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公開番号
2025084002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197729
出願日
2023-11-21
発明の名称
眼科装置
出願人
株式会社トプコン
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
A61B
3/135 20060101AFI20250526BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】より明るく、より鮮明なマイボーム腺の検査画像を得ることが可能な眼科装置を提供する。
【解決手段】細隙灯顕微鏡100は、可視光又は赤外光により被検眼を照明する背景照明系60と、被検眼Eを撮影する撮像部50と、背景照明系60及び撮像部50を制御する制御部20と、を備える。制御部20は、被検眼の瞼の裏側に存在するマイボーム腺の検査画像を生成する検査画像生成部21を有する。検査画像生成部21は、被検眼判定部22と、画像取得部23と、画像抽出部24と、画像合成部25と、赤外光モード判定部26と、報知部27と、AIモデル設定部28とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
可視光又は赤外光により被検眼を照明する照明部と、
前記被検眼を撮影する撮像部と、
前記照明部及び前記撮像部を制御する制御部と、を備える眼科装置であって、
前記制御部は、前記被検眼の瞼の裏側に存在するマイボーム腺の検査画像を生成する検査画像生成部を有し、
前記検査画像生成部は、
前記赤外光が照射された裏返った状態の前記瞼を撮影する前記撮像部から、撮影角度及び/又は撮影位置を変えながら前記マイボーム腺を撮影した複数枚の赤外画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部で取得した複数枚の前記赤外画像からピントの合った部分を部分画像として抽出する画像抽出部と、
前記画像抽出部で抽出した複数の前記部分画像を合成して前記マイボーム腺の検査画像を生成する画像合成部と、を有する
ことを特徴とする眼科装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記画像抽出部は、複数枚の前記赤外画像から、ピントずれ部分及び輝度異常部分を除いた部分を前記部分画像として切り出す
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
【請求項3】
前記検査画像生成部は、前記被検眼の前記瞼が裏返った状態であるかどうかを判定する被検眼判定部を有し、
前記画像取得部は、前記被検眼判定部により前記瞼が裏返った状態であると判定されると、所定の時間間隔で前記赤外画像を連続的に自動撮影する前記撮像部から複数枚の前記赤外画像を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
【請求項4】
前記眼科装置は、前記照明部の照明モードを、前記可視光を前記被検眼に照明する可視光モードと、前記赤外光を前記被検眼に照明する赤外光モードとに切り替える照明切替スイッチを備え、
前記検査画像生成部は、前記赤外光モードが切り替え選択されているかどうかを判定する赤外光モード判定部を有し、
前記被検眼判定部は、前記赤外光モード判定部により前記照明モードが前記赤外光モードであると判定されると、前記被検眼の前記瞼が裏返った状態であるかどうかを判定する
ことを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
【請求項5】
前記検査画像生成部は、前記被検眼の上瞼裏側の赤外画像の教師データと下瞼裏側の赤外画像の教師データを、機械学習アルゴリズムに与える機械学習により学習済AIモデルを構築し、構築した前記学習済AIモデルを設定しておくAIモデル設定部を有し、
前記被検眼判定部は、前記瞼が裏返った状態を判定するときに前記撮像部から取得した前記赤外画像を、前記学習済AIモデルに入力し、前記学習済AIモデルから出力される画像認識結果に基づいて前記瞼が裏返った状態であるかどうかを判定する
ことを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
【請求項6】
前記検査画像生成部は、前記被検眼判定部により前記瞼が裏返った状態でないと判定されたとき、検者に対して前記瞼が裏返っていないことを報知する報知部を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、眼科装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、赤外光により照明された被検眼を撮像部で撮影することで、被検眼の瞼の裏側に存在するマイボーム腺を観察する眼科装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献2に、瞼の内側表面が赤外光により照射された時の瞼の表面マイボグラフィー画像と、患者の瞼の外側表面から赤外光を徹照した時のIR徹照画像との組み合わせ又は引き算により、コントラストの高い画像を生成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-83657号公報
特許第6615748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、裏返った状態の瞼の表面はでこぼこして立体的であるため、ピントが合わずにぼけて撮影される部分があったり、突出した部分の影になって暗く撮影される部分があったりして、マイボーム腺全体が明るく鮮明な画像を取得することが困難であった。
【0005】
本開示は、上記問題に着目してなされたもので、より明るく、より鮮明なマイボーム腺の検査画像を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の眼科装置は、視光又は赤外光により被検眼を照明する照明部と、前記被検眼を撮影する撮像部と、前記照明部及び前記撮像部を制御する制御部と、を備える眼科装置である。前記制御部は、前記被検眼の瞼の裏側に存在するマイボーム腺の検査画像を生成する検査画像生成部を有する。前記検査画像生成部は、前記赤外光が照射された裏返った状態の前記瞼を撮影する前記撮像部から、撮影角度及び/又は撮影位置を変えながら前記マイボーム腺を撮影した複数枚の赤外画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部で取得した複数枚の前記赤外画像からピントの合った部分を部分画像として抽出する画像抽出部と、前記画像抽出部で抽出した複数の前記部分画像を合成して前記マイボーム腺の検査画像を生成する画像合成部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
このように構成された眼科装置は、複数の赤外画像の中からピントが合った部分を抽出し、抽出した部分画像を合成してマイボーム腺の検査画像を生成する。したがって、より明るく、より鮮明なマイボーム腺の検査画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の眼科装置の全体構成を示す右側面図及び電源部近傍の斜視図である。
実施例1の細隙灯顕微鏡の制御系の構成を示すブロック図である。
実施例1の細隙灯顕微鏡の背景光切替部の近傍の裏面図である。
実施例1の細隙灯顕微鏡の背景照明系及び対物レンズ近傍の正面図である。
検査画像生成部での検査画像生成の工程を説明するための説明図である。
実施例1の細隙灯顕微鏡の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例1)
本開示の眼科装置の一実施の形態である実施例1の細隙灯顕微鏡100は、図1~図4を参照して、以下のように説明される。図1に示される細隙灯顕微鏡100は、スリット状の照明光(以下、「スリット光」ということがある。)を用いて被検眼Eの角膜の光切片を切り取ることにより、角膜の断面の画像を取得する眼科装置であり、「スリットランプ顕微鏡」とも称される。
【0010】
実施例1の細隙灯顕微鏡100は、図1等に示されるように、本体部10と、制御部20とを主に備える。本体部10は、パーソナルコンピュータ(PC)80と通信ケーブル2により接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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