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公開番号2025082676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196170
出願日2023-11-17
発明の名称シート給送装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ぱてな
主分類B65H 3/52 20060101AFI20250522BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】分離パッドと、アクチュエータの回動軸とを支持するフレームの剛性を高くできるとともに、給送方向の大型化を抑制できるシート給送装置を提供する。
【解決手段】シート給送装置1において、付勢バネ23Sは、分離パッド23とフレーム90との間に位置する。フレーム90は、付勢力F1の反力F2であって下向きの反力F2を受ける。アクチュエータ40の当接片41及び回動軸43は、分離パッド23よりも幅方向の一方に位置する。フレーム90は、幅方向において回動軸43の一端43Rと他端43Lとの間に位置する第1領域A1の上端縁91Uの高さが回動心X40以下である。フレーム90は、幅方向において分離パッド23が位置する領域を含み、かつ第1領域A1以外の第2領域(A2、A3)において、第1領域A1の上端縁91Uよりも上方に延びる立壁92W、93Wを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シートを給送方向に給送する分離ローラと、
前記分離ローラに対向する分離パッドと、
前記分離パッドを前記分離ローラに向けて押圧する付勢力を発揮する付勢バネと、
給送されるシートを検出するためのアクチュエータであって、シートに当接して前記給送方向に直交する幅方向に延びる回動軸心周りに回動する当接片と、前記回動軸心を中心として前記当接片と一体で回動する回動軸と、を有する前記アクチュエータと、
前記分離パッドを前記分離ローラに対して接離可能に支持するとともに、前記回動軸における前記幅方向の一端及び他端を回動可能に支持するフレームと、
を備え、
前記付勢バネは、前記分離パッドと前記フレームとの間に位置し、
前記フレームは、前記付勢力の反力であって下向きの前記反力を受け、
前記当接片及び前記回動軸は、前記分離パッドよりも前記幅方向の一方に位置し、
前記フレームは、前記幅方向において前記回動軸の前記一端と前記他端との間に位置する第1領域の上端縁の高さが前記回動軸心以下であり、
前記フレームは、前記幅方向において前記分離パッドが位置する領域を含み、かつ前記第1領域以外の第2領域において、前記第1領域の前記上端縁よりも上方に延びる立壁を有していることを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記立壁は、前記回動軸よりも上方に延びている請求項1記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記幅方向に沿って見て、前記立壁は、前記回動軸と重なる部分を有している請求項1記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記回動軸は、前記当接片が接続する大径部分と、前記大径部分よりも前記幅方向の前記一方に位置し、前記大径部分よりも小径である小径部分と、を有し、
前記第1領域の前記上端縁は、前記大径部分に対向する範囲において、前記大径部分よりも下方に位置し、前記小径部分に対向する範囲において、前記小径部分の下端よりも上方に位置している請求項1記載のシート給送装置。
【請求項5】
給送対象のシートを支持する支持板と、
前記支持板に支持されたシートを前記分離ローラに向けて給送する給送ローラと、
従動カムを有し、駆動力が前記従動カムを経由して伝達されることで、前記支持板を上下動させて前記給送ローラに対して接離させる昇降機構と、
前記従動カムに前記駆動力を伝達する駆動カムと、
前記駆動カムを支持するギヤフレームと、
をさらに備え、
前記フレームは、前記分離パッドよりも前記幅方向の前記他方に位置する連結端部において前記ギヤフレームと連結し、
前記従動カムは、前記連結端部において前記フレームに支持されている請求項1乃至4のいずれか1項記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記昇降機構は、前記幅方向に延び、前記幅方向の前記他方の端部に前記従動カムが固定された揺動軸と、前記幅方向において互いに離れた位置で前記揺動軸に固定された2つの揺動ギヤと、各前記揺動ギヤに一対一で対応し、各前記揺動ギヤから前記駆動力が伝達されることで、前記支持板を上下動させる2つのアームと、を有し、
前記フレームは、前記揺動軸及び各前記アームを揺動可能に支持している請求項5記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記フレームは、前記分離パッドを前記幅方向の外側から挟んで前記分離パッドを支持する2つの支持壁を有し、
各前記支持壁は、下端側において、前記揺動軸との間に隙間を有して前記揺動軸に上から対向する対向縁を有している請求項6記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記揺動軸は金属製であり、
