特許ウォッチ

公開番号2025082159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195444
出願日2023-11-16
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20250521BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着器を本体筐体に装着しやすく、かつ、小型化できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、本体筐体10と、本体筐体10に対して第1方向の一方から他方に向けて装着可能な定着器80とを備える。本体筐体10は、第1方向に延びる溝330を有する。定着器80は、定着器80の長手方向に突出し、定着器80が本体筐体10に装着される過程において溝330に入り、定着器80が本体筐体10に装着された状態で溝330内に位置する回転止めボス130を有する。回転止めボス130は、第1方向に長い形状を有する。回転止めボス130の第1方向の他方の端部(テーパ部132)は、第1方向の一方から他方に向かうにつれて第2方向の寸法が小さくなる先細り形状を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
本体筐体と、
加熱部と加圧部とを有する定着器であって、前記本体筐体に対して定着器の長手方向と直交する第１方向の一方から他方に向けて装着可能な定着器と、を備える画像形成装置であって、
前記本体筐体は、前記第１方向に延びる溝を有し、
前記定着器は、前記長手方向に突出する第１ボスであって、前記定着器が前記本体筐体に装着される過程において前記溝に入り、前記定着器が前記本体筐体に装着された状態で前記溝内に位置する第１ボスを有し、
前記第１ボスは、前記第１方向に長い形状を有し、
前記第１ボスの前記第１方向の他方の端部は、前記第１方向の一方から他方に向かうにつれて前記長手方向および前記第１方向の両方と直交する第２方向の寸法が小さくなる先細り形状を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記第１ボスの前記第１方向の一方の端部は、前記長手方向から見て、前記溝の内面に接触可能な円筒面を有し、
前記定着器は、前記本体筐体に対し、前記第１ボスの前記第１方向の一方の端部を中心として回動可能であることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記本体筐体は、前記第２方向の一方に向けて凹む形状の凹部であって、前記溝よりも前記第１方向の他方に位置する凹部を有し、
前記定着器は、前記長手方向に延びる第２ボスであって、前記定着器が前記本体筐体に装着された状態で前記凹部内に位置する第２ボスを有し、
前記第２ボスは、前記定着器が前記本体筐体に対して回動した場合に、前記凹部に入ることを特徴とする請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記本体筐体は、前記定着器を前記本体筐体に装着する場合に前記第２ボスを前記凹部に向けてガイドするガイド面を有し、
前記ガイド面は、
前記第１方向に延びる第１ガイド面と、
前記第１ガイド面と前記凹部との間に位置する第２ガイド面であって、前記第１方向の一方から他方に向かうにつれて前記第２方向の他方に位置するように傾斜する第２ガイド面と、を有し、
前記定着器は、前記定着器を前記本体筐体に装着する場合、
前記第２ボスが前記第１ガイド面にガイドされる過程において前記第１方向に沿って移動し、
前記第２ボスが前記第１ガイド面から前記第２ガイド面にガイドされる過程において前記第２ボスが前記第２方向の他方に移動するように回動し、
前記第２ボスが前記凹部に入る過程において前記第２ボスが前記第２方向の一方に移動するように回動することを特徴とする請求項３に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記第１ボスの少なくとも一部は、前記定着器を前記本体筐体に装着する場合、前記第２ボスが前記第１ガイド面にガイドされる過程において前記溝に入ることを特徴とする請求項４に記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記本体筐体は、
前記定着器を前記本体筐体に装着する場合に、前記定着器に前記第２方向の一方から接触して、前記定着器の前記第２方向の一方への移動を規制する第１規制面と、
前記定着器を前記本体筐体に装着する場合に、前記定着器に前記第２方向の他方から接触して、前記定着器の前記第２方向の他方への移動を規制する第２規制面と、を有することを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記溝は、
前記第１方向に延びる第１面と、
前記第１方向に延びる第２面であって、前記第１面と前記第２方向に向かい合う第２面と、を有し、
前記定着器が前記本体筐体に装着された状態で、
前記第１ボスは、前記第１面と前記第２面との間に位置し、
前記第１ボスの前記第１方向の他方の端は、前記第２面よりも前記第１面の近くに位置することを特徴とする請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記第２ボスは、前記定着器が前記本体筐体に装着された状態で、前記第１ボスよりも前記第１方向の他方に位置し、かつ、前記第２方向の位置が前記第１ボスと異なることを特徴とする請求項４に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、画像形成装置として、本体筐体と、本体筐体に対して着脱可能な定着器とを備えるものが知られている（特許文献１）。この技術では、本体筐体は、前後方向に延びるガイド溝を有する。定着器は、左右方向に突出するガイドリブを有し、定着器が本体筐体に装着される場合にガイドリブが本体筐体のガイド溝に係合する。ガイド溝は、入口側の端部に、入口を上下に広げる誘導傾斜部を有し、定着器を本体筐体に装着する場合、誘導傾斜部によってガイドリブがガイド溝内に誘い込まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－０７５７５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、ガイド溝の入口側の端部に誘導傾斜部を設けると、定着器を本体筐体に装着しやすいが、ガイド溝の入口側の端部の上下の寸法が大きくなるので画像形成装置の小型化を阻害する。
【０００５】
そこで、定着器を本体筐体に装着しやすく、かつ、画像形成装置を小型化できることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
画像形成装置は、本体筐体と、定着器と、を備える。
定着器は、加熱部と加圧部とを有する。定着器は、本体筐体に対して定着器の長手方向と直交する第１方向の一方から他方に向けて装着可能である。
本体筐体は、第１方向に延びる溝を有する。
定着器は、長手方向に突出する第１ボスを有する。
第１ボスは、定着器が本体筐体に装着される過程において溝に入り、定着器が本体筐体に装着された状態で溝内に位置する。
第１ボスは、第１方向に長い形状を有する。
第１ボスの第１方向の他方の端部は、第１方向の一方から他方に向かうにつれて長手方向および第１方向の両方と直交する第２方向の寸法が小さくなる先細り形状を有する。
【０００７】
第１ボスの第１方向の他方の端部が、先細り形状を有することで、定着器を本体筐体に装着する場合に、第１ボスを溝内に誘い込むことができる。これにより、定着器を本体筐体に装着しやすい。また、第１ボスが、先細り形状を有することで、溝の入口に第１ボスを溝内に誘い込むための傾斜を設ける場合と比較して、本体筐体を小型化できる。これにより、画像形成装置を小型化できる。
【０００８】
第１ボスの第１方向の一方の端部は、長手方向から見て、溝の内面に接触可能な円筒面を有し、定着器は、本体筐体に対し、第１ボスの第１方向の一方の端部を中心として回動可能であってもよい。
【０００９】
定着器の回動中心となる第１ボスの第１方向の一方の端部が、円筒面を有することで、定着器を本体筐体に対してスムーズに回動させることができる。
【００１０】
本体筐体は、凹部を有し、定着器は、第２ボスを有していてもよい。
凹部は、第２方向の一方に向けて凹む形状の凹部である。凹部は、溝よりも第１方向の他方に位置する。
第２ボスは、長手方向に延びる。第２ボスは、定着器が本体筐体に装着された状態で凹部内に位置する。
第２ボスは、定着器が本体筐体に対して回動した場合に、凹部に入る。
（【００１１】以降は省略されています）

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