、可撓性を有するシート状に形成され、前記底部を載置面上に置いたときに平たく前記底部の下面に沿う状態に変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の採尿容器。
【請求項3】
前記取っ手は、前記底部の下面の範囲内に収まる舌片型に形成され、前記底部を載置面上に置いたときに前記底部の下面に平たく沿う一方、掴んで引っ張るときに下面より接合部分を起点に起立可能であることを特徴とする請求項2に記載の採尿容器。
【請求項4】
前記取っ手は、前記底部の下面を直径方向に横切る帯型に形成され、一端および他端を、前記底部の下面に連なる周面の下端側に接合させたことを特徴とする請求項2に記載の採尿容器。
【請求項5】
前記容器本体の上端側で前記口部の傍らに、前記底部にある前記取っ手と前記容器本体の上下方向に対向して配され、前記容器本体を圧縮状態から原形状態に戻すときに前記取っ手と共に掴んで引っ張る上部取っ手が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の採尿容器。
【請求項6】
前記口部に着脱可能に外嵌して密閉可能な蓋体を有し、
前記蓋体を前記口部に対して軸線方向に押し付けることで前記口部に嵌合する一方、前記蓋体を前記口部に対して軸線回りに一方向へ回転させることで前記口部から離脱するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の採尿容器。
【請求項7】
前記口部は、真円形に開口した管状に形成され、該口部の外周に、全周に亘り外側に出っ張る環状の被係合部が設けられ、
前記蓋体は、内側の内周が前記口部の外周に外嵌する楕円形に形成され、該蓋体の内周の短径が前記口部の外径にほぼ合致し、該蓋体の内周に、長軸方向に対向する位置で中心側に出っ張り、該蓋体を前記口部に対して所定の回転角度位置で被せて軸線方向に押し付けたとき、前記蓋体および前記口部の少なくとも一方の弾性変形により、前記被係合部を乗り越えて該被係合部に係合する係合部が設けられ、
前記容器本体の上端側で前記口部の傍らに、前記蓋体の開口端縁に対して当接する凸部が設けられ、
前記蓋体の開口端縁に、前記蓋体が前記口部に対して前記所定の回転角度位置で外嵌したときに前記凸部に始端が当接し、前記蓋体を前記口部に対して前記所定の回転角度位置より軸線回りに一方向へ回転させると、前記被係合部と前記係合部の係合力に抗して前記凸部に乗り上げて、前記口部より前記蓋体を離脱させる方向に傾斜したテーパー部が設けられたことを特徴とする請求項6に記載の採尿容器。
【請求項8】
前記蓋体に、前記容器本体内に尿を導入するための導入部と、前記容器本体内の空気を外部に排出するための通気部と、が設けられたことを特徴とする請求項6に記載の採尿容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人体から採取した尿を収容するための採尿容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、尿を収容する採尿容器として様々なものが提案されている。例えば一般的なバッグ型の採尿容器として、図28に示すように、合成樹脂製の柔軟なシートを重ね合わせて溶着し袋状に形成したものが知られている。平面的な袋状のバッグ30の上部には、患者の尿道等から採尿するカテーテル1が接続され、バッグ30の底部には、貯まった尿を外部に排出するアウトレットチューブ31等の別体の構成部品が接続されていた。
【0003】
しかしながら、バッグ型の採尿容器では、バッグ30が柔軟な袋状であるため、床面上に置いて自立させることができず、何かに吊り下げた状態で使用する必要があり、使用時の設置が制約されて不便であった。しかも、バッグ30は、シートを重ね合わせて溶着して袋状にしたり、バッグ30の底部に別体の構成部品を接続する等、部品点数や組付工数が多くコストが嵩むだけでなく、バッグ30の底部と別体の構成部品との接続箇所から尿が漏れてしまう虞もあった。
【0004】
また、バッグ型の採尿容器における問題点を解決し得るものとして、例えばボトル型の採尿容器が知られている(例えば特許文献1参照)。これは、容器を通常の合成樹脂製のペットボトルで構成したものであり、上端に開口した口部に螺着するキャップには、採尿するチューブ等が接続されている。ここでペットボトル自体は、その形状が容易に変形しない程度の剛性を備えており、床面に置いて自立させて使用することも可能である。
【0005】
しかしながら、ボトル型の採尿容器では、容易に変形しないことが逆に欠点となり、全体的な形状が嵩張る大きさのまま維持されるため、使用しないときの運搬や保管のためのスペースが嵩むという問題があった。また、容器内に貯まった尿を排出するとき等、キャップを開閉するには、螺着式のキャップを正逆何れも十分にネジ回さなければならず、開閉操作も面倒であった。
【0006】
さらに、ボトル型の採尿容器における問題点を解決し得るものとして、例えば容器本体の上面と下面は変形しない剛性を有する板状部材として、容器本体の側面は柔軟なシートで構成した採尿容器も知られている(例えば特許文献2参照)。これは、容器本体の側面をなす筒状のシートの両端が、それぞれ上面および下面の板状部材に接着されて容器本体が形成され、下面の板状部材に、容器本体内の尿を排出するための排出口等が設けられていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6803096号公報
特開2008-93129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前述した側面が柔軟なシートの採尿容器では、容器本体の側面を折り畳めば省スペース化することができ、また、下面を床面に置いて使用することもできるが、側面の形状は安定せずに潰れやすく使い勝手が良くないという問題があった。また、容器本体の側面と上面および下面の接着だけでなく、下面に設ける排出口等の接続も必要であり、前述したバッグ型の採尿容器と同様に構成部品間の接続箇所が多く、コストが嵩むだけでなく、構成部品間の接続箇所から尿が漏れてしまう虞もあった。
【0009】
また、容器本体は、尿が収容されるにつれて側面が伸びる構造であるため、側面の伸展に不具合が生じやすく、尿が逆流する虞があった。そこで、容器本体の上面と下面とを予め引き離すように引っ張って、側面を伸ばした状態で尿の導入を開始することも考えられるが(特許文献2の段落0020)、上面には吊り具があったとしても、下面には排出口等以外に取っ手となる部位はなく、排出口等の構成部品を引っ張ると破損する虞があり、容器本体を上下方向に伸ばす操作がしづらく使い勝手が良くないという問題があった。
【0010】
その他、前述したボトル型の採尿容器では、床面に置いて自立させて安定した状態で使用することができるが、使用しないときの運搬や保管のためのスペースが嵩むという問題を解消し得ない。さらに、容器の口部を閉じるキャップが螺着式であるため、その開閉のためのキャップの回転操作が煩わしく面倒であり、使い勝手が良くないという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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