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公開番号
2025084840
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025028816,2022107916
出願日
2025-02-26,2019-07-22
発明の名称
療法のためGIP/GLP1コアゴニストを使用する方法
出願人
イーライ リリー アンド カンパニー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
38/16 20060101AFI20250527BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】肥満を治療するのに使用するための医薬組成物を提供する。
【解決手段】チルゼパチドまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物であって、少なくとも1回分の漸増用量が週に1回、最低少なくとも4週間皮下投与され、その後、少なくとも1回分の維持用量が週に1回、最低少なくとも4週間皮下投与されるように用いられることを特徴とし、前記漸増用量が、2.5mg、7.5mgおよび12.5mgのチルゼパチドまたはその薬学的に許容される塩からなる群から選択され、前記漸増用量の最初の用量が2.5mgであり、前記漸増が2.5mgの増分増加であり、前記維持用量が、5.0mg、10.0mgおよび15.0mgのチルゼパチドまたはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
2型糖尿病の治療を必要とする患者の2型糖尿病を治療する方法であって、漸増用量(escalation dose)をおよそ週に1回、最低少なくとも約2週間投与することと、その後、維持用量をおよそ週に1回、最低少なくとも約2週間投与することと、を含み、前記漸増用量が、約2.5mg、約7.5mgおよび約12.5mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択され、前記維持用量が、約5.0mg、約10.0mg、および約15.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
少なくとも1回分の漸増用量をおよそ週に1回、最低約4週間、そして前記漸増用量後、少なくとも1回分の維持用量をおよそ週に1回、最低約4週間投与することを含み、前記漸増用量が、約2.5mg、約7.5mgおよび約12.5mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択され、前記維持用量が、約5.0mg、約10.0mgおよび約15.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択され、漸増用量後の前記維持用量が、2.5mgの増分である、2型糖尿病の治療を必要とする患者の2型糖尿病を治療するための請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記漸増用量が、約2.5mgであり、前記維持用量が、約5.0mgである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記漸増用量が、約7.5mgであり、前記維持用量が、約10.0mgである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記漸増用量が、約12.5mgであり、前記維持用量が、約15.0mgである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
2型糖尿病の治療を必要とする患者の2型糖尿病を治療するのに使用するためのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩であって、少なくとも1回分の漸増用量がおよそ週に1回、最低少なくとも約2週間投与され、その後、少なくとも1回分の維持用量がおよそ週に1回、最低少なくとも約2週間投与され、前記漸増用量が、約2.5mg、約7.5mgおよび約12.5mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択され、前記維持用量が、約5.0mg、約10.0mg、および約15.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、チルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
少なくとも1回分の漸増用量がおよそ週に1回、最低約4週間投与され、前記漸増用量後、少なくとも1回分の維持用量がおよそ週に1回、最低約4週間投与され、前記漸増用量が、約2.5mg、約7.5mgおよび約12.5mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択され、前記維持用量が、約5.0mg、約10.0mgおよび約15.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択され、漸増用量後の前記維持用量が、2.5mgの増分である、請求項6に記載の使用のためのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
前記漸増用量が、約2.5mgであり、前記維持用量が、約5.0mgである、請求項6または7に記載の使用のためのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
前記漸増用量が、約7.5mgであり、前記維持用量が、約10.0mgである、請求項6または7に記載の使用のためのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
