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公開番号
2025075446
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186619
出願日
2023-10-31
発明の名称
冷蔵庫
出願人
東芝ライフスタイル株式会社
代理人
弁理士法人サトー
主分類
F25D
25/00 20060101AFI20250508BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】例えば冷蔵室などといった第一貯蔵室内に例えばチルド室などといった第二貯蔵室が設けられている冷蔵庫について、第一貯蔵室の前面開口部のうち少なくとも一部だけが開放された状態であっても、第二貯蔵室内に貯蔵物を出し入れ可能にする。
【解決手段】本実施形態に係る冷蔵庫は、第一温度帯に冷却される第一貯蔵室と、前記第一貯蔵室の前面開口部を開閉する貯蔵室扉と、前記第一貯蔵室内に設けられ、前記第一温度帯とは異なる第二温度帯に冷却可能である第二貯蔵室と、を備える冷蔵庫であって、前記貯蔵室扉が前記第一貯蔵室の前面開口部のうち少なくとも一部を開放した状態において、前記第二貯蔵室の前面開口部のうち少なくとも一部が前側に開放されており、前記第二貯蔵室の底部に、上方に冷気を送出する冷気送出口が設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
第一温度帯に冷却される第一貯蔵室と、
前記第一貯蔵室の前面開口部を開閉する貯蔵室扉と、
前記第一貯蔵室内に設けられ、前記第一温度帯とは異なる第二温度帯に冷却可能である第二貯蔵室と、
を備える冷蔵庫であって、
前記貯蔵室扉が前記第一貯蔵室の前面開口部のうち少なくとも一部を開放した状態において、前記第二貯蔵室の前面開口部のうち少なくとも一部が前側に開放されており、
前記第二貯蔵室の底部に、上方に冷気を送出する冷気送出口が設けられている冷蔵庫。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第二貯蔵室内に冷気を供給可能である冷気供給部と、
前記第二貯蔵室内に移動可能に収容される容器と、
をさらに備え、
前記冷気供給部は、前記冷気送出口に冷気を案内する冷気案内風路を備え、
前記冷気案内風路は、前記容器の底面と、前記第二貯蔵室内において貯蔵物を載置可能である載置面との間に設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記第二貯蔵室内に冷気を流出する第一開口と、
前記冷気案内風路内に冷気を進入させる冷気進入口と、
を備え、
前記第一開口と前記冷気進入口が前後方向において重なっている請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記第二貯蔵室は、第一冷却領域と第二冷却領域を備え、
前記冷気供給部は、前記第一冷却領域内に冷気を流出する第一開口と、前記第二冷却領域内に冷気を流出する第二開口と、冷気を前記第一開口側と前記第二開口側とに分岐させる分岐部と、を備え、
前記冷気案内風路は、当該冷気案内風路内に冷気を進入させる冷気進入口を備え、
前記第一開口と前記冷気進入口が前後方向において重なっており、
前記第一開口と前記冷気進入口は、前記第一冷却領域内のうち前記分岐部に近い側に設けられている請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記容器は、当該容器から分離可能であって、前記載置面を形成可能である載置部材を備え、
前記冷気送出口は、前記容器の前端部に設けられており、
前記載置部材および前記容器の前端部のうち少なくとも何れか一方に、前記冷気送出口内に突出する冷気送出口内突出部が設けられている請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記容器は、当該容器から分離可能であって、前記載置面を形成可能である載置部材を備え、
前記載置部材および前記容器の底面のうち少なくとも何れか一方に、前記冷気案内風路内に突出する冷気案内風路内突出部が設けられている請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記冷気案内風路は、当該冷気案内風路内に冷気を進入させる冷気進入口を備え、
前記冷気案内風路内突出部として、
前記第二貯蔵室の幅方向における一方側に設けられている一方側突出部と、
前記第二貯蔵室の幅方向における他方側に設けられている他方側突出部と、
が設けられており、
前記冷気進入口から前記冷気送出口に向けて前記一方側突出部と前記他方側突出部との間隔が拡大する拡大領域を有する請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記載置面を形成可能である金属部材と、
前記冷気案内風路内から前記金属部材に向けて冷気を供給可能である冷気供給孔と、
をさらに備える請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記第二貯蔵室の上部において前記第一貯蔵室から前記第二貯蔵室を仕切る仕切り部材をさらに備え、
前記仕切り部材は、少なくとも、第一位置と、当該第一位置とは異なる高さである第二位置とに選択可能に取り付けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されている冷蔵庫は、冷蔵温度帯に冷却される冷蔵室と、この冷蔵室内に設けられたチルド室と、を備えている。この冷蔵庫において、冷蔵室の前面開口部は、左右方向に回動可能である貯蔵室扉、いわゆる観音開き式あるいはフレンチドア式の2つの冷蔵室扉により開閉可能となっている。チルド室には、当該チルド室の前面開口部を開閉するチルド室扉が設けられている。チルド室の前面開口部をチルド室扉により閉じて当該チルド室内を概ね密閉状態とすることにより、チルド室内を冷蔵温度帯とは異なるチルド温度帯に維持しやすくすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-96029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような従来構成の冷蔵庫において、チルド室は、例えば長尺な貯蔵物や大きめの貯蔵物を貯蔵したいという要望に応えるために横方向に長く形成されており、これに応じて、当該チルド室の前面開口部を開閉するチルド室扉も横方向に長く形成されている。そのため、冷蔵室の前面開口部が冷蔵室扉により閉じられた状態では、チルド室扉の前方に2つの冷蔵室扉が存在することとなり、従って、使用者は、2つの冷蔵室扉を開かないと、つまり、冷蔵室の前面開口部の全体を開放しないと、チルド室扉を開いてチルド室内に貯蔵物を出し入れすることができない。
