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公開番号2025083041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196702
出願日2023-11-20
発明の名称電動歯ブラシ
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類A61C 17/22 20060101AFI20250523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】一つのモータで、ブラシ毛先の高速振動とブラシ全体の直進往復動作を備える振動付きスクラビング法が可能な電動歯ブラシ。
【解決手段】筐体4と、モータ保持部材23を介して筐体4に取り付けられ、偏心重り20を有するモータ24と、モータ24の駆動力を伝達する伝達機構31、32と、駆動力の回転動作を直進往復動作に変換する変換機構30とを備え、変換機構30は、モータ保持部材23と異なる位置で筐体に固定される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
筐体と、
モータ保持部材を介して前記筐体に取り付けられ、偏心重りを有するモータと、
前記モータの駆動力を伝達する伝達機構と、
前記駆動力の回転動作を直進往復動作に変換する変換機構と
を備え、
前記変換機構は、前記モータ保持部材と異なる位置で前記筐体に固定されることを特徴とする電動歯ブラシ。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記伝達機構と前記変換機構は、前記モータ保持部材とは異なる位置で前記筐体に固定される変換機構保持部に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の電動歯ブラシ。
【請求項３】
前記モータ保持部材は、前記筐体に取り付けられる取付部を有し、
前記モータの出力軸と平行な方向に前記取付部まで延びる腕部を有することを特徴とする請求項１または２に記載の電動歯ブラシ。
【請求項４】
前記取付部は、前記モータの出力軸の延びる方向に対し前記モータを前記モータ保持部材に取り付ける取付面と同じ、または前記取付け面よりも前記出力軸の先端側に突出した位置に設けられていることを特徴とする請求項３に記載の電動歯ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電動歯ブラシに関する。
続きを表示（約 960 文字）【背景技術】
【０００２】
近年では、歯周病が全身に及ぼす影響について解明されてきたことで、歯や歯茎の健康維持が注目され、オーラルケアへの関心が高まっている。
【０００３】
歯磨きは、歯面、歯周ポケットや歯と歯の間の汚れを取り除くことが目的である。特に、細かな隙間に歯ブラシの毛先を届けるためには、ヨコ（歯の並び方向）に細かく動かすことが大切である。
【０００４】
しかしながら、手動歯磨きで素早い一定速かつ一定移動量のストロークを継続してヨコに細かく動かすことは困難であり、磨きムラにつながっている。
【０００５】
多くの電動歯ブラシは、モータの振動をブラシに伝達して、ブラシ毛先を高速振動させる方式であり。歯垢除去量は、ブラシが擦った数に比例することが報告されてあり、手動よりも圧倒的な擦り数を得ることができ、高速化は歯垢除去に有効と言われている。
【０００６】
また、特許文献１には、ブラシを直線往復運動させる電動歯ブラシが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
特開２０００－２７９４３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
ただし、特許文献１記載の電動歯ブラシにおいては、ストローク運動（直線往復運動）はしているものの、ブラシを振動させるものではなかった。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
上記課題を解決するために、本発明の電動歯ブラシは、
モータ振動がストローク機構による損失を低減するために、モータ部とストローク機構部を分離したこと。モータ部とストローク機構部の連結は、モータ出力軸に取り付けられたウォームギアとストローク機構部のホイールであり、また、モータ部、ストローク機構部は各々筐体に固定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【００１０】
本発明は、ブラシを高速振動させつつ、直線往復動作させることで、歯垢除去力の向上、歯磨き時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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