TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025083453
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025037115,2022569143
出願日
2025-03-10,2020-05-15
発明の名称
FGFR4阻害剤の経口製剤によるがんの治療方法
出願人
エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/506 20060101AFI20250523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】H3B-6527の製剤及び投薬レジメンを考案する必要がある。
【解決手段】本発明は、FGFR4の阻害薬を含む医薬組成物、及びFGFR4阻害薬を使用した癌療法の方法に関する。詳細には、本明細書には、阻害薬のそれを必要としているヒト対象への有効且つ安全な投与を可能にする定義付けられた薬物動態(PK)プロファイルを有するH3B-6527の投薬が記載される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
i)式Iによって与えられる化合物又はその薬学的に許容可能な塩、及び
ii)少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤
を含む経口投薬形態であって、
前記式Iの化合物が、構造:
TIFF
2025083453000015.tif
63
149
によって表されるN-(2-((6-(3-(2,6-ジクロロ-3,5-ジメトキシフェニル)-1-メチルウレイド)ピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アクリルアミドであり;及び
前記経口投薬形態が、ヒト対象に経口投与されるとき、約10ng/mL~約1000ng/mLの式Iの平均C
max
を実現するように製剤化される、経口投薬形態。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
式Iの前記平均C
max
が、約100ng/mL~約400ng/mLである、請求項1に記載の経口投薬形態。
【請求項3】
式Iの前記平均C
max
が、約100ng/mL~約300ng/mLである、請求項2に記載の経口投薬形態。
【請求項4】
式Iの前記平均C
max
が、
100ng/mLの80%~125%から
400ng/mLの80%~125%
の範囲にある、請求項1に記載の経口投薬形態。
【請求項5】
約0.5時間~約8時間で前記平均C
max
の平均t
max
を実現するように製剤化される、請求項1~4のいずれか一項に記載の経口投薬形態。
【請求項6】
前記ヒト対象への前記投薬形態の投与後約2時間~約6時間で前記平均C
max
の平均t
max
を実現するように製剤化される、請求項5に記載の経口投薬形態。
【請求項7】
前記ヒト対象への前記投薬形態の投与後約2時間~約4時間で前記平均C
max
の平均t
max
を実現するように製剤化される、請求項6に記載の経口投薬形態。
【請求項8】
前記ヒト対象への前記投薬形態の投与後約2時間~約3時間で前記平均C
max
の平均t
max
を実現するように製剤化される、請求項7に記載の経口投薬形態。
【請求項9】
約300mg~約2000mgの式Iの総当量を含む、請求項6に記載の前記経口投薬形態。
【請求項10】
約500~約1400mgの式Iの総当量を含む、請求項6に記載の経口投薬形態。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
適用されない。
続きを表示(約 4,000 文字)
【背景技術】
【0002】
線維芽細胞成長因子受容体(FGFR)シグナル伝達の変化は、肝細胞癌(HCC)及び肝内胆管癌(ICC)患者の転帰と相関することが示されている。Cheng AL.Eur J Cancer.2012;48(10):1452-1465;及びYoo C.Oncotarget.2017;8(24):38592-38601。線維芽細胞成長因子19(FGF19)は、腸から分泌されるタンパク質ホルモンであり、肝臓でFGFR4を通じて胆汁酸合成を調節する働きをする。FGFR4は、FGF19の主要な受容体であり、肝臓で高発現する。ヒトにおけるゲノム研究及びマウスにおける機能研究によれば、FGF19はHCC及びICCにおける癌遺伝子として関係があるとされている。Sawey ET.Cancer Cell.2011;19(3):347-358;及びSia D.Gastroenterology.2013;144(4):829-840。ゲノム研究では、一部のHCC(約30%)においてFGF19が過剰発現することが示されており、この過剰発現がFGFR4及びその下流シグナル伝達経路を過剰に活性化させるために、HCC/ICCにおける腫瘍成長の亢進につながることが仮定される。FGFR4の標的化は、FGF19シグナル伝達の変化を伴うHCC/ICCにおいて治療利益があり得る。FGFR4の標的化は、FGF19シグナル伝達の変化を伴う肉腫、特に横紋筋肉腫において治療利益があり得る。
【0003】
最近になって、式Iの化合物が、FGFR4の強力で選択的な阻害薬であることが発見され、同定された:
TIFF
2025083453000001.tif
69
149
【0004】
この化合物については、米国特許第9,434,697号明細書に記載されている。その様々な結晶形態については、米国特許出願公開第2018/0093972号明細書に記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
式Iは、インビトロ及びインビボモデルで有効であることが示されているが、治療を必要としているヒト癌患者に対して式Iが投与されるべき方法は、いまだ確定されていない。従って、式Iの薬物動態(以下、PK)プロファイルを決定することができるように、阻害薬をそれを必要としているヒト対象に有効且つ安全に投与することが可能となるであろうH3B-6527の製剤及び投薬レジメンを考案する必要がある。式IのPKプロファイルが推定されれば、式Iの治療的用量又は量を決定することができ、癌治療方法に用いることができる。HCC及び肉腫患者の有効性及び安全性と相関するPKプロファイルが同定されると、それらの癌に対するヒト治療方法においてそれが一般に利用可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態は、式Iによって与えられる化合物又はその薬学的に許容可能な塩と、少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤とを含む経口投薬形態であって、前記式Iの化合物が、構造
TIFF
2025083453000002.tif
63
149
