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公開番号
2025084591
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198606
出願日
2023-11-22
発明の名称
ワーク搬送装置およびワーク搬送方法
出願人
セイコーインスツル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B23Q
7/04 20060101AFI20250527BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】長尺のワークを所望の姿勢で搬送することができるワーク搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置3は、長尺状のワークWを搬送する装置であって、水平姿勢のワークWを上下両側から挟み、第1受け渡し位置から第2受け渡し位置まで搬送する把持部11と、第2受け渡し位置にあるワークWを下方から支持する側壁面55を有し、側壁面55が下方に変位するようにワークWの長手方向に沿う回転軸線P回りに回転可能に設けられた受け渡し部材50と、側壁面55を挟んで回転軸線Pの反対側に配置されているとともに回転軸線P側を向く内面41aを有する保持部40と、を備える。保持部40の内面41aは、受け渡し部材50の回転に伴って傾斜する側壁面55上のワークWの変位を回転軸線Pの反対側から規制する。保持部40は、受け渡し部材50が回転することで側壁面55との間にワークWを通過させる隙間を形成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺状のワークを搬送する装置であって、
水平姿勢の前記ワークを上下両側から挟み、受け取り位置から受け渡し位置まで搬送する把持部と、
前記受け渡し位置にある前記ワークを下方から支持する支持面を有し、前記支持面が下方に変位するように前記ワークの長手方向に沿う回転軸線回りに回転可能に設けられた受け渡し部材と、
前記支持面を挟んで前記回転軸線の反対側に配置されているとともに前記回転軸線側を向く規制面を有し、前記規制面が前記受け渡し部材の回転に伴って傾斜する前記支持面上の前記ワークの変位を前記回転軸線の反対側から規制し、前記受け渡し部材が回転することで前記支持面との間に前記ワークを通過させる隙間を形成する規制部材と、
を備えるワーク搬送装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記受け渡し部材は、前記回転軸線を中心とする円柱状に形成され、
前記受け渡し部材には、前記支持面に画成された溝が形成され、
前記溝は、前記受け渡し部材の外周面から搬送方向の上流側を向く一端面にわたって開口している、
請求項1に記載のワーク搬送装置。
【請求項3】
前記規制部材は、
前記受け渡し部材を相対回転可能に保持する保持凹部と、
前記規制部材を上下方向に貫通し、前記保持凹部の下部と前記規制部材の下方空間とを連通させるとともに前記ワークを通過可能に形成された連通部と、
を備え、
前記保持凹部の内面が前記規制面である、
請求項2に記載のワーク搬送装置。
【請求項4】
前記支持面は、前記ワークの重心を下方から支持する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
【請求項5】
前記規制部材と前記支持面との間の隙間を通過した前記ワークをコンベヤ上に落下させる、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
【請求項6】
長尺状のワークを搬送する方法であって、
水平姿勢の前記ワークを把持部により上下両側から挟み、受け取り位置から受け渡し位置まで搬送するステップと、
前記受け渡し位置に搬送された前記ワークを受け渡し部材により下方から支持して前記把持部から受け取るステップと、
前記受け渡し部材を前記ワークの長手方向に沿う回転軸線回りに回転させて前記ワークを落下させるステップと、
を備えるワーク搬送方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワーク搬送装置およびワーク搬送方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ワークを加工する装置などにおいて、ワークを搬送する搬送装置が設けられる。ワークは、所定の姿勢で搬送先まで搬送されることが望まれる。ワークが長尺の場合、ワークにおける搬送装置に保持される箇所が重心からずれることにより、機器間でワークを受け渡しする際にワークの姿勢が崩れやすい。例えば、搬送装置は、長尺のワークを上下両側から挟んで機器間を搬送する場合がある。この場合、上流側の機器が上下両側から挟んだワークを下流側の機器に渡す際にワークをそのまま離すと、ワークの一端が他端よりも先行して落下し、落下先でワークの姿勢が乱れる可能性がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、連続式熱処理設備に長尺状のワークを供給する装置であって、連続式熱処理設備内に順次送り込まれる搬送ベルト側に長尺状のワークを投下するワーク投下手段と、当該ワーク投下手段から投下されるワークを一旦受け入れると共に、当該ワークを整列させてから搬送ベルト上に載せ換えるワーク整列手段とを備え、ワーク整列手段は、搬送ベルトの搬送方向とほぼ直交する方向に延びる樋状のホッパー本体と、当該ホッパー本体を搬送ベルトの搬送方向前後方向に転回させる転回機構とを有するワーク供給装置が開示されている。このワーク供給装置によれば、ワーク投下手段から投下されるワークを確実に整列させてから前記搬送ベルト上に載せ換えて供給することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4846379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のワーク搬送装置では、樋状のホッパー本体に一旦ワークを供給しなければならず、ホッパー本体よりも上流側でのワークの搬送方法によっては採用することができない。したがって、依然として長尺のワークを所望の姿勢で搬送する技術の開発が望まれている。
【0006】
そこで本発明は、長尺のワークを所望の姿勢で搬送することができるワーク搬送装置およびワーク搬送方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係るワーク搬送装置は、長尺状のワークを搬送する装置であって、水平姿勢の前記ワークを上下両側から挟み、受け取り位置から受け渡し位置まで搬送する把持部と、前記受け渡し位置にある前記ワークを下方から支持する支持面を有し、前記支持面が下方に変位するように前記ワークの長手方向に沿う回転軸線回りに回転可能に設けられた受け渡し部材と、前記支持面を挟んで前記回転軸線の反対側に配置されているとともに前記回転軸線側を向く規制面を有し、前記規制面が前記受け渡し部材の回転に伴って傾斜する前記支持面上の前記ワークの変位を前記回転軸線の反対側から規制し、前記受け渡し部材が回転することで前記支持面との間に前記ワークを通過させる隙間を形成する規制部材と、を備える。
【0008】
第1の態様によれば、把持部が受け渡し位置で受け渡し部材にワークを渡す際に、ワークが支持面によって下方から支持されるので、把持部がワークから上下両側に離れてもワークが水平姿勢を維持する。続いて、支持面が下方に変位するように受け渡し部材が回転すると、ワークの長手方向が回転軸線に沿うのでワークが水平姿勢を維持したまま受け渡し部材の回転軸線から離れるように変位し得るところ、規制部材の規制面がワークの変位を規制する。この状態で受け渡し部材の回転が進行すると、支持面と規制面との間に隙間が形成されてワークが水平姿勢のまま通過する。よって、ワークを水平姿勢のまま受け渡し部材から落下させることができるので、落下したワークを受け取る下流側の機器において、ワークが跳ねるなどによりワークの姿勢が乱れることを抑制できる。以上により、長尺のワークを所望の姿勢で搬送することができる。
【0009】
本発明の第2の態様に係るワーク搬送装置は、上記第1の態様に係るワーク搬送装置において、前記受け渡し部材は、前記回転軸線を中心とする円柱状に形成され、前記受け渡し部材には、前記支持面に画成された溝が形成され、前記溝は、前記受け渡し部材の外周面から搬送方向の上流側を向く一端面にわたって開口していてもよい。
【0010】
第2の態様によれば、把持部がワークを受け渡し部材の一端面上の開口から溝に挿入することで、溝を画成する支持面がワークを下方から支持する。支持面がワークを支持する状態で受け渡し部材を回転させることで、溝に配置されたワークが受け渡し部材の外周面上における溝の開口を通じて受け渡し部材から落下する。したがって、上記の作用効果を奏する構成が得られる。
(【0011】以降は省略されています)
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