【0005】
本実施形態は、例えば冷蔵室などといった第一貯蔵室内に例えばチルド室などといった第二貯蔵室が設けられている冷蔵庫について、第一貯蔵室の前面開口部のうち少なくとも一部だけが開放された状態であっても、第二貯蔵室内に貯蔵物を出し入れすることができるようにした技術案を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る冷蔵庫は、第一温度帯に冷却される第一貯蔵室と、前記第一貯蔵室の前面開口部を開閉する貯蔵室扉と、前記第一貯蔵室内に設けられ、前記第一温度帯とは異なる第二温度帯に冷却可能である第二貯蔵室と、を備える冷蔵庫であって、前記貯蔵室扉が前記第一貯蔵室の前面開口部のうち少なくとも一部を開放した状態において、前記第二貯蔵室の前面開口部のうち少なくとも一部が前側に開放されており、前記第二貯蔵室の底部に、上方に冷気を送出する冷気送出口が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す正面図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵室内の構成例を概略的に示す正面図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫において右側の冷蔵室扉が開かれた状態例を概略的に示す正面図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫において右側の冷蔵室扉が開かれた状態例を概略的に示す斜視図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫において左側の冷蔵室扉が開かれた状態例を概略的に示す正面図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫において左側の冷蔵室扉が開かれた状態例を概略的に示す斜視図
本開示の第1実施形態に係る庫内ダクトの構成例を概略的に示す斜視図
本開示の第1実施形態に係る冷気分岐部の構成例を概略的に示す斜視図
本開示の第1実施形態に係る冷気供給部の構成例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第2実施形態に係る冷気供給部の構成例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第2実施形態に係る大容器内から樹脂製プレートおよび金属製プレートが取り外された状態例を概略的に示す斜視図
本開示の第2実施形態に係る大容器内に樹脂製プレートおよび金属製プレートが取り付けられた状態例を概略的に示す斜視図
本開示の第2実施形態に係る樹脂製プレートの構成例を概略的に示す底面図
本開示の第2実施形態の変形例に係る冷気供給部の構成例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第3実施形態に係る冷気供給部の構成例を概略的に示す平面図
本開示の第3実施形態の変形例に係る扉ポケットの構成例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第3実施形態の変形例に係る冷気供給部の構成例を概略的に示す平面図
本開示の第4実施形態に係る冷気供給部の構成例を概略的に示す正面図
本開示の変形例に係る冷気供給部の構成例を概略的に示す縦断側面図
本開示の変形例に係る冷気流路の構成例を概略的に示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、冷蔵庫に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する冷蔵庫10は、その外郭を構成する矩形箱状の断熱箱体11の内部に複数の貯蔵室12,13,14,15,16を形成している。貯蔵室12,13,14,15,16の内部には、例えば食品類などといった各種の貯蔵物を貯蔵することが可能である。詳しい図示は省略するが、断熱箱体11は、内箱と外箱との間に断熱材を備えた構成である。断熱箱体11を構成する断熱材としては、例えば、真空断熱パネル、発泡ウレタン、断熱性材料を成形した断熱成形体などといった種々の断熱材を適用することができる。
【0009】
貯蔵室12は、この場合、冷蔵温度帯の温度範囲内に維持される冷蔵室である。以下、貯蔵室12を「冷蔵室12」と称する場合がある。冷蔵温度帯は、第一温度帯の一例であり、冷蔵室12は、第一貯蔵室の一例である。貯蔵室13は、この場合、冷蔵温度帯の温度範囲内に維持される野菜室である。以下、貯蔵室13を「野菜室13」と称する場合がある。貯蔵室14は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される製氷室である。以下、貯蔵室14を「製氷室14」と称する場合がある。貯蔵室15は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される小冷凍室である。以下、貯蔵室15を「小冷凍室15」と称する場合がある。貯蔵室16は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される大冷凍室である。以下、貯蔵室16を「大冷凍室16」と称する場合がある。
【0010】
冷蔵室12は、冷蔵庫10が備える複数の貯蔵室12,13,14,15,16のうち最も上部に設けられた貯蔵室となっている。野菜室13は、この冷蔵室12の下側に設けられており、且つ、断熱箱体11の上下方向における概ね中央部に位置して設けられている。製氷室14と小冷凍室15は、この野菜室13の下側に設けられており、且つ、断熱箱体11内において冷蔵庫10の横方向に沿って並んでいる。大冷凍室16は、断熱箱体11内において製氷室14および小冷凍室15の下側に設けられている。大冷凍室16は、冷蔵庫10が備える複数の貯蔵室12,13,14,15,16のうち最も下部に設けられた貯蔵室となっている。
(【0011】以降は省略されています)
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