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公開番号
2025083612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197057
出願日
2023-11-21
発明の名称
プリンタ、プログラム、及び制御方法
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
2/32 20060101AFI20250526BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】シフトレジスタの段数が同じで発熱素子の数が異なるサーマルヘッドを判別できるプリンタ、プログラム、及び制御方法を提供する。
【解決手段】プリンタの装着部は筐体に設けられ、サーマルヘッド6である第一サーマルヘッド6A又は第二サーマルヘッド6Bを着脱可能である。サーマルヘッド6はM段(M=320)のシフトレジスタ61と、ラッチドライバ62と、複数の発熱素子9を有する。第一サーマルヘッド6Aは300個の発熱素子9を有し、第二サーマルヘッド6Bは203個の発熱素子9を有する。プリンタのCPUは、シフトレジスタ61の領域DI1について最初の段から一段ずつ対応する通電信号をラッチドライバ62から出力させる。CPUは通電信号が出力されているときに電圧検出回路が出力するデジタル値に基づき、サーマルヘッド6の種類を判別する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体と、
複数の発熱素子と、クロック信号によってシリアルデータをシフトするM段(Mは自然数)のシフトレジスタと、ラッチ信号により前記シリアルデータを一時的に保持しストローブ信号に応じて保持された前記シリアルデータに基づき前記シフトレジスタの各段に対応する前記発熱素子を発熱させるための通電信号を出力するラッチドライバとを有するサーマルヘッドであって、前記発熱素子の数がN1個(N1は2以上の自然数、N1≦M)である第一サーマルヘッド又は前記発熱素子の数がN2個(N2は2以上の自然数、N2<N1)である第二サーマルヘッド、の何れかを択一的に着脱可能であり、前記筐体に設けられる装着部と、
前記装着部に装着された前記サーマルヘッドに前記シリアルデータと、前記クロック信号と、前記ラッチ信号と、前記ストローブ信号とを出力することで、前記通電信号を制御する制御部と、
前記発熱素子を発熱させるために前記サーマルヘッドを流れる電流値に応じたパラメータを検出する検出部と、
を備えるプリンタにおいて、
前記制御部は、
前記シフトレジスタにおける第N2+1段から第N1段までの間にある段を少なくとも一つを含む第一所定領域について、前記第一所定領域の最初の段から一段ずつ対応する前記通電信号を前記ラッチドライバから出力させる第一出力処理と、
前記第一出力処理により前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータに基づき、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドの種類を判別する判別処理と、
を実行することを特徴とするプリンタ。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記第一所定領域に含まれる前記シフトレジスタの段の全ては、前記シフトレジスタにおける第N2+1から第N1段までの間にあることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記サーマルヘッドの種類に対応する前記パラメータの閾値の範囲である第一範囲を記憶する第一記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記判別処理において、
前記第一出力処理により前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータと、前記第一記憶部に記憶された前記第一範囲と、の関係に基づき、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドの種類を判別すること
を特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記第一出力処理により前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータが、前記第一範囲外である場合、エラーを報知する第一報知処理を実行することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記パラメータの閾値の範囲である第二範囲を記憶する第二記憶部を更に備え、
前記制御部は、
前記シフトレジスタにおける第1段から第N2段までの間にある第二所定領域について、最初の段から一段ずつ対応する前記通電信号を前記ラッチドライバから出力させる第二出力処理と、
前記第二出力処理により前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータが、前記第二範囲外である場合、エラーを報知する第二報知処理と、
を実行することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項6】
