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公開番号2025083864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197504
出願日2023-11-21
発明の名称作物収穫機
出願人株式会社クボタ,オサダ農機株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類A01D 25/00 20060101AFI20250526BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】作物収穫機において、ソイラが振動駆動されるように構成された場合、ソイラへの伝動構造の簡素化を図り、ソイラの配置の自由度を高める。
【解決手段】圃場に突入して圃場の土を崩すことにより、収穫部による作物の圃場からの持ち上げを補助するソイラ21が備えられている。ソイラ21に振動を与える振動装置22が備えられている。機体に設けられた油圧ポンプから作動油が供給されることにより作動して、振動装置22を駆動する振動油圧モータ23が備えられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
走行装置が設けられた機体と、
前記機体の前部に設けられ、圃場の作物を保持し、保持した作物を圃場から持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する収穫部と、
圃場に突入して圃場の土を崩すことにより、前記収穫部による作物の圃場からの持ち上げを補助するソイラと、
前記ソイラに振動を与える振動装置と、
前記機体に設けられた油圧ポンプから作動油が供給されることにより作動して、前記振動装置を駆動する振動油圧モータとが備えられている作物収穫機。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記収穫部は、圃場の作物の葉部を保持し、葉部を保持した作物を圃場から持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する搬送体と、駆動されることによって、前記搬送体により搬送される作物の葉部を切断して、作物を前記搬送体から離脱させる切断装置とを有しており、
前記搬送体を駆動する搬送油圧モータと、
前記切断装置を駆動する切断油圧モータと、
前記油圧ポンプからの作動油を前記搬送油圧モータに供給する第1油圧経路と、
前記油圧ポンプからの作動油を前記切断油圧モータ及び前記振動油圧モータに供給する第2油圧経路とが備えられ、
前記油圧ポンプの作動油が、前記第1油圧経路及び前記第2油圧経路を介して、前記搬送油圧モータと、前記切断油圧モータ及び前記振動油圧モータとに、並列に供給される請求項1に記載の作物収穫機。
【請求項3】
前記振動油圧モータが、前記切断油圧モータよりも下流側に設けられて、
前記油圧ポンプの作動油が、前記第2油圧経路を介して前記切断油圧モータに供給され、前記切断油圧モータからの作動油が前記振動油圧モータに供給される請求項2に記載の作物収穫機。
【請求項4】
収穫された作物を回収する回収部と、
前記搬送体から離脱した作物を前記回収部に搬送する搬送コンベアと、
前記振動油圧モータよりも下流側に設けられて、前記振動油圧モータからの作動油が供給されることにより、前記搬送コンベアを駆動するコンベア油圧モータとが備えられ、
前記振動油圧モータと前記コンベア油圧モータとの間に設けられ、前記コンベア油圧モータに供給される作動油の流量を調節可能な流量調節部が備えられている請求項3に記載の作物収穫機。
【請求項5】
前記振動装置は、複数の凸部と凹部とが外周部に円周方向に沿って交互に設けられ、前記振動油圧モータにより回転駆動される回転体と、前記回転体の外周部に接触して、前記凸部により前記回転体の半径方向外方に向けて押し出される接触体と、前記接触体と前記ソイラとに亘って接続され、前記接触体が前記凸部により前記回転体の半径方向外方に向けて押し出される動作を前記ソイラに伝達して、前記ソイラを前方に向けて変位させる連係機構とを有しており、
前記凹部が前記接触体に達すると、前記機体の前進に伴う圃場からの抵抗により、前記ソイラが後方に変位し、前記連係機構を介して、前記接触体が前記凹部に入り、
前記凸部が前記接触体に達すると、前記接触体が前記凸部により前記回転体の半径方向外方に向けて押し出され、前記連係機構を介して、前記ソイラが前記機体の前進に伴う圃場の抵抗に抗して前方に変位する請求項1に記載の作物収穫機。
【請求項6】
前記収穫部に取り付け可能な支持フレームが備えられ、
前記ソイラと、前記振動装置と、前記振動油圧モータとが、前記支持フレームに取り付けられている請求項1に記載の作物収穫機。
【請求項7】
圃場に接地する補助車輪が、前記支持フレームに取り付けられている請求項6に記載の作物収穫機。
【請求項8】
前記収穫部が、前記機体の右部及び左部の一方に設けられ、
作業者が搭乗する運転部が、前記機体の右部及び左部の他方に設けられ、
前記支持フレームが、前記収穫部に対して前記機体の左右中央側に位置するように、前記収穫部に取り付けられる請求項6に記載の作物収穫機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場の人参や大根、玉葱等の作物を収穫する作物収穫機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
作物収穫機の一例である人参収穫機では、特許文献1に開示されているように、収穫部が機体の前部に設けられ、機体の前進に伴って、収穫部により、圃場の作物が保持され、保持された作物が圃場から引き抜かれるようにして持ち上げられ、斜め後方上方に向けて搬送されるように構成されたものがある。
【0003】
特許文献1では、収穫部による作物の圃場からの持ち上げを補助する為に、圃場に突入するソイラが収穫部の前部の下部に設けられており、機体の前進に伴って、ソイラにより圃場の土が崩される。特許文献1では、ソイラによる圃場の土の崩し機能が向上するように、ソイラが振動駆動される。
特許文献1では、機体に搭載されたエンジンの動力が、伝動ベルトや伝動軸等の機械的な伝動機構により、収穫部のソイラに伝達されて、ソイラが振動駆動されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-58316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、機体に搭載されたエンジンの動力が機械的な伝動機構により収穫部のソイラに伝達されるように構成されると、伝動ベルトや伝動軸、軸受け等の多数の部品が必要になるので、部品点数の削減及び生産コストの低減の面で改善の余地がある。
【0006】
機械的な伝動機構は、エンジンから任意の方向に向けて配置することは困難な場合が多く、機械的な伝動機構の配置可能な位置にソイラが設けられることになり、ソイラの配置に制限を受けることが多いので、改善の余地がある。
【0007】
本発明は、作物収穫機において、ソイラが振動駆動されるように構成された場合、ソイラへの伝動構造の簡素化を図ることを目的としており、ソイラの配置の自由度を高めることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の作物収穫機は、走行装置が設けられた機体と、前記機体の前部に設けられ、圃場の作物を保持し、保持した作物を圃場から持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する収穫部と、圃場に突入して圃場の土を崩すことにより、前記収穫部による作物の圃場からの持ち上げを補助するソイラと、前記ソイラに振動を与える振動装置と、前記機体に設けられた油圧ポンプから作動油が供給されることにより作動して、前記振動装置を駆動する振動油圧モータとが備えられている。
【0009】
本発明によると、ソイラに振動を与える振動装置と、振動装置を駆動する振動油圧モータとが備えられており、振動油圧モータは、機体に設けられた油圧ポンプから作動油が供給されることにより作動する。
【0010】
この場合、機体の油圧ポンプと振動油圧モータとに亘って、油圧ホースや油圧パイプ等を接続すればよいので、機械的な伝動機構よりも部品点数を削減することができ、生産コストの低減を図ることができる。
油圧ホースや油圧パイプ等は、機体の油圧ポンプから任意の方向に向けて配置し易いので、ソイラ、振動装置及び振動油圧モータを任意の位置に配置し易くなり、ソイラの配置の自由度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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