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公開番号
2025084747
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025015204,2023017277
出願日
2025-01-31,2018-06-05
発明の名称
陰圧治療での肉芽形成を促進し浸軟を低減させる複合ドレッシング
出願人
スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
代理人
弁理士法人北青山インターナショナル
主分類
A61F
13/02 20240101AFI20250527BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】陰圧療法環境において組織を治療する新たな且つ有用なシステム、装置及び方法を提供する。
【解決手段】ドレッシング104の組織インタフェース114は、接着剤240等を含むカバー層116、第1層205、第2層210、第3層405を備える。第1層205は、圧力下で組織インタフェース114にわたって流体を収集し又は分配する手段を提供するマニホールド又はマニホールド層であり、第2層210は、流体流を制御若しくは管理する手段を備えるか又はそうした手段(穿孔等)から構成される液体不透過性のエラストマー材料やポリマーフィルム等から構成される。第3層405は、組織部位との流体シールを提供するのに好適な軟質の柔軟な材料から形成された封止層でありアパーチャ420が配されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
陰圧を用いて組織部位を治療するためのドレッシングにおいて、
第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを備えるマニホールドと、
前記第1面に隣接する第1層及び前記第2面に隣接する第2層であって、各々ポリマーフィルムを備える第1層及び第2層と、
少なくとも前記第1面に隣接する、前記ポリマーフィルムにおける複数の流体制限部と、
を備えることを特徴とするドレッシング。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記ポリマーフィルムが疎水性であることを特徴とするドレッシング。
【請求項3】
請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記ポリマーフィルムが、90度を超える水接触角を有することを特徴とするドレッシング。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか一項に記載のドレッシングにおいて、前記ポリマーフィルムがポリエチレンフィルムであることを特徴とするドレッシング。
【請求項5】
請求項1乃至3の何れか一項に記載のドレッシングにおいて、前記ポリマーフィルムが、ポリエチレン、ポリウレタン、アクリル樹脂、ポリオレフィン、ポリアセテート、ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルブロックアミド、熱可塑性加硫物、ポリエーテル及びポリビニルアルコールからなる群から選択されていることを特徴とするドレッシング。
【請求項6】
請求項1乃至3の何れか一項に記載のドレッシングにおいて、前記ポリマーフィルムが、30グラム/平方メートル未満の面密度を有するポリエチレンフィルムであることを特徴とするドレッシング。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか一項に記載のドレッシングにおいて、前記流体制限部が、流体の流れを可能にするとともに前記組織部位への前記マニホールドの露出を阻止するように構成された、複数のスロットを備えることを特徴とするドレッシング。
【請求項8】
請求項1乃至6の何れか一項に記載のドレッシングにおいて、前記流体制限部が複数のスロットを備え、前記スロットの各々が4ミリメートル未満の長さを有することを特徴とするドレッシング。
【請求項9】
請求項1乃至6の何れか一項に記載のドレッシングにおいて、前記流体制限部が複数のスロットを備え、前記スロットの各々が2ミリメートル未満の幅を有することを特徴とするドレッシング。
【請求項10】
請求項1乃至6の何れか一項に記載のドレッシングにおいて、前記流体制限部が複数のスロットを備え、前記スロットの各々が、4ミリメートル未満の長さと2ミリメートル未満の幅とを有することを特徴とするドレッシング。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第119条(e)の下で、2017年6月7日に出願された、「TISSUE CONTACT INTERFACE」と題する米国仮特許出願第62/516,540号明細書、2017年6月7日に出願された、「COMPOSITE DRESSINGS FOR IMPROVED GRANULATION AND REDUCED MACERATION WITH NEGATIVE-PRESSURE TREATMENT」と題する米国仮特許出願第62/516,550号明細書、及び2017年6月7日に出願された、「COMPOSITE DRESSINGS FOR IMPROVED GRANULATION AND REDUCED MACERATION WITH NEGATIVE-PRESSURE TREATMENT」と題する米国仮特許出願第62/516,566号明細書の出願の利益を主張し、これらの出願の各々は、すべての目的に対して参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