筐体と、複数の発熱素子と、クロック信号によってシリアルデータをシフトするM段(Mは自然数)のシフトレジスタと、ラッチ信号により前記シリアルデータを一時的に保持しストローブ信号に応じて保持された前記シリアルデータに基づき前記シフトレジスタの各段に対応する前記発熱素子を発熱させるための通電信号を出力するラッチドライバとを有するサーマルヘッドであって、前記発熱素子の数がN1個(N1は2以上の自然数、N1≦M)である第一サーマルヘッド又は前記発熱素子の数がN2個(N2は2以上の自然数、N2<N1)である第二サーマルヘッド、の何れかを択一的に着脱可能であり、前記筐体に設けられる装着部と、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドに前記シリアルデータと、前記クロック信号と、前記ラッチ信号と、前記ストローブ信号とを出力することで、前記通電信号を制御する制御部と、前記発熱素子を発熱させるために前記サーマルヘッドを流れる電流値に応じたパラメータを検出する検出部と、を備えるプリンタを制御するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記シフトレジスタにおける第N2+1段から第N1段までの間にある段を少なくとも一つを含む第一所定領域について、前記第一所定領域の最初の段から一段ずつ対応する前記通電信号を前記ラッチドライバから出力させる第一出力ステップと、
前記第一出力ステップにより前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータに基づき、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドの種類を判別する判別ステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項7】
筐体と、複数の発熱素子と、クロック信号によってシリアルデータをシフトするM段(Mは自然数)のシフトレジスタと、ラッチ信号により前記シリアルデータを一時的に保持しストローブ信号に応じて保持された前記シリアルデータに基づき前記シフトレジスタの各段に対応する前記発熱素子を発熱させるための通電信号を出力するラッチドライバとを有するサーマルヘッドであって、前記発熱素子の数がN1個(N1は2以上の自然数、N1≦M)である第一サーマルヘッド又は前記発熱素子の数がN2個(N2は2以上の自然数、N2<N1)である第二サーマルヘッド、の何れかを択一的に着脱可能であり、前記筐体に設けられる装着部と、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドに前記シリアルデータと、前記クロック信号と、前記ラッチ信号と、前記ストローブ信号とを出力することで、前記通電信号を制御する制御部と、前記発熱素子を発熱させるために前記サーマルヘッドを流れる電流値に応じたパラメータを検出する検出部と、を備えるプリンタの制御方法であって、
前記シフトレジスタにおける第N2+1段から第N1段までの間にある段を少なくとも一つを含む第一所定領域について、前記第一所定領域の最初の段ずつ対応する前記通電信号を前記ラッチドライバから出力させる第一出力工程と、
前記第一出力工程により前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータに基づき、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドの種類を判別する判別工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、プログラム、及び制御方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、サーマルヘッドの素子数を検出するサーマルプリンターを開示する。
特許文献1のサーマルプリンターはサーマルヘッドと、シフトレジスターと、素子数検出データ生成部と、素子数カウント部とを有する。シフトレジスターはn段のFF(フリップフロップ)を含む。FFはサーマルヘッドの素子数と同じ数だけカスケード接続されている。素子数検出データ生成部は、シフトレジスターにクロック信号に同期して素子数検出データを送信する。シフトレジスターは最終段のFFの出力端子から素子数カウント部のデータ入力端子に出力信号を入力する。素子数カウント部は出力信号を取り込むことにより素子数を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-162810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のサーマルプリンターでは、シフトレジスタのFFの数をサーマルヘッドの素子数と同数であることを前提として、シフトレジスタのFFの数をサーマルヘッドの素子数とみなしている。そのため、FFの数とサーマルヘッドの素子数とが異なるサーマルヘッドを判別できない。
【0005】
