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公開番号2025083030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196675
出願日2023-11-20
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G03G 21/16 20060101AFI20250523BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】低圧電源基板から加熱部に交流電圧を通電する際に生ずる放射ノイズを低減させることが可能となる技術を提供する。
【解決手段】プリンタ1は、加熱部81及び加圧ローラ82に接続された定着グランド部80を有する定着装置8と、スイッチング素子110Fによりスイッチングされた外部商用電源250の交流電圧をヒータ90に供給する低圧電源基板110と、外部商用電源250のグランドと接続される電源グランド部44Cと、を有する低圧電源部44と、PC300と接続可能な外部コネクタ130,131と、電源グランド部44Cと接続されるメイン基板グランド部107と、を有し、外部コネクタ130,131のグランド端子がメイン基板グランド部107と接続されるメイン基板100と、を備え、定着グランド部80は、メイン基板グランド部107を経由することなく低圧電源部44の電源グランド部44Cに接続される。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
本体筐体と、
シートに現像剤像を形成する画像形成部と、
前記シートに形成された現像剤像を熱定着する定着装置であって、ヒータを有する加熱部と、前記加熱部との間で前記シートを圧接する加圧回転体と、前記加熱部及び前記加圧回転体に接続された定着グランド部と、を有する定着装置と、
外部商用電源から電源ケーブルを経由して入力される交流電圧をスイッチングするスイッチング素子を有する低圧電源基板と、前記外部商用電源のグランドと前記電源ケーブルを介して接続される電源グランド部と、を有し、前記スイッチング素子によってスイッチングされた前記交流電圧を前記ヒータに供給する低圧電源部と、
前記画像形成部及び前記スイッチング素子を制御する制御部と、ケーブルが接続されることで外部端末と接続可能な外部コネクタと、前記低圧電源部の前記電源グランド部と接続されるメイン基板グランド部と、を有し、前記外部コネクタのグランド端子が前記メイン基板グランド部と接続されるメイン基板と、
を備え、
前記定着グランド部は、
前記メイン基板グランド部を経由することなく前記低圧電源部の前記電源グランド部に接続される、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記低圧電源部は、前記低圧電源基板を覆うエンクロージャを有し、
前記電源グランド部は、前記エンクロージャに設けられるとともに、前記低圧電源基板のグランド部と接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記低圧電源部は、前記本体筐体の一方の面側に配置され、
前記メイン基板は、前記本体筐体の他方の面側に配置され、
前記定着装置は、前記一方の面側から前記他方の面側に向かう方向と平行になるように配置され、
前記低圧電源基板から延びるヒータハーネスを備え、
前記交流電圧は、前記ヒータハーネスを経由して前記低圧電源基板から前記ヒータに対して供給され、
前記ヒータハーネスの終端は、前記定着装置の前記一方の面側の位置に接続され、
前記定着グランド部は、前記低圧電源部の前記電源グランド部と接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記本体筐体の前記一方の面は、前記本体筐体の前記他方の面と対向して配置され、
前記低圧電源部は、前記低圧電源基板の基板面が前記本体筐体の前記一方の面と平行になるように配置され、
前記メイン基板は、その基板面が前記本体筐体の前記他方の面と平行になるように配置される、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記低圧電源部の前記電源グランド部は、前記本体筐体の前記一方の面から前記他方の面に延びる板金部材を経由して前記メイン基板グランド部に接続される、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成部は、
感光体ドラムと、
前記感光体ドラムを帯電させる帯電器と、
帯電した前記感光体ドラムに形成された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像器と、
前記感光体ドラムに対向して配置され、前記感光体ドラムとの間の転写ニップ部を通過するシートに前記現像剤像を転写する転写部材と、
を有し、
前記画像形成装置はさらに、
前記帯電器に対して帯電電圧を、前記転写部材に対して転写電圧をそれぞれ印加する高圧電源基板、を備え、
前記高圧電源基板のグランド部は、
前記エンクロージャに設けられた前記電源グランド部に接続される、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記外部コネクタは、USBケーブルを接続可能なUSBコネクタである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記外部コネクタは、LANケーブルを接続可能なLANコネクタである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記ヒータは、
