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公開番号2025084273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198052
出願日2023-11-22
発明の名称記録装置及び記録方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A41H 43/00 20060101AFI20250527BHJP(衣類)
要約【課題】布帛等の媒体をカッターで裁断する、ミシン等で縫製する加工処理をし易くすること。
【解決手段】記録装置1は、搬送方向Fに搬送される媒体3に画像データ5に基づいて画像2を記録する記録部7と、制御部9とを備えている。記録部7は、媒体3の生地31に顔料インク11を吐出するインクヘッド71と、生地31に浸透した状態で生地31を硬化させる硬化処理液13を吐出する硬化処理ヘッド72とを備えている。制御部9は、インクヘッド71により前記顔料インクを吐出することで前記媒体3に画像2を記録する第1制御91と、硬化処理ヘッドにより媒体3の硬化対象領域15に硬化処理液13を吐出する第2制御92を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送方向に搬送される媒体に画像データに基づいて画像を記録する記録部と、
制御部と、を備え、
前記記録部は、
前記媒体の生地に顔料インクを吐出するインクヘッドと、
前記生地に浸透した状態で前記生地を硬化させる硬化処理液を吐出する硬化処理ヘッドと、を備え、
前記制御部は、
前記インクヘッドにより前記顔料インクを吐出することで前記媒体に画像を記録する第1制御と、
前記硬化処理ヘッドにより前記媒体の硬化対象領域に前記硬化処理液を吐出する第2制御と、を実行する、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の記録装置において、
前記第2制御は、前記顔料インクにより形成された前記画像を囲む第1領域を前記硬化対象領域とする、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項3】
請求項2に記載の記録装置において、
前記第1領域は、前記顔料インクにより形成された前記画像の輪郭に沿って取り囲む領域である、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の記録装置において、
前記第2制御は、
前記媒体の前記顔料インクにより形成された前記画像の前記搬送方向における上流と下流に位置し、
前記媒体の幅の全長に亘る第2領域も、
前記硬化対象領域とする、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項5】
請求項4に記載の記録装置において、
前記第2制御は、前記第2領域の前記幅の方向における両端位置同士を繋ぐ第3領域も前記硬化対象領域とする、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項6】
請求項2に記載の記録装置において、
前記第1制御は、前記媒体に互いに離れて位置する複数の画像を記録し、
前記第2制御は、
前記複数の画像を囲う第4領域も前記硬化対象領域とし、
前記第4領域は、前記媒体の前記搬送方向に沿う両側辺から離間して内側に位置する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項7】
請求項6に記載の記録装置において、
前記第2制御は、
前記第4領域の前記搬送方向における上流と下流に位置し、前記媒体の幅の全長に亘る第2領域も前記硬化対象領域とし、
前記第2領域の前記幅の方向における両端位置同士を繋ぐ第3領域も前記硬化対象領域とする、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の記録装置において、
前記第2制御は、裁縫線に対応する縫製領域を前記硬化対象領域とする、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項9】
搬送方向に搬送される媒体に画像データに基づいて画像を記録する記録部と、
制御部と、を備え、
前記記録部は、
前記媒体の生地に顔料インクを吐出するインクヘッドと、
前記生地に浸透することで前記生地を硬化させる硬化処理液を吐出する硬化処理ヘッドと、を備える記録装置による記録方法であって、
前記制御部は以下の(1)と(2)を実行する、
(1)前記インクヘッドにより前記顔料インクを吐出することで前記媒体に画像を記録する第1制御を実行すること、
(2)前記硬化処理ヘッドにより前記媒体の硬化対象領域に前記硬化処理液を吐出する第2制御を実行すること、
を特徴とする記録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置及び記録方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
この種の装置の一例として、特許文献1に記載の印刷装置が挙げられる。
特許文献1には、記録媒体にカット情報に基づいて第2インクを吐出し、その第2インクが吐出された部分をカット位置としてカットすること、及び前記第2インクは、無色透明の紫外線硬化型インクであることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-86461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている印刷装置は、前記カット位置に紫外線硬化型インクが吐出されている。この紫外線硬化型インクは、記録媒体の表面に付着し、媒体内部の繊維間への浸透性がほとんどない。そのため、記録媒体が用紙等である場合は問題になり難いが、厚みの薄い布帛や柔らかい布帛である場合は、紫外線硬化型インクは布帛の表面にしか付着しないので、前記カット位置をカッター等で裁断する際に、裁断強度が不足し、裁断し難い、或いは裁断が困難になる場合がある。また、裁断面からほつれが発生して毛羽が発生する場合がある。前記ほつれは媒体の生地を劣化させる。前記毛羽は記録ヘッドの性能を低下させる。
