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公開番号2025078347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190838
出願日2023-11-08
発明の名称冷蔵庫
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類F25D 23/08 20060101AFI20250513BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】圧縮機の駆動音が使用者に聞こえやすくなるという問題の発生を抑制しながらも、冷蔵庫本体部の上部に形成されているデッドスペースを有効に活用することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体部と、前記冷蔵庫本体部の上部に設けられた貯蔵室と、前記貯蔵室内の上部に設けられた冷却器と、前記冷却器よりも前側に設けられた送風機と、少なくとも前記送風機よりも前側に設けられた断熱材と、前記冷蔵庫本体部の下部に設けられた圧縮機と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷蔵庫本体部と、
前記冷蔵庫本体部の上部に設けられた貯蔵室と、
前記貯蔵室内の上部に設けられた冷却器と、
前記冷却器よりも前側に設けられた送風機と、
少なくとも前記送風機よりも前側に設けられた断熱材と、
前記冷蔵庫本体部の下部に設けられた圧縮機と、
を備える冷蔵庫。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記貯蔵室内に貯蔵空間が形成されており、
前記冷却器が生成する冷気を前記貯蔵空間内に流すための冷気流路をさらに備え、
前記冷気流路は、少なくとも前記冷却器よりも下側に設けられており、
前記貯蔵空間と前記冷気流路との間、および、前記冷却器と前記冷気流路との間のうち少なくとも何れか一方に前記断熱材が設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記冷却器と前記貯蔵空間との間を仕切る仕切り部材と、
前記貯蔵空間内の空気を前記冷却器に戻すための戻り口と、
をさらに備え、
前記戻り口は、前記仕切り部材のうち後側の部分に設けられている請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記冷気流路は、前記貯蔵空間内に連通する第一吹出し口および第二吹出し口を備え、
少なくとも前記第二吹出し口は、前記貯蔵空間内の空気を前記冷却器に戻すための戻り口よりも下側に設けられており、
前記第二吹出し口は、前記第一吹出し口よりも下側に設けられており、且つ、前記第一吹出し口よりも大きい請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記冷却器と前記冷気流路との間に、前記冷却器から発生する水を受ける排水樋が設けられており、
前記排水樋と前記冷気流路との間に前記断熱材が設けられている請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記排水樋から水を排出する排水管と、
前記貯蔵空間内の空気を前記冷却器に戻すための戻り口と、
をさらに備え、
前記冷蔵庫本体部を構成する断熱箱体のうち側面部と後面部との間に角部が形成されており、
前記排水管は、
前記冷却器と前記戻り口との間に配置される第一部分と、
前記角部内に配置される第二部分と、
を有し、
前記第二部分は、前記第一部分よりも前記冷気流路から離れている請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記排水管を通して排出された水を貯める貯水部と、
前記断熱箱体の後面に設けられ、前記断熱箱体内に発泡断熱材を注入する注入口と、
をさらに備え、
前記排水管は、前記貯水部に導出される第三部分をさらに有し、
前記注入口は、前記第二部分と前記第三部分との間に位置している請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記冷蔵庫本体部を構成する断熱箱体を介して前記冷却器よりも上側または後側に設けられた制御装置をさらに備え、
前記制御装置と前記冷却器との間に真空断熱材が設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記制御装置と前記冷却器との間に、さらに発泡断熱材が設けられており、
前記制御装置と前記冷却器との間において前記断熱箱体の庫内側を形成する面は、所定方向に沿う第一面と、前記第一面から前記冷却器側に傾斜する第二面と、を含み、
前記発泡断熱材は、少なくとも前記第二面よりも庫外側に設けられている請求項8に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記断熱箱体の上面または後面を基準面として、前記基準面に垂直な方向を第一基準方向、前記第一基準方向に交差する方向を第二基準方向と定義した場合において、
