TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025084759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025016827,2023098091
出願日
2025-02-04,2019-02-28
発明の名称
ピペリジニル-3-(アリールオキシ)プロパンアミド及びプロパノエート
出願人
武田薬品工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
401/12 20060101AFI20250527BHJP(有機化学)
要約
【課題】アルツハイマー病を包含する、SSTR4と関連する疾患、障害、及び病態を治療するための、ソマトスタチン受容体4(SSTR4)の新規調節物質を提供する。
【解決手段】例えば、下式の化合物が示される。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025084759000408.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">18</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">52</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式1の化合物、
JPEG
2025084759000407.jpg
30
64
またはその薬学的に許容される塩(式中、
X
1
は、N及びCR
1
から選択され;
X
2
は、N及びCR
2
から選択され;
X
3
は、N及びCR
3
から選択され;
X
4
は、N及びCR
4
から選択され、但し、X
1
、X
2
、X
3
及びX
4
のうちの2つ以下はNであり;
X
13
はNR
13
であり、X
14
はCR
15
R
16
であるか、またはX
13
はCH
2
であり、X
14
はNR
14
であり;
Lは、NR
8
及びOから選択され;
rは、0及び1から選択され;
sは、0及び1から選択され;
R
1
、R
2
及びR
3
は各々、
(a)水素、ハロ、ヒドロキシ、及びシアノ;ならびに
(b)C
1-4
アルキル、C
3-6
シクロアルキル、及びC
1-4
アルコキシ(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から独立して選択され;
R
4
は、
(a)水素、ハロ、ヒドロキシ、及びシアノ;ならびに
(b)C
1-4
アルキル、C
3-6
シクロアルキル、及びC
1-4
アルコキシ(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
X
1
がCR
1
であり、X
2
がCR
2
であり、X
3
がCR
3
であり、X
4
がCR
4
である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項3】
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
が各々、
(a)水素、ハロ、及びシアノ;ならびに
(b)C
1-4
アルキル、C
3-6
シクロアルキル、及びC
1-4
アルコキシ(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から独立して選択される、請求項2に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項4】
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
が各々、
(a)水素、ハロ、及びシアノ;ならびに
(b)C
1-4
アルキル及びC
3-6
シクロアルキル(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から独立して選択される、請求項2に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項5】
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
が各々、
(a)水素、ハロ、及びシアノ;ならびに
(b)メチル及びシクロプロピル(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から独立して選択される、請求項2に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項6】
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
が各々、水素、ハロ、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、及びシクロプロピルから独立して選択される、請求項2に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項7】
X
1
がNであり、X
2
がCR
2
であり、X
3
がCR
3
であり、X
4
がCR
4
である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項8】
R
2
、R
3
及びR
4
が各々、
(a)水素、ハロ、及びシアノ;ならびに
(b)C
1-4
アルキル、C
3-6
シクロアルキル、及びC
1-4
アルコキシ(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から独立して選択される、請求項7に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項9】
R
2
、R
3
及びR
4
が各々、
(a)水素、ハロ、及びシアノ;ならびに
(b)C
1-4
アルキル及びC
3-6
シクロアルキル(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から独立して選択される、請求項7に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項10】
R
2
、R
3
及びR
4
が各々、
(a)水素、ハロ、及びシアノ;ならびに
(b)メチル及びシクロプロピル(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から独立して選択される、請求項7に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソマトスタチン受容体4(SSTR4)の調節物質であるピペリジニル-3-(アリールオキシ)プロパンアミド及びプロパノエート誘導体、それらを含有する医薬組成物、ならびにアルツハイマー病を包含する、SSTR4と関連する疾患、障害、及び病態を治療するためのそれらの使用に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ソマトスタチン受容体4(SSTR4)は、ペプチドソマトスタチンについてのGタンパク質共役型受容体である。SSTR4は、サイクリックAMPの産生を阻害するGi(阻害性Gタンパク質)と共役する。SSTR4は、中枢神経系(CNS)において多量に、ならびに後根神経節及び腸においてより少ない程度で発現される。M.A.Meyer,“Highly Expressed Genes within Hippocampal Sector CA1:Implications for the Physiology of Memory,”Neurology International 6(2):5388(2014)を参照されたい。SSTR4は、異なる種の中で高度に保存される。例えば、ヒト、マウス及びラットのSSTR4タンパク質配列は、アミノ酸レベルで87%を超える同一性を共有する。これらの因子(脳における優勢発現及び異なる種にわたる配列相同性の高い程度)は、SSTR4が生理学における重要な役割を有することを示唆する。
【0003】
bacTRAP技術を使用する実験により、SSTR4が皮質中の錐体神経において、及び海馬のCA1領域において、最も強い発現を有することが指摘される。このCNSの発現は、ヒト、非ヒト霊長動物及びマウスにおいて保存される。海馬は、学習及び記憶に重要である。L.R.Squire and A.J.Dede,“Conscious
