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公開番号2025085124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198783
出願日2023-11-24
発明の名称インク塗膜および乾燥度の測定方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C09D 11/03 20140101AFI20250529BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】カーボンブラックを含み且つ金属粒子を含まない液体のインクとしては導電性を有していないが、インクが乾燥したインク塗膜としては導電性を有するものを提供する。
【解決手段】記録媒体に積層されたインク塗膜は、少なくともカーボンブラックを含み、且つ金属粒子を含まず、導電性を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
記録媒体に積層されたインク塗膜であって、
少なくともカーボンブラックを含み、且つ金属粒子を含まず、導電性を有するインク塗膜。
続きを表示（約 690 文字）【請求項２】
上記インク塗膜は、上記記録媒体上において乾燥されることにより固化したものである請求項１に記載のインク塗膜。
【請求項３】
上記インク塗膜は、少なくとも水を含む水系インクが上記記録媒体上において乾燥されることにより固化したものである請求項２に記載のインク塗膜。
【請求項４】
上記水系インクは、導電性を有しない請求項３に記載のインク塗膜。
【請求項５】
上記水系インクは、上記カーボンブラックと、樹脂微粒子と、水溶性有機溶剤と、水と、を含む請求項４に記載のインク塗膜。
【請求項６】
上記インク塗膜の抵抗値は、５．９×１０
５
Ω／□から３．６×１０
１１
Ω／□の範囲内である請求項１に記載のインク塗膜。
【請求項７】
上記インク塗膜の抵抗値は、２．０×１０
６
Ω／□から３．６×１０
１１
Ω／□の範囲内である請求項１に記載のインク塗膜。
【請求項８】
上記インク塗膜の抵抗値は、３．６×１０
１１
Ω／□以下であり、上記インク塗膜として乾燥する前のインクの導電率が１．０ｍＳ／ｃｍよりも低い請求項１に記載のインク塗膜。
【請求項９】
上記インク塗膜のＯＤ値は、０．６から２．１の範囲内である請求項１に記載のインク塗膜。
【請求項１０】
上記インク塗膜は、導電性ポリマーを含まない請求項１に記載のインク塗膜。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、記録媒体に積層されたインク塗膜に関する。
続きを表示（約 770 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、導電性を有する膜を形成するための液体として、例えば金属微粒子を含有するインクが知られている（特許文献１，２参照）。これらインクは、例えば、電子回路に導電回路や電極を形成することに使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－９９２７５号公報
特開２０２２－１７２８７４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、カーボンブラックを含み且つ金属粒子を含まないインク塗膜として、導電性を有するものは知られていない。
【０００５】
本発明者は、鋭意研究の末、カーボンブラックを含み且つ金属粒子を含まないインク塗膜として、導電性を有するものを見出し、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
(1) 本発明は、記録媒体に積層されたインク塗膜に関する。インク塗膜は、少なくともカーボンブラックを含み、且つ金属粒子を含まず、導電性を有する。
【０００７】
(2) 上記インク塗膜は、上記記録媒体上において乾燥されることにより固化したものであってもよい。
【０００８】
(3) 上記インク塗膜は、少なくとも水を含む水系インクが上記記録媒体上において乾燥されることにより固化したものであってもよい。
【０００９】
(4) 上記水系インクは、導電性を有しなくてもよい。
【００１０】
(5) 上記水系インクは、上記カーボンブラックと、樹脂微粒子と、水溶性有機溶剤と、水と、を含んでもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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