また、媒体である布帛を印刷のために搬送する際に局所的な引っ張り力がかかって生地にゆがみや皺等が発生する場合がある。また、ミシン等で縫製する際に、厚みの薄い布帛や柔らかい布帛は布送り時に生地によれが発生したり、ミシン針が布を貫通せずに押し込んでしまい、縫製不良を起こす場合がある。しかし、特許文献1にはこれらの問題について考慮する記載は見当たらない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る記録装置は、搬送方向に搬送される媒体に画像データに基づいて画像を記録する記録部と、制御部と、を備え、前記記録部は、前記媒体の生地に顔料インクを吐出するインクヘッドと、前記生地に浸透した状態で前記生地を硬化させる硬化処理液を吐出する硬化処理ヘッドと、を備え、前記制御部は、前記インクヘッドにより前記顔料インクを吐出することで前記媒体に画像を記録する第1制御と、前記硬化処理ヘッドにより前記媒体の硬化対象領域に前記硬化処理液を吐出する第2制御と、を実行することを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る記録方法は、搬送方向に搬送される媒体に画像データに基づいて画像を記録する記録部と、制御部と、を備え、前記記録部は、前記媒体の生地に顔料インクを吐出するインクヘッドと、前記生地に浸透した状態で前記生地を硬化させる硬化処理液を吐出する硬化処理ヘッドと、を備える記録装置による記録方法であって、前記制御部は以下の(1)と(2)を実行することを特徴とする。
(1)前記インクヘッドにより前記顔料インクを吐出することで前記媒体に画像を記録する第1制御を実行すること
(2)前記硬化処理ヘッドにより前記媒体の硬化対象領域に前記硬化処理液を吐出する第2制御を実行すること
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1に係る記録装置の全体概略構成図。
実施形態1の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態1の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態1の異なる画像で第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態2の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態2の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態2の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態3の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態3の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態4の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
実施形態4の第2制御の実行結果を示す媒体の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明について先ず概略的に説明する。
本発明の第1の態様に係る記録装置は、搬送方向に搬送される媒体に画像データに基づいて画像を記録する記録部と、制御部と、を備え、前記記録部は、前記媒体の生地に顔料インクを吐出するインクヘッドと、前記生地に浸透した状態で前記生地を硬化させる硬化処理液を吐出する硬化処理ヘッドと、を備え、前記制御部は、前記インクヘッドにより前記顔料インクを吐出することで前記媒体に画像を記録する第1制御と、前記硬化処理ヘッドにより前記媒体の硬化対象領域に前記硬化処理液を吐出する第2制御と、を実行することを特徴とする。
【0009】
本態様によれば、前記硬化処理ヘッドから吐出される前記硬化処理液は、前記媒体の生地に浸透し、その浸透した状態で前記生地を硬化させるものである。即ち、前記硬化処理液は、前記媒体の表面だけでなく媒体内部の繊維間に浸透した状態で硬化するものである。従って、前記媒体が厚みの薄い布帛や柔らかい布帛等であっても、硬化させたい部分である前記硬化対象領域に前記硬化処理液を吐出することにより、前記硬化対象領域は、前記媒体の表面から前記浸透した内部まで硬化した状態になる。
これにより、前記硬化処理液で硬化させた部分を例えばカッター等で裁断する、或いはミシン等で縫製する等の加工処理をする場合に、前記硬化の効果により、即ち前記表面から内部にまで及ぶ前記硬化により、前記布帛にしわ、ゆがみ、ほつれ等が発生することが抑制され、前記裁断や縫製等の加工処理がし易い。
【0010】
本発明に係る記録装置の第2の態様は、第1の態様に従属する態様であって、前記第2制御は、前記顔料インクにより形成された前記画像を囲む第1領域を前記硬化対象領域とすることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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