and Unconscious Memory Systems,”Cold Spring Harbor Perspectives in Biology 7:a021667(2015)を参照されたい。実際、海馬のCA1領域は、学習を支配する三シナプス回路中の最後のステーションである。この回路は嗅内皮質(これもSSTR4を含有する)中で開始し、歯状回、次いでCA3の中へ伸長し、最終的に海馬のCA1領域に到達する。CA1は、海馬台を介して海馬から外へ投射する。この回路は、記憶を生成し、新しい知識を学習するために、外部世界からのすべてのタイプの情報をコードする。
【0004】
アルツハイマー病は、この回路内の(主として嗅内皮質、及び海馬のCA1領域中の)ニューロンの変性によって特徴づけられる。A.Serrano-Pozo et al.,“Neuropathological Alterations in Alzheimer Disease,”Cold Spring Harbor Perspectives in Medicine 1:a006189(2011)を参照されたい。加えて、海馬のsst4は、海馬に基づく複数の連想から単純な線条体に基づく行動応答へスイッチすることによって、認知戦略の使用を選択的に制御すると思われる。F.Gastambide et al.,“Hippocampal SSTR4 Somatostatin Receptors Control the Selection of Memory Strategies,”Psychopharmacology(Berl)202(1-3):153-63(2009)を参照されたい。この所見は、線条体に基づく学習を改善する薬理学的アプローチとしてSSTR4アゴニストを使用する強い根拠を提供する(同上)。
【0005】
さらに、最近の研究により、アルツハイマー病患者において、疾患進行の主要な要因として、認知能力不全に加えて海馬の過活性も指摘される。M.A.Busche et al.,“Decreased Amyloid-β and Increased Neuronal Hyperactivity by Immunotherapy in Alzheimer’s Models,”Nature Neuroscience 18(12):1725-27(2015)を参照されたい。K.Yamamoto
et al.,“Chronic Optogenetic Activation Augments Aβ Pathology in a Mouse Model of Alzheimer Disease,”Cell Reports 11(6):859-65(2015)も参照されたい。SSTR4受容体の活性化は、神経活性の制御において役割を持つことが示された。C.Qiu et al.,“Somatostatin Receptor Subtype 4 Couples to the M-Current to Regulate Seizures,”Journal of Neuroscience 28(14):3567-76(2008)を参照されたい。したがって、受容体についてのアゴニストは、おそらく皮質及び海馬中の神経活性を阻害及び制御するのに良好な薬理学的ツールであるだろう。
【0006】
SSTR4アゴニストが、アルツハイマー病及び他のCNS障害(癲癇及び鬱等)の治療に有用であることが予想される。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、ピペリジニル-3-(アリールオキシ)プロパンアミド及びプロパノエート誘導体ならびにその薬学的に許容される塩を提供する。本発明は、ピペリジニル-3-(アリールオキシ)プロパンアミド及びプロパノエート誘導体を含有する医薬組成物も提供し、アルツハイマー病及び他のCNSの障害を包含する、SSTR4と関連する疾患、障害及び病態を治療するためのそれらの使用を提供する。
【0008】
本発明の一態様は、式1の化合物:
【0009】
JPEG
2025084759000001.jpg
30
63
【0010】
またはその薬学的に許容される塩(式中、
X
1
は、N及びCR
1
から選択され;
X
2
は、N及びCR
2
から選択され;
X
3
は、N及びCR
3
から選択され;
X
4
は、N及びCR
4
から選択され、但し、X
1
、X
2
、X
3
及びX
4
のうちの2つ以下はNであり;
X
13
はNR
13
であり、X
14
はCR
15
R
16
であるか、またはX
13
はCH
2
であり、X
14
はNR
14
であり;
Lは、NR
8
及びOから選択され;
rは、0及び1から選択され;
sは、0及び1から選択され;
R
1
、R
2
及びR
3
は各々、
(a)水素、ハロ、ヒドロキシ、及びシアノ;ならびに
(b)C
1-4
アルキル、C
3-6
シクロアルキル、及びC
1-4
アルコキシ(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から独立して選択され;
R
4
は、
(a)水素、ハロ、ヒドロキシ、及びシアノ;ならびに
(b)C
1-4
アルキル、C
3-6
シクロアルキル、及びC
1-4
アルコキシ(各々は、ハロから独立して選択される0~3の随意の置換基により置換される)
から選択され;
R
5
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
武田薬品工業株式会社
抗体生産のための細胞培養方法及び組成物
23日前
武田薬品工業株式会社
イソファゴミン塩、その使用方法および製剤
4日前
武田薬品工業株式会社
切断高分子量キニノーゲンを検出するイムノアッセイ
11日前
武田薬品工業株式会社
ピペリジニル-3-(アリールオキシ)プロパンアミド及びプロパノエート
4日前
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体
1か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
2か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
2か月前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
2か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
25日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
1か月前
日本化薬株式会社
シアノ複素環化合物の製造方法
3か月前
花王株式会社
新規ピリジニウム化合物
2か月前
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体の製造方法
1か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
3か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
3か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミドおよびその製造方法
5日前
四国化成工業株式会社
エポキシ化合物およびその利用
19日前
株式会社トクヤマ
結晶形Iのリオシグアトの製造方法
3か月前
金剛化学株式会社
ボルチオキセチンの製造方法
8日前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
2か月前
国立大学法人京都大学
細胞質送達ペプチド
1か月前
石原産業株式会社
シアノイミダゾール系化合物の製造方法
2か月前
四国化成工業株式会社
イソフタル酸化合物およびその利用
19日前
ダイキン工業株式会社
分離方法
3か月前
四国化成工業株式会社
テレフタル酸化合物およびその利用
19日前
小川香料株式会社
化合物及び香料組成物
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、発光デバイス
2か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
5日前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
5日前
ダイキン工業株式会社
SF5含有シラン化合物
1か月前
小川香料株式会社
化合物及び香料組成物
1か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
24日前
株式会社カネカ
プロピレンオキサイド(PO)製造システム
18日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
9日前
石原産業株式会社
シクラニリプロールの製造中間体の製造方法
2か月前
株式会社アイティー技研
炭化水素の合成方法及び合成装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る