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公開番号
2025082521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195907
出願日
2023-11-17
発明の名称
分光カメラ
出願人
セイコーエプソン株式会社
,
公立大学法人公立諏訪東京理科大学
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
G03B
11/00 20210101AFI20250522BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】分光画像の有効サイズが小さくなることを抑制する。
【解決手段】分光カメラ1は、入射光から所定波長の光を透過させる光学領域20Aを有する分光フィルター20と、光学領域20Aよりも大きい有効撮像領域50Aを有する撮像素子50と、光学領域20Aを透過した所定波長の光が撮像素子50に結像するように、所定波長の光を導く撮像光学系30と、を備え、分光フィルター20は、有効撮像領域50Aの周辺部51に結像する光束Fbの主光線と、撮像光学系30の光軸Aとが交わる位置を中心とした光軸A上の所定範囲PR内に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入射光から所定波長の光を透過させる光学領域を有する分光フィルターと、
前記光学領域よりも大きい有効撮像領域を有する撮像素子と、
前記光学領域を透過した前記所定波長の光が前記撮像素子に結像するように、前記所定波長の光を導く撮像光学系と、を備え、
前記分光フィルターは、前記有効撮像領域の周辺部に結像する光束の主光線と、前記撮像光学系の光軸とが交わる位置を中心とした前記光軸上の所定範囲内に配置されている、分光カメラ。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記撮像光学系の前記光軸に沿って見たとき、前記光学領域の中心は、前記有効撮像領域の前記周辺部に結像する光束の主光線と、前記撮像光学系の前記光軸とが交わる位置に一致している、請求項1に記載の分光カメラ。
【請求項3】
前記所定範囲は、前記光軸上において、前記有効撮像領域の前記周辺部に結像する光束の主光線と前記光軸との間の距離が前記光学領域の半径以下となる範囲である、請求項1に記載の分光カメラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分光カメラに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、所望の波長の分光画像を得る分光カメラが知られている(特許文献1参照)。特許文献1の分光カメラでは、着脱式のレンズユニットと撮像素子との間に波長可変型の分光フィルターが配置されている。撮像対象の反射光または透過光がレンズユニットに入射し、分光フィルターにより所定波長の光に分光された後に撮像素子で撮像される。この分光カメラで使用される分光フィルターは、分光波長に対応するギャップを挟んで互いに対向する一対の反射膜を有しており、光軸方向から見て一対の反射膜が重なり合う領域は、光が透過可能な光学領域となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-013471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的な分光フィルターでは、反射膜の傾きや撓みを抑制することで分光波長を安定化しているため、反射膜が比較的小さく設計されており、反射膜において光が透過可能な光学領域は、分光カメラにおける他の光学要素と比べて比較的小さな領域となる。このため、特許文献1の分光カメラでは、分光フィルターが意図しない絞りとして機能し、分光画像にケラレが生じることがある。その結果、分光画像の有効サイズが小さくなるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る分光カメラは、入射光から所定波長の光を透過させる光学領域を有する分光フィルターと、前記光学領域よりも大きい有効撮像領域を有する撮像素子と、前記光学領域を透過した前記所定波長の光が前記撮像素子に結像するように、前記所定波長の光を導く撮像光学系と、を備え、前記分光フィルターは、前記有効撮像領域の周辺部に結像する光束の主光線と、前記撮像光学系の光軸とが交わる位置を中心とした前記光軸上の所定範囲内に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施形態に係る分光カメラの概略構成を示す模式図。
本実施形態の分光フィルターを示す断面図。
本実施形態の分光フィルターを配置する前の光学ユニットを示す模式図。
本実施形態の有効撮像領域と結像領域とを説明するための模式図。
本実施形態の分光フィルターを配置した後の光学ユニットを示す模式図。
比較例の光学ユニットを示す模式図。
変形例の光学ユニットを示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明に係る一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の分光カメラ1の概略構成を示す模式図である。図1において、分光カメラ1は、撮像対象の反射光または透過光が入射光として入射する光学ユニット10と、光学ユニット10を透過した光を撮像する撮像素子50と、光学ユニット10および撮像素子50をそれぞれ制御する制御部60と、を備え、撮像対象の分光画像を取得する。なお、本実施形態の分光カメラ1は、例えば、スマートフォン等の携帯型の端末装置や、ドローン等の小型飛翔体等に搭載することができる。
【0008】
光学ユニット10は、入射光のうちの所定波長の光を透過させる分光フィルター20と、分光フィルター20で分光された所定波長の光を導く撮像光学系30と、撮像光学系30を通過する光束の大きさを規定する絞り40と、を備える。なお、光学ユニット10は、レンズホルダ等などのケースに収容されることで一体的に構成されていてもよい。以下では、撮像光学系30の光軸Aを利用して方向を説明する場合がある。
【0009】
分光フィルター20は、図2に示すように、筐体21と、筐体21に収納される干渉フィルター22と、を備える。
筐体21は、遮光性を有する容器状のベース211と、ベース211の開口212を塞ぐ第1透光板213と、ベース211の底部214を貫通する開口215を塞ぐ第2透光板216と、を備える。ベース211の内周面には、干渉フィルター22の側部が接合されている。
なお、光軸Aに沿って見たとき、ベース211における開口215の中心は、後述する光学領域20Aの中心に位置し、開口215の大きさは、光学領域20Aの大きさと等しい。
【0010】
干渉フィルター22は、波長可変型のファブリーペローエタロン素子である。具体的には、干渉フィルター22は、第1基板221と、第1基板221に対向する第2基板222とを有する。第1基板221の第2基板222に対向する面には、第1反射膜223が設けられ、第2基板222の第1基板221に対向する面には、第1反射膜223に対向する第2反射膜224が設けられている。つまり、第1反射膜223および第2反射膜224が、ギャップGを介して対向配置されている。第1反射膜223および第2反射膜224は、例えば金属膜や金属合金膜で構成されていてもよく、誘電体多層膜により構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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