添付の特許請求の範囲に示す本発明は、概して組織治療システムに関し、より詳細には、ただし限定なしに、組織治療用のドレッシングと組織治療のためにドレッシングを使用する方法とに関する。
【背景技術】
【0003】
臨床試験及び診療により、組織部位に近接して減圧することにより、組織部位における新たな組織の増殖を高め加速させることができることが示された。この現象の適用は多数あるが、この現象は創傷の処置に特に有利であることが分かった。外傷であるか、手術であるか、又は別の原因であるか、創傷の病因に関わらず、創傷の適切なケアは、転帰に対して重要である。創傷又は他の組織の減圧による治療は、一般に、「陰圧療法」と呼ぶことができるが、たとえば、「陰圧創傷療法」、「減圧療法」、「真空療法」、「真空補助閉鎖」及び「局所陰圧」を含む他の名称によっても知られている。陰圧療法は、上皮組織及び皮下組織の移動、血流の改善、並びに創傷部位における組織の微小変形を含む、多くの利点を提供することができる。これらの利点により、合わせて、肉芽組織の発生を増大させ、治癒時間を短縮することができる。
【0004】
組織部位を洗浄することは、新たな組織の増殖のために非常に有益であり得るということも広く許容されている。たとえば、創傷を液体溶液の流れで洗うことができ、又は、治療目的で液体溶液を使用して腔を洗うことができる。これらの行為は、一般にそれぞれ「灌注」及び「洗浄(lavage)」と呼ばれる。「滴下」は、一般に、組織部位に徐々に流体を導入し、流体を除去する前に所定期間、流体を放置するプロセスを指す、別の行為である。たとえば、創傷床の上への局所治療溶液の滴下を陰圧療法と組み合わせて、創傷床内の可溶性汚染物質を緩めて感染性物質を除去することにより、創傷治癒をさらに促進することができる。その結果、可溶性細菌負荷を低減させ、汚染物質を除去し、創傷を洗浄することができる。
【0005】
陰圧療法及び/又は滴下療法の臨床的利益は広く知られているが、治療システム、構成要素及びプロセスの改善は、医療提供者及び患者に利益をもたらすことができる。
【発明の概要】
【0006】
添付の特許請求の範囲において、陰圧療法環境において組織を治療する新たな且つ有用なシステム、装置及び方法を示す。当業者が請求項に係る主題を作成し使用することができるように、例示的な実施形態も提供する。
【0007】
たとえば、いくつかの実施形態では、組織を治療するためのドレッシングは、剥離フィルム、穿孔ポリマーフィルム、連続気泡フォーム及び接着ドレープを含む、ドレッシング層の複合物であり得る。いくつかのドレッシングはまた、穿孔を有する接着されたシリコーンも含むことができる。ポリマーフィルムの穿孔パターンは、シリコーンの少なくとも中心領域の穿孔パターンと整列させることができる。いくつかの実施形態では、穿孔は、スリット又はスロットであり得る。連続気泡フォームは、いくつかの例では網状フォームとすることができ、ドレッシングの流体保持容量を低減させるように比較的薄く且つ疎水性であり得る。フォームはまた、ドレッシングの厚さを低減させ且つ可撓性を増大させるために、薄くすることも可能であり、それにより、陰圧下でドレッシングが創傷床及び他の組織部位に沿うのを可能にすることができる。
【0008】
より全体的には、ドレッシングのいくつかの実施形態は、第1面と第1面とは反対側の第2面とを備えるマニホールドと、第1面に隣接する第1層及び第2面に隣接する第2層とを備えることができる。いくつかの例では、第1層及び第2層を、それぞれ第1面及び第2面に貼り合わせることができる。第1層及び第2層のうちの少なくとも一方を通る流体制限部が、マニホールドに隣接することができる。第1層及び第2層はまた、いくつかの実施形態では、マニホールドの周囲にスリーブ又はエンベロープを形成することも可能である。第1層及び第2層のうちの少なくとも一方は、使用時にマニホールドと組織部位との間に配置されるように構成することができる。いくつかの例では、ドレッシングは、組織部位と接触するように構成された平滑面又は艶消し面を有することができる。
【0009】
第1層及び第2層は、いくつかの例では、各々、ポリマーフィルムを備えるか又はポリマーフィルムから本質的に構成され得る。より具体的な例では、ポリマーフィルムは、疎水性とすることができ、90度を超える水接触角を有することができる。好適なポリマーフィルムの例としては、限定なしに、ポリエチレン、ポリウレタン、アクリル樹脂、ポリオレフィン、ポリアセテート、ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルブロックアミド、熱可塑性加硫物、ポリエーテル及びポリビニルアルコールを挙げることができる。
【0010】
いくつかの実施形態では、流体制限部は、ポリマーフィルムにおける弾性通路を備えるか又はそうしたものから本質的に構成され得る。さらなる実施形態では、弾性通路は、通常は閉鎖されている、たとえば、圧力勾配がないときには閉鎖されている。たとえば、弾性通路は、圧力勾配に応答する。たとえば、流体制限部は、圧力勾配に応答して開放又は拡張する、ポリマーフィルムにおける開窓、スリット又はスロットを備えるか又はそうしたものから本質的に構成され得る。
(【0011】以降は省略されています)
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