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公開番号2025084669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2024101236,2023198270
出願日2024-06-24,2023-11-22
発明の名称滑り支承及び構造体
出願人日鉄エンジニアリング株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16F 15/02 20060101AFI20250527BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】構造体を複雑にすることなく、構造体に付加される面圧を抑えることができる滑り支承及び構造体を提供することを目的とする。
【解決手段】構造体Bが備える取付用ベースプレートBPに取り付けられる滑り支承1であって、沓側滑り面21aを備えた沓20と、沓側滑り面21aに接触する支持体側滑り面10aを備え、構造体Bからの荷重を沓20に伝達する支持体10と、を備え、沓20は、沓側滑り面21aが形成され、沓側滑り面21aの反対側に第1接触面21bが形成された板状の第1沓部材21と、第1沓部材21における支持体10の反対側に配置され、第1接触面21bに面接触する第2接触面22aが形成された板状の第2沓部材22と、を備え、第2沓部材22は、支持体10から伝達された荷重を、支持体10に面する側から構造体Bに面する側に向けて広げるために設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造体が備える取付用ベースプレートに取り付けられる滑り支承であって、
沓側滑り面を備えた沓と、
前記沓側滑り面に接触する支持体側滑り面を備え、前記構造体からの荷重を前記沓に伝達する支持体と、
を備え、
前記沓は、
前記沓側滑り面が形成され、前記沓側滑り面の反対側に第1接触面が形成された板状の第1沓部材と、
前記第1沓部材における前記支持体の反対側に配置され、前記第1接触面に面接触する第2接触面が形成された板状の第2沓部材と、
を備え、
前記第2沓部材は、前記支持体から伝達された荷重を、前記支持体に面する側から前記構造体に面する側に向けて広げるために設けられている、
ことを特徴とする滑り支承。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記第2沓部材は、前記構造体に設置された状態において前記取付用ベースプレートに面接触する荷重伝達面を備えている、
ことを特徴とする請求項1に記載の滑り支承。
【請求項3】
前記沓側滑り面は凹球面であり、前記支持体側滑り面は凸球面である、
ことを特徴とする請求項1に記載の滑り支承。
【請求項4】
前記第2沓部材は、前記第1沓部材と前記第2沓部材とが並ぶ方向である並び方向に沿って前記第1沓部材が位置する側から見て、前記第1沓部材の外縁より外方に位置する縁部を備える、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の滑り支承。
【請求項5】
前記並び方向から見て、前記縁部は環状である、
ことを特徴とする請求項4に記載の滑り支承。
【請求項6】
前記沓は、前記支持体を挟むように一対に設けられる、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の滑り支承。
【請求項7】
前記一対に設けられた沓同士を互いに固定する固定治具を更に備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の滑り支承。
【請求項8】
前記第2沓部材の厚みは、前記第1沓部材の厚みよりも厚い、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の滑り支承。
【請求項9】
前記第1沓部材と前記第2沓部材とは、締結部材により接合される、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の滑り支承。
【請求項10】
請求項1に記載の滑り支承を備える、
ことを特徴とする構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、滑り支承及び構造体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
建物等の構造体において、地震が発生した際の地盤の揺れが構造体に伝わらないようにするために、構造体に免震装置を設けることがある。免震装置の例としては、滑り支承や、積層ゴム支承が挙げられる。
球面滑り支承をはじめとする滑り支承は、地震が発生した際に構造体を地盤に対して水平方向に相対移動させることで、地震の揺れを吸収する。このような滑り支承の従来例として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1の球面滑り支承では、球面滑り支承からの荷重によってコンクリート基礎に作用する応力度を低減するために、球面滑り支承とコンクリート基礎との間に荷重伝達プレートが設けられている。そして、軽量化及び低コスト化を目的として、荷重伝達プレートに網状の窪みが形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-48929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の球面滑り支承では、球面滑り支承側でなく、球面滑り支承が設けられる構造体側の構成で、コンクリート構造体に作用する面圧の軽減を図っている。このため、以下の問題がある。すなわち、構造体に荷重伝達プレートを取り付けるため、構造体側の構成が複雑化する問題や、施工現場において構造体に荷重伝達プレートを取り付ける作業が必要となり、施工現場での作業が煩雑になるという問題がある。
また、一般に、滑り支承は、すべり面を有する沓とそのすべり面に接触した状態で沓に対して相対移動する支持体とを備えており、滑り支承全体の平面視サイズよりも小さい平面視サイズである支持体で構造体の荷重を支持している。そのため、構造体における所定の平面視領域に対して免震装置を配置する場合、滑り支承は、積層ゴム支承に比べて、構造体に付加される面圧が高くなる傾向があり、滑り支承は、適用対象の構造体が制限されやすい旨の課題がある。
【0005】
本開示は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、構造体を複雑にすることなく、構造体に付加される面圧を抑えることができる滑り支承及び構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
<1>本開示の一態様に係る滑り支承は、構造体が備える取付用ベースプレートに取り付けられる滑り支承であって、沓側滑り面を備えた沓と、前記沓側滑り面に接触する支持体側滑り面を備え、前記構造体からの荷重を前記沓に伝達する支持体と、を備え、前記沓は、前記沓側滑り面が形成され、前記沓側滑り面の反対側に第1接触面が形成された板状の第1沓部材と、前記第1沓部材における前記支持体の反対側に配置され、前記第1接触面に面接触する第2接触面が形成された板状の第2沓部材と、を備え、前記第2沓部材は、前記支持体から伝達された荷重を、前記支持体に面する側から前記構造体に面する側に向けて広げるために設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、構造体を複雑にすることなく、構造体に付加される面圧を抑えることができる滑り支承及び構造体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る構造体の、正面視の概要図である。
図1におけるII-II矢視断面図である。
図1に示す構造体において、上部構造と下部構造とが水平方向に相対移動した状態を示す図である。
位置決め部の第1例を示す拡大断面図である。
位置決め部の第2例を示す拡大断面図である。
第1貫通孔及び第2貫通孔を示す拡大断面図である。
第1締結孔及び第2締結孔を示す拡大断面図である。
取付用ベースプレートの変形例を示す、構造体の正面視の概要図である。
図8におけるIX-IX矢視断面図である。
滑り支承を運搬する形態の第1例である。
滑り支承を運搬する形態の第2例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る滑り支承及び構造体を説明する。
図1は、実施形態に係る構造体に設けられた滑り支承の正面図である。
【0010】
(構造体)
本実施形態に係る構造体Bは、例えば、ビル、倉庫、住宅、橋梁等をはじめとする建築物の一部であり、上部構造B1と、下部構造B2と、を備える。
上部構造B1は、複数の滑り支承1により荷重が支持される部分であり、例えば、建築物における基礎構造のうち建屋側の部分を含む。
下部構造B2は、複数の滑り支承1から荷重が伝達される部分であり、例えば、建築物における基礎構造のうち地盤側の部分を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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