本発明の目的はシフトレジスタの段数が同じで発熱素子の数が異なるサーマルヘッドを判別できるプリンタ、プログラム、及び制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様に係るプリンタは、筐体と、複数の発熱素子と、クロック信号によってシリアルデータをシフトするM段(Mは自然数)のシフトレジスタと、ラッチ信号により前記シリアルデータを一時的に保持しストローブ信号に応じて保持された前記シリアルデータに基づき前記シフトレジスタの各段に対応する前記発熱素子を発熱させるための通電信号を出力するラッチドライバとを有するサーマルヘッドであって、前記発熱素子の数がN1個(N1は2以上の自然数、N1≦M)である第一サーマルヘッド又は前記発熱素子の数がN2個(N2は2以上の自然数、N2<N1)である第二サーマルヘッド、の何れかを択一的に着脱可能であり、前記筐体に設けられる装着部と、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドに前記シリアルデータと、前記クロック信号と、前記ラッチ信号と、前記ストローブ信号とを出力することで、前記通電信号を制御する制御部と、前記発熱素子を発熱させるために前記サーマルヘッドを流れる電流値に応じたパラメータを検出する検出部と、を備えるプリンタにおいて、前記制御部は、前記シフトレジスタにおける第N2+1段から第N1段までの間にある段を少なくとも一つを含む第一所定領域について、前記第一所定領域の最初の段から一段ずつ対応する前記通電信号を前記ラッチドライバから出力させる第一出力処理と、前記第一出力処理により前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータに基づき、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドの種類を判別する判別処理と、を実行することを特徴とする。
【0007】
第一態様に係るプリンタによれば、第一出力処理により通電信号が順番に出力されたときに検出部が検出したパラメータは、装着部に第一サーマルヘッドが装着されている場合と、装着部に第二サーマルヘッドが装着されている場合とで異なる。よって、プリンタはシフトレジスタの段数が同じで発熱素子の数が互いに異なる第一サーマルヘッドと第二サーマルヘッドとを判別できる。
【0008】
本発明の第二態様に係るプログラムは、筐体と、複数の発熱素子と、クロック信号によってシリアルデータをシフトするM段(Mは自然数)のシフトレジスタと、ラッチ信号により前記シリアルデータを一時的に保持しストローブ信号に応じて保持された前記シリアルデータに基づき前記シフトレジスタの各段に対応する前記発熱素子を発熱させるための通電信号を出力するラッチドライバとを有するサーマルヘッドであって、前記発熱素子の数がN1個(N1は2以上の自然数、N1≦M)である第一サーマルヘッド又は前記発熱素子の数がN2個(N2は2以上の自然数、N2<N1)である第二サーマルヘッド、の何れかを択一的に着脱可能であり、前記筐体に設けられる装着部と、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドに前記シリアルデータと、前記クロック信号と、前記ラッチ信号と、前記ストローブ信号とを出力することで、前記通電信号を制御する制御部と、前記発熱素子を発熱させるために前記サーマルヘッドを流れる電流値に応じたパラメータを検出する検出部と、を備えるプリンタを制御するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記シフトレジスタにおける第N2+1段から第N1段までの間にある段を少なくとも一つを含む第一所定領域について、前記第一所定領域の最初の段から一段ずつ対応する前記通電信号を前記ラッチドライバから出力させる第一出力ステップと、前記第一出力ステップにより前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータに基づき、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドの種類を判別する判別ステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0009】
本発明の第三態様に係る制御方法は、筐体と、複数の発熱素子と、クロック信号によってシリアルデータをシフトするM段(Mは自然数)のシフトレジスタと、ラッチ信号により前記シリアルデータを一時的に保持しストローブ信号に応じて保持された前記シリアルデータに基づき前記シフトレジスタの各段に対応する前記発熱素子を発熱させるための通電信号を出力するラッチドライバとを有するサーマルヘッドであって、前記発熱素子の数がN1個(N1は2以上の自然数、N1≦M)である第一サーマルヘッド又は前記発熱素子の数がN2個(N2は2以上の自然数、N2<N1)である第二サーマルヘッド、の何れかを択一的に着脱可能であり、前記筐体に設けられる装着部と、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドに前記シリアルデータと、前記クロック信号と、前記ラッチ信号と、前記ストローブ信号とを出力することで、前記通電信号を制御する制御部と、前記発熱素子を発熱させるために前記サーマルヘッドを流れる電流値に応じたパラメータを検出する検出部と、を備えるプリンタの制御方法であって、前記シフトレジスタにおける第N2+1段から第N1段までの間にある段を少なくとも一つを含む第一所定領域について、前記第一所定領域の最初の段ずつ対応する前記通電信号を前記ラッチドライバから出力させる第一出力工程と、前記第一出力工程により前記通電信号が順番に出力されたときに前記検出部が検出した前記パラメータに基づき、前記装着部に装着された前記サーマルヘッドの種類を判別する判別工程と、を備えることを特徴とする。
【0010】
第二態様に係るプログラム及び第三態様に係る制御方法は、第一態様に係るプリンタと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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