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公開番号2025084623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198680
出願日2023-11-22
発明の名称屋外構造物
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E04B 1/343 20060101AFI20250527BHJP(建築物)
要約【課題】取り扱い部品点数を削減すること。
【解決手段】柱10A,10Bの上方部に互いに平行となるように設けられた2つの梁20と、2つの梁20の相互間に設けられた母屋30とを備え、母屋30の下面に屋根体40が支持されたカーポートであって、屋根体40は、梁20に沿って長手となる屋根材を互いに並設することによって構成され、母屋30は、小口端面30bが、梁20の外側となる側面22dよりも内側に位置する状態で2つの梁20の相互間に配設されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
柱の上方部に互いに平行となるように設けられた２つの横材と、前記２つの横材の相互間に設けられた屋根支持材とを備え、前記屋根支持材の下面に屋根体が支持された屋外構造物であって、
前記屋根体は、前記横材に沿って長手となる屋根材を互いに並設することによって構成され、
前記屋根支持材は、両小口端面が、前記横材の外側となる側面よりも内側に位置する状態で前記２つの横材の相互間に配設されていることを特徴とする屋外構造物。
続きを表示（約 810 文字）【請求項２】
前記柱は、設置場所の両側において前方側に設けられる前方柱及び設置場所の両側において後方側となる部分に設けられる後方柱とを有し、
前記前方柱の上方部と前記後方柱の上方部との間にそれぞれ前後方向に沿って前記横材が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の屋外構造物。
【請求項３】
前記横材は、前記前方柱から前記後方柱に向けて漸次低くなるように傾斜していることを特徴とする請求項２に記載の屋外構造物。
【請求項４】
前記横材は、前記前方柱の上面及び前記後方柱の上面に配設されていることを特徴とする請求項２に記載の屋外構造物。
【請求項５】
前記後方柱は、前記屋根体の後端縁部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項４に記載の屋外構造物。
【請求項６】
前記横材は、前記前方柱よりも前方に突出するように設けられていることを特徴とする請求項４に記載の屋外構造物。
【請求項７】
前記横材の互いに対向する部分に載置部を有し、
前記屋根支持材は、端部が前記載置部に載置された状態で前記横材に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の屋外構造物。
【請求項８】
前記屋根体は、下面が前記横材の下面と同一の平面上となるように配置されていることを特徴とする請求項１に記載の屋外構造物。
【請求項９】
前記屋根支持材は、小口端面が前記横材の内側となる側面よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の屋外構造物。
【請求項１０】
前記横材は、外側となる側面が前記前方柱の外側となる側面及び前記後方柱の外側となる側面よりも外側に突出するように設けられていることを特徴とする請求項２に記載の屋外構造物。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、カーポート等の屋外構造物に関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
カーポート等の屋外構造物には、複数の柱の上方部に互いに平行となるように梁が設けられ、さらに梁の相互間に屋根支持材を介して屋根体が支持されたものがある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－８２１０９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
この種の屋外構造物では、予め成形された複数の屋根材を並設することによって屋根体を構成するものがある。従って、設置場所のすべてを雨避け領域として設定する場合には、多数の屋根材が必要となり、取り扱い部品点数が多くなるとともに、コストの点で未だ改良の余地がある。
【０００５】
本発明は、上記実情に鑑みて、取り扱い部品点数を削減することのできる屋外構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明に係る屋外構造物は、柱の上方部に互いに平行となるように設けられた２つの横材と、前記２つの横材の相互間に設けられた屋根支持材とを備え、前記屋根支持材の下面に屋根体が支持された屋外構造物であって、前記屋根体は、前記横材に沿って長手となる屋根材を互いに並設することによって構成され、前記屋根支持材は、両小口端面が、前記横材の外側となる側面よりも内側に位置する状態で前記２つの横材の相互間に配設されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、横材を屋根体の一部として機能させることが可能である。これにより、必要となる屋根材の数を減らすことができ、取り扱い部品点数の削減及びコストの低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の実施の形態１である屋外構造物の正面図である。
図１に示した屋外構造物の側面図である。
図１に示した屋外構造物の背面図である。
図１に示した屋外構造物の平面図である。
図１に示した屋外構造物の縦断面側面図である。
図１に示した屋外構造物に適用する屋根体の前端部を示す要部拡大縦断面側面図である。
図１に示した屋外構造物に適用する屋根体及び屋根支持材を示す要部拡大縦断面側面図である。
図１に示した屋外構造物に適用する屋根体の後端部を示す要部拡大縦断面側面図である。
図１に示した屋外構造物の要部縦断面正面図である。
図１に示した屋外構造物の横材部分を拡大した縦断面正面図である。
図１に示した屋外構造物の柱、横材及び屋根支持材を分解して示す要部拡大縦断面正面図である。
本発明の変形例１である屋外構造物の柱、横材及び屋根支持材を分解して示す要部拡大縦断面正面図である。
本発明の変形例２である屋外構造物の柱、横材及び屋根支持材を分解して示す要部拡大縦断面正面図である。
本発明の実施の形態２である屋外構造物の正面図である。
図１４に示した屋外構造物の側面図である。
図１４に示した屋外構造物の縦断面側面図である。
図１４に示した屋外構造物に適用する屋根体の後端部を示す要部拡大縦断面側面図である。
図１４に示した屋外構造物の要部縦断面正面図である。
本発明の変形例３である屋外構造物の正面図である。
図１９に示した屋外構造物の側面図である。
図１９に示した屋外構造物の縦断面側面図である。
図１９に示した屋外構造物に適用する屋根体の前端部を示す要部拡大縦断面側面図である。
図１９に示した屋外構造物に適用する屋根体の後端部を示す要部拡大縦断面側面図である。
図１９に示した屋外構造物の要部縦断面正面図である。
本発明の変形例４である屋外構造物の正面図である。
図２５に示した屋外構造物の側面図である。
図２５に示した屋外構造物の縦断面側面図である。
図２５に示した屋外構造物に適用する屋根体の後端部を示す要部拡大縦断面側面図である。
図２５に示した屋外構造物の要部縦断面正面図である。
本発明の実施の形態３である屋外構造物の正面図である。
図３０に示した屋外構造物の側面図である。
図３０に示した屋外構造物の縦断面側面図である。
図３０に示した屋外構造物の要部縦断面正面図である。
本発明の変形例５である屋外構造物の正面図である。
図３４に示した屋外構造物の側面図である。
図３４に示した屋外構造物の縦断面側面図である。
図３４に示した屋外構造物の要部縦断面正面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る屋外構造物の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【００１０】
（実施の形態１）
図１～図１１は、本発明の実施の形態１である屋外構造物を示すものである。ここで例示する屋外構造物は、外形が長方形で、平坦な駐車スペースを設置対象とするカーポートであり、前方柱１０Ａ、後方柱１０Ｂ、左右の梁（横材）２０、複数の母屋（屋根支持材）３０及び屋根体４０を備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

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