前記第一基準方向において前記基準面側の前記冷却器の端面の前記第二基準方向における寸法は、前記第一基準方向において前記基準面とは反対側の前記冷却器の端面の前記第二基準方向における寸法よりも小さい請求項9に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されている冷蔵庫は、冷気を生成する冷却器や当該冷却器に冷媒を圧送する圧縮機などを含む冷凍サイクル機構を備えている。そして、この種の冷蔵庫において、冷却器は、冷蔵庫本体部の後面壁のうち中段部分や下段部分に設けられている冷却器室内に配置されている。また、圧縮機は、冷蔵庫本体部の下部の後部に設けられている機械室内に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-247440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような従来構成の冷蔵庫においては、冷蔵庫本体部の上部に設けられている貯蔵室内のうち上部の後側には使用者の手が届きにくく、当該部分がデッドスペースになってしまうという問題がある。そこで、近年では、このようなデッドスペース部分つまり冷蔵庫本体部の上部の後部に圧縮機を配置することが考えている。これにより、冷蔵庫本体部の下部に設けられている貯蔵室を、従来、圧縮機が配置されていた部分にまで拡大することができ、つまり、使用者の手が届きやすい貯蔵室の収容空間を拡大することが可能となる。
【0005】
しかしながら、冷蔵庫本体部の上部の後部に圧縮機を配置した構成では、当該圧縮機が使用者の頭部に近い部分に配置されることになるため、圧縮機の駆動音が使用者に聞こえやすくなってしまうという新たな問題が発生する。
【0006】
本実施形態は、圧縮機の駆動音が使用者に聞こえやすくなるという問題の発生を抑制しながらも、冷蔵庫本体部の上部に形成されているデッドスペースを有効に活用することができる冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体部と、前記冷蔵庫本体部の上部に設けられた貯蔵室と、前記貯蔵室内の上部に設けられた冷却器と、前記冷却器よりも前側に設けられた送風機と、少なくとも前記送風機よりも前側に設けられた断熱材と、前記冷蔵庫本体部の下部に設けられた圧縮機と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る冷蔵室の内部の構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る冷蔵庫の内部の構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る冷蔵庫の内部の構成例を概略的に示す背面図
本実施形態に係る冷蔵庫の内部の構成例を概略的に示す斜視図
本実施形態に係る冷蔵室の上部の後部の構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る冷蔵室の上部の後部の構成例を概略的に示す背面図
本実施形態に係る冷蔵用冷却器における各部の寸法の設定例を示す図
本実施形態の変形例に係る冷蔵用冷却器における各部の寸法の設定例を示す図
本実施形態に係る冷蔵室の上部の後部の構成例を概略的に示す斜視図
本実施形態に係る断熱箱体の角部の構成例を概略的に示す横断平面図
本実施形態に係る冷蔵室内における庫内ダクトの構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る庫内ダクトの構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る庫内ダクトの構成例を概略的に示す底面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、冷蔵庫に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する冷蔵庫10は、その外郭を構成する矩形箱状の断熱箱体11の内部に複数の貯蔵室12,13,14,15,16を形成している。断熱箱体11は、冷蔵庫10の本体部分を構成する冷蔵庫本体部の一例である。貯蔵室12,13,14,15,16の内部には、例えば食品類などといった各種の貯蔵物を貯蔵することが可能である。即ち、貯蔵室12,13,14,15,16の内部には、それぞれ、貯蔵物を収容可能な貯蔵空間が形成されている。詳しい図示は省略するが、断熱箱体11は、内箱と外箱との間に断熱材を備えた構成である。断熱箱体11を構成する断熱材としては、例えば、真空断熱パネル、発泡ウレタン、断熱性材料を成形した断熱成形体などといった種々の断熱材を適用することができる。
【0010】
貯蔵室12は、この場合、冷蔵温度帯の温度範囲内に維持される冷蔵室である。以下、貯蔵室12を「冷蔵室12」と称する場合がある。冷蔵温度帯は、基本温度帯の一例であり、冷蔵室12は、基本貯蔵室の一例である。貯蔵室13は、この場合、冷蔵温度帯の温度範囲内に維持される野菜室である。以下、貯蔵室13を「野菜室13」と称する場合がある。貯蔵室14は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される製氷室である。以下、貯蔵室14を「製氷室14」と称する場合がある。貯蔵室15は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される小冷凍室である。以下、貯蔵室15を「小冷凍室15」と称する場合がある。貯蔵室16は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される大冷凍室である。以下、貯蔵室16を「大冷凍室16」と称する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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