によって表されるN-(2-((6-(3-(2,6-ジクロロ-3,5-ジメトキシフェニル)-1-メチルウレイド)ピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アクリルアミドであり;
及び前記経口投薬形態が、ヒト対象に経口投与されるとき、約10ng/mL~約1000ng/mLの式Iの平均C
max
を実現するように製剤化される、経口投薬形態を提供し得る。更なる実施形態において、式Iの平均C
max
は、約100ng/mL~約400ng/mLである。更なる実施形態において、式Iの前記平均C
max
は、約100ng/mL~約300ng/mLである。更なる実施形態において、式Iの前記平均C
max
は、100ng/mLの80%~125%から400ng/mLの80%~125%の範囲にある。更なる実施形態において、投薬形態は、約0.5時間~約8時間で前記平均C
max
の平均t
max
を実現するように製剤化される。更なる実施形態において、投薬形態は、前記ヒト対象への前記投薬形態の投与後約2時間~約6時間で前記平均C
max
の平均t
max
を実現するように製剤化される。更なる実施形態において、投薬形態は、前記ヒト対象への前記投薬形態の投与後約2時間~約4時間で前記平均C
max
の平均t
max
を実現するように製剤化される。更なる実施形態において、投薬形態は、前記ヒト対象への前記投薬形態の投与後約2時間~約3時間で前記平均C
max
の平均t
max
を実現するように製剤化される。更なる実施形態において、投薬形態は、約300mg~約2000mgの式Iの総当量を含む。更なる実施形態において、投薬形態は、約500~約1400mgの式Iの総当量を含む。
【0007】
更なる実施形態は、式Iによって与えられる化合物又はその薬学的に許容可能な塩と、少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤とを含む経口投薬形態であって、前記式Iが、構造:
TIFF
2025083453000003.tif
63
149
によって表されるN-(2-((6-(3-(2,6-ジクロロ-3,5-ジメトキシフェニル)-1-メチルウレイド)ピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アクリルアミドであり;
及び前記経口投薬形態が、ヒト対象に経口投与されるとき、約50h・ng/mL~約5700h・ng/mLの式Iの平均AUC
0-24
を実現するように製剤化される、経口投薬形態を提供する。更なる実施形態において、前記平均AUC
0-24
は、約100h・ng/mL~約1200h・ng/mLである。更なる実施形態において、前記平均AUC
0-24
は、100h・ng/mLの80%~125%から1200h・ng/mLの80%~125%の範囲にある。更なる実施形態において、前記投薬形態は、約300mg~約2000mgの式Iの総当量を含む。更なる実施形態において、前記投薬形態は、約600mg~約1000mgの式Iの総当量を含む。
【0008】
更なる実施形態は、式Iによって与えられる化合物又はその薬学的に許容可能な塩と、少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤とを含む、ヒト対象への投与用の経口投薬形態であって、前記式Iの化合物が、構造:
TIFF
2025083453000004.tif
64
149
によって表されるN-(2-((6-(3-(2,6-ジクロロ-3,5-ジメトキシフェニル)-1-メチルウレイド)ピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アクリルアミドであり;及び前記経口投薬形態が、ヒト対象に経口投与されるとき、約1時間~約6時間の前記投薬の式Iの平均t
1/2
を実現するように製剤化される、経口投薬形態を提供する。更なる実施形態において、前記平均t
1/2
は、約1時間~約5時間である。更なる実施形態において、前記平均t
1/2
は、約2時間~約3時間である。更なる実施形態において、投薬形態は、約300mg~約2000mgの式Iの総当量を含む。なおも更なる実施形態において、投薬形態は、約500mg~約1000mgの式Iの総当量を含む。
【0009】
更なる実施形態は、式Iによって与えられる化合物又はその薬学的に許容可能な塩と、少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤とを含む経口投薬形態であって、前記式Iの化合物が、構造:
TIFF
2025083453000005.tif
64
149
によって表されるN-(2-((6-(3-(2,6-ジクロロ-3,5-ジメトキシフェニル)-1-メチルウレイド)ピリミジン-4-イル)アミノ)-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アクリルアミドであり;及び前記経口投薬形態が、ヒト対象に経口投与されるとき、約400h・ng/mL~約1200h・ng/mLの式Iの平均AUC
0-12
を実現するように製剤化される、経口投薬形態を提供する。一部の実施形態において、前記平均AUC
0-12
において、約400h・ng/mL~約700h・ng/mLである。一部の実施形態において、平均AUC
0-12
は、400h・ng/mLの80%~125%から1200h・ng/mLの80%~125%の範囲にある。一部の実施形態において、上記に報告されるとおり、投薬形態は約500mg~約700mgの式Iの総当量を含む。
【0010】
別の実施形態は、本明細書に記載される薬物動態値を実現する手段を有する本明細書に記載されるとおりの投薬形態を含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
3か月前
個人
歯の掃除具
6か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
洗井間専家。
2か月前
個人
塗り薬塗り具
5か月前
個人
マッサージ機
3か月前
個人
導電香
4か月前
個人
白内障治療法
2か月前
個人
片足歩行支援具
4か月前
個人
クリップ
4か月前
個人
ホバーアイロン
1か月前
個人
発熱器具
6か月前
個人
染毛方法
6か月前
個人
矯正椅子
5日前
個人
健康器具
5か月前
個人
収納容器
5か月前
個人
車椅子持ち上げ器
2か月前
個人
口内洗浄具
3か月前
個人
眼科診療車
4か月前
三生医薬株式会社
錠剤
2か月前
個人
歯の保護用シール
5日前
個人
シャンプー
1か月前
個人
避難困難者救出台車
4か月前
個人
服薬支援装置
2か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
6か月前
株式会社 MTG
浴用剤
4か月前
株式会社八光
剥離吸引管
今日
株式会社コーセー
化粧料
4か月前
個人
除菌システム
4か月前
株式会社コーセー
美爪料
4か月前
株式会社結心
手袋
2か月前
個人
Dr.なかまつよい耳
6か月前
株式会社ファンケル
化粧料
6か月前
続きを見る
他の特許を見る