前記漸増用量が、約12.5mgであり、前記維持用量が、約15.0mgである、請求項6または7に記載の使用のためのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2型糖尿病(T2D)を治療するために、新規用量のグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)/グルカゴン様ペプチド-1(GLP1)デュアルアゴニストペプチド、チルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩を使用する方法を提供する。また、本発明は、2型糖尿病を治療するために、GIP/GLP1デュアルアゴニストペプチド、チルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の新規な投与計画を使用する方法を提供する。さらに、本発明は、チルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の新規な医学的用途を提供する。より具体的には、本発明は、慢性腎臓病、アテローム性動脈硬化症、非アルコール性脂肪性肝疾患(「NAFLD」)、および非アルコール性脂肪性肝炎(「NASH」)の群から選択される状態を治療するための方法を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、特定の患者の糖尿病を治療するための方法を提供する。
続きを表示(約 4,900 文字)
【0002】
糖尿病は、インスリン分泌、インスリン作用、またはその両方の欠陥に起因する高血糖症を特徴とする慢性疾患である。T2Dでは、インスリン分泌障害およびインスリン抵抗性の複合効果は、上昇した血糖値と関連している。
【0003】
US9474780では、概して非経口経路によって投与されるGIP/GLP1コアゴニストを含む組成物を記載し、概して1人につき1週間あたり最大約30mgの広い投与量範囲を開示している。US9474780は、糖尿病、肥満、およびその他の状態を治療するためのGIP/GLP1コアゴニストの使用を開示している。US9474780は、チルゼパチドについて記載および主張する。
【0004】
GLP1治療が悪心、嘔吐、および/または下痢に関連していることはよく知られている。例えば、ある研究では、すべてのGLP-1受容体アゴニスト投与計画が胃腸の有害事象の発生率を有意に増加させたと報告されている。Diabetes Technol Ther.2015 Jan;17(1):35-42。また、GIP/GLP1コアゴニスト化合物の以前の臨床試験が実施され、高用量での忍容性は胃腸の有害事象によって制限されることがわかった。Schmitt,C.et al.“Pharmacodynamics,pharmacokinetics and safety of multiple ascending doses of the novel dual glucose-dependent insulinotropic polypeptide/glucagon-like peptide-1 agonist RG7697 in people with type 2 diabetes mellitus.”Diabetes Obes.Metab.2017;19:1436-1445.Portron,A.et al.“Pharmacodynamics,Pharmacokinetics,Safety,and Tolerability of the Novel Dual GIP/GLP-1 Agonist(RG7697)after Single Subcutaneous Administration in Healthy Subjects.”2390-PUB,A624,ADA-2017;Portron,A.et al.“Pharmacodynamics,pharmacokinetics,safety and tolerability of the novel dual glucose-dependent insulinotropic polypeptide/glucagon-like peptide-1 agonist RG7697 after single subcutaneous administration in healthy subjects.”Diabetes Obes.Metab.2017;19:14446-1453.胃腸の有害事象に関連する用量制限は、所望の有効用量への投薬を妨げる可能性があり、治療に対する患者のコンプライアンスを損なう可能性があり、治療計画の有効性を制限する可能性がある。
【0005】
安全性および有害事象の許容可能なプロファイルを維持しながら、例えば、HbA1cのさらなる減少および/または体重減少によって証明されるように、所望の血糖コントロールを提供するための、チルゼパチドの新規用量が必要である。安全性および有害事象の許容可能なプロファイルを維持しながら、例えば、HbA1cのさらなる減少および/または体重減少によって証明されるように、所望の血糖コントロールを提供するための、チルゼパチドの新規投与計画も必要である。また、慢性腎臓病、アテローム性動脈硬化症、NAFLD、およびNASHから選択された状態に対するGIP/GLP1デュアルアゴニスト治療の選択肢が必要である。さらに、糖尿病を予防、重症度を軽減、または寛解を誘導することによって糖尿病を治癒する治療が望まれている。糖尿病の進行を軽減または遅延させる治療が望まれている。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、約5.0mg、約10.0mgおよび約15.0mgからなる群から選択される維持用量を含む、前述の療法で使用するための新規のチルゼパチド投与計画を提供する。別の実施形態では、本発明は、漸増用量(すなわち、所望の維持用量よりも低い用量)および維持用量を含む新規の投与計画を提供する。別の実施形態では、本発明は、1回以上の漸増用量および1回以上の維持用量を含む新規の投与計画を提供する。本発明は、少なくとも1回分の漸増用量をおよそ週に1回、最低約4週間投与し、その後、少なくとも1回分の維持用量をおよそ週に1回、最低約4週間投与することを含む新規の投与計画を提供する。特定の実施形態では、用量は、約4週間投与され得る。特定の実施形態では、用量は、看護師、患者、および/または医療提供者によって決定されるように、約4週間を超えて投与され得る。例えば、維持用量は、約4週間を超えて投与され得る。本発明の特定の実施形態では、介在する漸増用量の有無にかかわらず、追加の血糖コントロールが必要とされる場合、維持用量は、本発明の次の最も高い維持用量に増加され得る。例えば、本発明による1つの投与計画では、漸増用量は約2.5mgであり、維持用量は約5.0mgである。本発明による別の投与計画では、2つの漸増用量は約2.5mgおよび約7.5mgであり、維持用量は約5.0mgおよび10.0mgである。本発明の別の態様では、漸増用量は、約2.5mg、約7.5mgおよび約12.5mgであり、維持用量は、約5.0mg、約10.0mgおよび約15.0mgである。漸増用量には、約2.5mg、約7.5mgおよび約12.5mgが含まれる。維持用量には、約5.0mg、約10.0mgおよび約15.0mgが含まれる。約2.5mgの漸増用量は、本明細書で提供される投与計画の初期用量または開始用量であり得る。本明細書で使用される場合、「漸増(escalation)」または「漸増用量(複数可)(escalation dose(s))」という用語は、本明細書に記載されるタイトレーション(titration)またはタイトレーション用量(titration dose)を意味する。