基板と、前記基板に形成され交流電圧が印加される抵抗発熱体と、を有し、
前記加熱部は、
前記ヒータの周りを回転する無端状のベルト、を有し、
前記加圧回転体は、
前記ヒータとの間で前記ベルトを挟むことでニップ部を形成し、
前記加圧回転体の回転軸方向に延びる導電性のシャフトと、
前記シャフトの外周面を覆う弾性層と、を有し、
前記定着装置はさらに、
前記加熱部と前記加圧回転体とに接続される接地回路、を有し、
前記定着グランド部は、前記接地回路に接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記定着装置はさらに、
カソードが前記加圧回転体の前記シャフトに接続され、アノードが前記加熱部の前記ベルトに接続される整流素子、を有し、
前記接地回路は、
前記整流素子の前記アノードに接続される一端と、グランドに接続される他端と、を有し、
前記一端と前記他端との間に、容量素子と第1抵抗素子とが直列に接続されるとともに、前記容量素子及び前記第1抵抗素子に対して第2抵抗素子が並列に接続される、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、シートに形成された現像剤像をシートに定着させる定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
シートに形成された現像剤像を熱定着する定着装置は、外部商用電源のグランド部に板金部材を経由して接続される。特許文献1には、定着ベルトを装置本体の左右に設けられた板バネ部材を用いて接地されている構成の定着装置が記載されている。これに対して、定着装置のグランド部がメイン基板のグランド部に接続される画像形成装置もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-191302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、定着装置のグランド部がメイン基板のグランド部に接続される従来の画像形成装置では、低圧電源基板から加熱部にヒータハーネスを経由して交流電圧を通電する際、定着装置に流れる大電流によって生じたノイズ成分が、メイン基板グランド部、メイン基板の外部コネクタのグランド端子、PCなどの外部端末のグランド、外部商用電源、電源ケーブルのグランド線、低圧電源基板の電源グランド部の順に流れるルートが形成されるため、形成されたルートから放射ノイズが生じるという問題があった。
【0005】
本願は、低圧電源基板から加熱部に交流電圧を通電する際に生ずる放射ノイズを低減させることが可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、本体筐体と、シートに現像剤像を形成する画像形成部と、シートに形成された現像剤像を熱定着する定着装置であって、ヒータを有する加熱部と、加熱部との間でシートを圧接する加圧回転体と、加熱部及び加圧回転体に接続された定着グランド部と、を有する定着装置と、外部商用電源から電源ケーブルを経由して入力される交流電圧をスイッチングするスイッチング素子を有する低圧電源基板と、外部商用電源のグランドと電源ケーブルを介して接続される電源グランド部と、を有し、スイッチング素子によってスイッチングされた交流電圧をヒータに供給する低圧電源部と、画像形成部及びスイッチング素子を制御する制御部と、ケーブルが接続されることで外部端末と接続可能な外部コネクタと、低圧電源部の電源グランド部と接続されるメイン基板グランド部と、を有し、外部コネクタのグランド端子がメイン基板グランド部と接続されるメイン基板と、を備え、定着グランド部は、メイン基板グランド部を経由することなく低圧電源部の電源グランド部に接続される、ことを特徴とする。
【0007】
定着グランド部がメイン基板グランド部と接続する構成では、低圧電源基板から加熱部にヒータハーネスを経由して交流電圧を通電する際、定着装置に流れる大電流によって生じたノイズ成分が、定着グランド部、メイン基板グランド部、メイン基板の外部コネクタのグランド端子、PCなどの外部端末のグランド、外部商用電源、電源ケーブルのグランド線、低圧電源部の電源グランド部の順に流れ、外部商用電源のグランドから電源グランド部に戻ってくるルートが形成されるため、形成されたルートから放射ノイズが生じるという問題があった。
【0008】
そこで、本願の画像形成装置は、定着グランド部がメイン基板グランド部を経由することなく電源グランド部と接続されている構成であるため、定着グランド部から外部商用電源を経由して電源グランド部に戻ってくるルートを短くすることができるため、形成されたルートからの放射ノイズを抑制することができる。
【0009】
また、低圧電源部は、低圧電源基板を覆うエンクロージャを有し、電源グランド部は、エンクロージャに設けられるとともに、低圧電源基板のグランド部と接続される、ことを特徴とする。
【0010】
電源グランド部は低圧電源基板を覆うエンクロージャに設けられている。電源グランド部と定着グランド部との距離が短くすることができるため、定着グランド部と電源グランド部との間のルート上で放射するノイズを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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