前記隙間は、前記フレームが前記反力を受けて下向きに撓むときに前記対向縁が前記揺動軸に当接可能な大きさに設定されている請求項7記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記フレームは、前記分離パッドを前記幅方向の外側から挟んで前記分離パッドを支持する2つの支持壁と、各前記支持壁よりも前記幅方向の前記他方に位置し、かつ前記立壁よりも前記給送方向の上流に位置し、前記幅方向において互いに離れた位置で上下方向に延びる複数の補強リブと、を有し、
各前記補強リブの上端側は、前記立壁に接続している請求項1乃至4のいずれか1項記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記フレームは、各前記補強リブにおける前記給送方向の上流で上下方向に延びる端縁に接続し、上下方向及び前記幅方向に延びる補強壁を有し、
前記補強壁における前記幅方向の前記一方に位置する端縁は、前記分離パッドよりも前記幅方向の前記他方に位置する前記支持壁に接続している請求項9記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はシート給送装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来のシート給送装置の一例が開示されている。特許文献1の図2に示すように、このシート給送装置は、分離ローラ、分離パッド及び付勢バネを備えているとともに、フレームとしての給送ガイド部材を備えている。
【0003】
付勢バネは、分離パッドを分離ローラに向けて押圧する付勢力を発揮する。給送ガイド部材は、分離パッドを分離ローラに対して接離可能に支持している。
【0004】
特許文献1には開示されていないが、このシート給送装置は、分離パッドの近傍において、給送されるシートを検出するためのアクチュエータを備えている。アクチュエータとしては、当接片及び回動軸を有する構成が一般的である。当接片は、シートに当接して給送方向に直交する幅方向に延びる回動軸心周りに回動する。回動軸は、回動軸心を中心として当接片と一体で回動する。給送ガイド部材は、回動軸を回動可能に支持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-85139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1開示のシート給送装置と同様の構成を備える従来のシート給送装置において、付勢バネは、分離パッドとフレームとの間に位置し、フレームは、付勢力の反力であって下向きの反力を受ける。このため、フレームがその反力を受けて下向きに撓むおそれがある。フレームが撓むと、例えば、分離ローラ及び分離パッドの分離性能の低下等の不具合が発生するおそれがある。
【0007】
このため、その反力に抗することができるようにフレームの剛性を高くする必要があり、例えば、上方に延びる立壁をフレームに設けて、フレームを補強することが考えられる。
【0008】
しかしながら、フレームにおける分離パッドの近傍にアクチュエータを配置する必要があるため、アクチュエータの当接片及び回動軸の動作範囲に干渉しないように立壁を設けようとすると、立壁の位置を給送方向にずらす必要がある。その結果、このシート給送装置は、フレームの給送方向の大型化を抑制し難くなるおそれがある。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、分離パッドと、アクチュエータの回動軸とを支持するフレームの剛性を高くできるとともに、給送方向の大型化を抑制できるシート給送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のシート給送装置は、シートを給送方向に給送する分離ローラと、
前記分離ローラに対向する分離パッドと、
前記分離パッドを前記分離ローラに向けて押圧する付勢力を発揮する付勢バネと、
給送されるシートを検出するためのアクチュエータであって、シートに当接して前記給送方向に直交する幅方向に延びる回動軸心周りに回動する当接片と、前記回動軸心を中心として前記当接片と一体で回動する回動軸と、を有する前記アクチュエータと、
前記分離パッドを前記分離ローラに対して接離可能に支持するとともに、前記回動軸における前記幅方向の一端及び他端を回動可能に支持するフレームと、
を備え、
前記付勢バネは、前記分離パッドと前記フレームとの間に位置し、
前記フレームは、前記付勢力の反力であって下向きの前記反力を受け、
前記当接片及び前記回動軸は、前記分離パッドよりも前記幅方向の一方に位置し、
前記フレームは、前記幅方向において前記回動軸の前記一端と前記他端との間に位置する第1領域の上端縁の高さが前記回動軸心以下であり、
前記フレームは、前記幅方向において前記分離パッドが位置する領域を含み、かつ前記第1領域以外の第2領域において、前記第1領域の前記上端縁よりも上方に延びる立壁を有していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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