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公開番号2025083043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196705
出願日2023-11-20
発明の名称送風機
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人
主分類F04D 29/54 20060101AFI20250523BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】異物の存在によってインペラの回転が損なわれることを防止し、ファン性能の低下を防止し得る送風機を実現する。
【解決手段】本発明の送風機(100)は、軸方向の一端側に吸気口(114)、前記軸方向の他端側に排気口(140x)を有するケーシング(110)と、ケーシング(110)の内側に配置され、複数の羽根(133)を有するインペラ(130)と、ケーシング(110)の内周面(113n)に対して吸気口側から排気口側にかけて延在するように設けられ、羽根(133)と対向する複数のリブ(140)と、を備え、羽根(133)の枚数はリブ(140)の個数よりも少なく、リブ(140)の個数は、羽根(133)の枚数の非整数倍である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向の一端側に吸気口、前記軸方向の他端側に排気口を有するケーシングと、
前記ケーシングの内側に配置され、複数の羽根を有するインペラと、
前記ケーシングの内周面に対して吸気口側から排気口側にかけて延在するように設けられ、前記羽根と対向する複数のリブと、
を備え、
前記羽根の枚数は前記リブの個数よりも少なく、
前記リブの個数は、前記羽根の枚数の非整数倍である
送風機。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記リブの個数が偶数または奇数の場合、前記羽根の枚数は奇数または偶数である
請求項1に記載の送風機。
【請求項3】
前記羽根の1枚と対向する前記リブの数は2個以下である、
請求項1または2に記載の送風機。
【請求項4】
前記羽根の少なくとも1枚は、径方向において対向する前記リブの数が1個である
請求項3に記載の送風機。
【請求項5】
前記リブのうち前記羽根と対向する先端部の幅は、前記羽根の最大厚さよりも小さい、
請求項1に記載の送風機。
【請求項6】
前記リブは、前記ケーシングの内周面から次第に隆起した断面山型形状を有し、前記内周面から立ち上がる第1の凹部と、当該第1の凹部の端部と接合された凸部と、当該凸部と接合されて前記内周面に向かって立ち下がる第2の凹部とを有する、
請求項1に記載の送風機。
【請求項7】
前記リブの先端部の幅は、前記第1の凹部と前記凸部との境界となる第1の境界線と、前記凸部と前記第2の凹部との境界となる第2の境界線とを結ぶ直線距離であり、周方向において互いに隣接する前記リブの凸部間には離間部が形成され、周方向における前記離間部の長さは、前記リブの先端部の幅よりも長い、
請求項6に記載の送風機。
【請求項8】
前記リブは、前記吸気口側から前記排気口側にかけて傾斜した状態で延在しており、互いに隣接する一方のリブにおける前記吸気口側の端部と、他方のリブとが軸方向において空間的に重なっている
請求項1に記載の送風機。
【請求項9】
前記リブにおける前記吸気口側の端部は、前記ケーシングにおける前記吸気口を形成する傾斜面と連続した端面を有する、請求項1に記載の送風機。
【請求項10】
前記ケーシングは、前記インペラを回転可能に支持するための複数のスポークを有し、
前記スポークの本数が偶数または奇数の場合、前記リブの個数も偶数または奇数である、
請求項1または7に記載の送風機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却ファン等に用いられる送風機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、軸流送風機(以下、これを単に「送風機」という。)においては、軸方向の一端側に吸気口および他端側に排気口を有するケーシングと、そのケーシングの内側に配置されたインペラとを備えている。
【0003】
この種の送風機においてインペラは、ハブの外周部に複数の羽根を有しており、ハブと共にこれら複数の羽根が回転することにより、ケーシングの吸気口から空気を吸い込み、排気口から空気を排出することができる。
【0004】
また、この種の送風機においては、ケーシングの内周面とインペラの羽根との間の隙間が狭いほど静圧-風量性能が向上することが知られており、一般的にはケーシングの内周面と羽根との径方向における隙間(以下、これを「径方向隙間」という。)は1mm以下になるように設計されている。
【0005】
また、冷却ファンにおいては、ファンケーシングのインペラ収容室の内周面に冷却風案内溝を形成し、その冷却風案内溝の存在によって冷却風を吹き出し側に通風抵抗を少なくして案内し、渦流を生じさせずに冷却風の通風量を増やして冷却性能を向上させるものが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0006】
また、軸流送風機においては、ケーシングの内周面に複数の突条部を設け、ケーシングの内周面に沿って流れる気流が排気口側に向かうように整流することにより、排気口から直進性の高い空気を排出し、排出風全体の拡散を抑制するものが提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2000-130399号公報
特許第6183852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら特許文献1の冷却ファン、および、特許文献2の軸流送風機では、ケーシングの内周面と羽根との間の径方向隙間について特に明記されていないものの、一般的な1mm以下であると想定される。この場合、その隙間に土や砂、油やスラッジが入り込んだり、氷点下等の低温環境下では隙間に存在する水滴が氷結し、これらの異物の存在によってインペラの回転が抑制されてしまうおそれがある。
【0009】
本発明は、以上の点を鑑み、異物の存在によってインペラの回転が損なわれることを防止し、ファン性能の低下を防止し得る送風機を実現することを課題の一例とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の送風機は、軸方向の一端側に吸気口、前記軸方向の他端側に排気口を有するケーシングと、ケーシングの内側に配置され、複数の羽根を有するインペラと、ケーシングの内周面に対して吸気口側から排気口側にかけて延在するように設けられ、羽根と対向する複数のリブと、を備え、羽根の枚数はリブの個数よりも少なく、リブの個数は、羽根の枚数の非整数倍である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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