特許ウォッチ

公開番号2025084350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198189
出願日2023-11-22
発明の名称冷蔵庫
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F25D 25/02 20060101AFI20250527BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】収納バリエーションに富んだ使い勝手に優れ、高さ調整にかかる操作性を向上することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】実施形態の冷却装置は、貯蔵室と、前記貯蔵室内に設けられる棚と、前記貯蔵室の左右の側壁面のそれぞれに設けられる第1凹部と、前記棚の左右側面から突出可能に設けられ、前記第1凹部のそれぞれに係止可能な第1突出部と、前記第1突出部を突出する方向に付勢力を付与する第1付勢部材と、を持つ。前記第1突出部は、外力を受けたときに前記第1凹部に対して係止解除位置に退避し、前記外力が解放されたときに前記第1付勢部材の付勢力により突出して前記第1凹部に対して係止可能位置に移動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
貯蔵室と、
前記貯蔵室内に設けられる棚と、
前記貯蔵室の左右の側壁面のそれぞれに設けられる第１凹部と、
前記棚の左右側面から突出可能に設けられ、前記第１凹部のそれぞれに係止可能な第１突出部と、
前記第１突出部を突出する方向に付勢力を付与する第１付勢部材と、を備え、
前記第１突出部は、外力を受けたときに前記第１凹部に対して係止解除位置に退避し、前記外力が解放されたときに前記第１付勢部材の付勢力により突出して前記第１凹部に対して係止可能位置に移動する、冷蔵庫。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記第１凹部の上面は、開口側から底部に向けて下向きの第１斜面を形成し、
前記第１突出部の係止先端部の上面が前記第１斜面に沿う第２斜面を形成し、
前記棚を上側に移動させることで、前記外力が発生して前記第２斜面が前記第１斜面に沿って移動する、請求項１に記載の冷蔵庫。
【請求項３】
前記棚の前側の下面には、前記第１突出部を前記係止解除位置に移動させる操作部が設けられる、請求項１に記載の冷蔵庫。
【請求項４】
前記外力を受けずとも前記操作部の操作によって前記第１突出部を前記係止解除位置に移動させる伝達部が設けられ、
前記伝達部は、前記棚の前後方向に複数配置される、請求項３に記載の冷蔵庫。
【請求項５】
前記操作部は、前記棚の左側面に設けられた前記第１突出部と、前記棚の右側面に設けられた前記第１突出部と、を前記係止解除位置に移動させる、請求項３に記載の冷蔵庫。
【請求項６】
前記操作部は、左右の前記第１突出部のそれぞれに設けられている、請求項３に記載の冷蔵庫。
【請求項７】
前記貯蔵室の後壁面に設けられた第２凹部と、
前記棚の後面から突出可能に設けられ、前記第２凹部に係止可能な第２突出部と、を備える、請求項１乃至６のいずれか１項に記載の冷蔵庫。
【請求項８】
前記第２突出部に対して前記第２凹部に係止する方向に付勢力を付与する第２付勢部材が設けられ、
前記第２突出部は、外力を受けたときに前記第２凹部に対して前記係止解除位置に退避し、前記外力が解放されたときに前記第２付勢部材の付勢により突出して前記第２凹部に対して係止可能位置に移動する、請求項７に記載の冷蔵庫。
【請求項９】
前記第２突出部は、前記棚の後面に突出した状態で固定され、
前記棚は、前後方向に移動可能に設けられ、
前記第２突出部は、前記棚を前方に移動させたときに、前記第２凹部に対して前記係止解除位置に退避する、請求項７に記載の冷蔵庫。
【請求項１０】
前記貯蔵室の左右の側壁面には、上下方向に延びる前側案内部と後側案内部とが設けられ、
前記棚には、前記前側案内部と前記後側案内部に案内される被案内部が設けられる、請求項１に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
冷蔵庫における貯蔵室に棚の高さを２段階程度で可変に調整することが知られている。また、棚を可変する際には、棚を一度、取り外して可変させる必要があり、高さ調整にかかる操作性がよくない。そのため、貯蔵室内における収納のバリエーションが乏しい。冷蔵室は、作り溜めを目的に鍋ごと収納するケースもあり、２段階程度の可変では利用者に使い勝手の良好なものが求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平８－１２８７８０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決しようとする課題は、収納バリエーションに富んだ使い勝手に優れ、高さ調整にかかる操作性を向上することができる冷蔵庫を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、前記貯蔵室内に設けられる棚と、前記貯蔵室の左右の側壁面のそれぞれに設けられる第１凹部と、前記棚の左右側面から突出可能に設けられ、前記第１凹部のそれぞれに係止可能な第１突出部と、前記第１突出部を突出する方向に付勢力を付与する第１付勢部材と、を持つ。前記第１突出部は、外力を受けたときに前記第１凹部に対して係止解除位置に退避し、前記外力が解放されたときに前記第１付勢部材の付勢力により突出して前記第１凹部に対して係止可能位置に移動する。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
実施形態の筐体の内箱のみを示した冷蔵庫を斜め前方から見た斜視図。
図１に示された貯蔵室に設けられる可動棚の取り付け状態を斜め前方から見た斜視図。
図２に示された可動棚を省略した貯蔵室の斜視図。
可動棚を斜め上方から見た斜視図。
可動棚を斜め下方から見た斜視図。
カバー本体を省略した可動棚を下方から見た平面図。
可動棚の一部を前方から見た縦断面図。
可動棚の一部を幅方向から見た縦断面図。
図８に示された第２突出部の要部拡大図。
図６に示された第１突出部の要部拡大図。
（ａ）～（ｃ）は、第１突出部の動作を説明する平面図。
第１変形例による冷蔵庫の要部を示す斜視図。
第２変形例による冷蔵庫の要部を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、実施形態の冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
【０００８】
本明細書では、冷蔵庫の正面に立つ利用者から冷蔵庫を見た方向を基準に、左右を定義している。また、冷蔵庫から見て冷蔵庫の正面に立つ利用者に近い側を「前」、遠い側を「後ろ」と定義している。本明細書において「幅方向」とは、上記定義における幅方向Ｙを意味する。本明細書において「前後方向Ｘ」とは、奥行方向を意味する。本明細書において「上下方向」とは、冷蔵庫の高さ方向を意味する。また、図面において、前側、前方を符号Ｘ１で示し、後側、後方を符号Ｘ２で示す。
【０００９】
［冷蔵庫の全体構成］
図１を参照し、実施形態の冷蔵庫１について説明する。まず、冷蔵庫１の全体構成について説明する。ただし、冷蔵庫１は、以下に説明する構成の全てを有する必要はなく、いくつかの構成が適宜省略されてもよい。
【００１０】
冷蔵庫１は、例えば、筐体と、複数の扉とを備えている。筐体は、筐体の内面を形成する内箱１０と、内箱１０の外側に位置して筐体の外面を形成する外箱（図示省略）と、を有する。内箱１０は、上壁面１０ａ、下壁面１０ｂ、左右の側壁面１０ｃ，１０ｃ、および後壁面１０ｄを有する。上壁面１０ａおよび下壁面１０ｂは、水平方向に広がる。左右の側壁面１０ｃは、下壁面１０ｂの左右の端部から上方に起立し、上壁面１０ａの左右の端部に繋がっている。後壁面１０ｄは、下壁面１０ｂの後端部から上方に起立し、上壁面１０ａの後端部に繋がっている。
（【００１１】以降は省略されています）

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