【0007】
したがって、本発明は、2型糖尿病の治療を必要とする患者の2型糖尿病を治療する方法であって、漸増用量をおよそ週に1回、最低約4週間投与することと、その後、維持用量をおよそ週に1回、最低約4週間投与することと、を含み、漸増用量は、チルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の約2.5mg、約7.5mgおよび約12.5mgからなる群から選択され、維持用量は、チルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の約5.0mg、約10.0mgおよび約15.0mgからなる群から選択され、漸増用量後の維持用量は、その漸増用量と比較して2.5mgの増分増加である、方法を提供する。したがって、本発明の一実施形態は、2型糖尿病を治療する方法であり、およそ週に1回少なくとも約4週間投与される漸増用量は約2.5mgであり、およそ週に1回少なくとも約4週間投与される維持用量は約5.0mgである。本発明のさらなる実施形態は、およそ週に1回、少なくとも約4週間投与される漸増用量が約7.5mgであり、およそ週に1回、少なくとも約4週間投与される維持用量が約10.0mgである方法である。本発明のさらなる実施形態は、およそ週に1回、少なくとも約4週間投与される漸増用量が約12.5mgであり、およそ週に1回、少なくとも約4週間投与される維持用量が約15.0mgである方法である。本発明のさらなる実施形態は、第1の維持用量が少なくとも約4週間投与された後、第2の漸増用量がおよそ週に1回少なくとも約4週間投与され、その後、第2の維持用量がおよそ週に1回少なくとも約4週間投与されるものである。したがって、1つのそのような方法は、約2.5mgおよび約7.5mgの漸増用量および約5.0mgおよび約10.0mgの維持用量を含む。本発明の別の実施形態は、第2の維持用量が少なくとも約4週間投与された後、第3の漸増用量がおよそ週に1回少なくとも約4週間投与され、その後、第3の維持用量がおよそ週に1回少なくとも約4週間投与されるものである。したがって、1つのそのような方法は、約2.5mg、約7.5mgおよび約12.5mgの漸増用量、ならびに約5.0mg、約10.0mgおよび約15.0mgの維持用量を含む。
【0008】
上記のように、本発明の特定の実施形態では、介在する漸増用量の有無にかかわらず、追加の血糖コントロールが必要とされる場合、維持用量はその後の維持用量に増加され得る。したがって、本発明はさらに、2型糖尿病の治療を必要とする患者の2型糖尿病を治療する方法であって、約2.5mgのチルゼパチドまたはその薬学的に許容される塩の漸増用量を、およそ週に1回、最低約4週間投与することと、その後、約5.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の維持用量を週に約1回、最低約4週間投与することと、任意選択的に、その後、約10.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の第2の維持用量を、およそ週に1回、最低約4週間投与することと、任意選択的に、その後、約15.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の第3の維持用量を、およそ週に1回、最低約4週間投与することと、を含む、方法を提供する。
【0009】
別の態様では、本発明は、2型糖尿病の治療を必要とする患者の2型糖尿病を治療する方法であって、
a)約2.5mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の用量を、およそ週に1回、最低約4週間、当該患者に投与することと、
b)用量を約5.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の用量に増加させ、およそ週に1回、最低約4週間、当該患者に投与することと、
c)用量を約7.5mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の用量に増加させ、およそ週に1回、最低約4週間、当該患者に投与することと、
d)用量を約10.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の用量に増加させ、およそ週に1回、最低約4週間、当該患者に投与することと、
e)用量を約12.5mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の用量に増加させ、およそ週に1回、最低約4週間、当該患者に投与することと、
f)用量を約15.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の用量に増加させ、およそ週に1回、最低約4週間、当該患者に投与することと、を含む、方法を提供する。
【0010】
一態様では、本発明は、2型糖尿病の治療を必要とする患者の2型糖尿病を治療する方法であって、
a)約2.5mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の漸増用量を、およそ週に1回、最低約4週間、当該患者に投与することと、その後
b)約5.0mgのチルゼパチド、またはその薬学的に許容される塩の維持用量を、およそ週に1回、最低約4週間、当該患者に投与することと、を含む、方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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