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公開番号2025082438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195752
出願日2023-11-17
発明の名称乗物用シートのシートカバー構造
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20250522BHJP(車両一般)
要約【課題】シートバックの肩口に配設された上方から見て略コの字状をしたワイヤフレームとバックパッドとの擦れによる異音発生を抑制する乗物用シートのシートカバー構造を提供する。
【解決手段】シートバック1のバックカバー4には、シートバック1の肩口に相当する部分に略矩形状の開口4aが設けられている。開口4aの前縁部4bの下側に配設されたワイヤフレーム25と、ワイヤフレーム25に被せ付けられたバックパッド3と、が擦れ合って異音を発生するのを抑制するためにワイヤフレーム25の前棒部25cに被せる布帛製のカバー体10が開口4aの前縁部4bの裏面側に縫製部4cにおける縫製により取付けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用シートのシートカバー構造であって、
シートバックの表皮材であるバックカバーには、前記シートバックの肩口に相当する部分に略矩形状の開口が設けられており、
該開口の周縁部の下側に配設されたワイヤフレームと、該ワイヤフレームに被せ付けられたクッション体であるバックパッドと、が擦れ合って異音を発生するのを抑制するために前記ワイヤフレームの一部に被せる袋状の布帛製のカバー体が前記開口の前記周縁部の裏面側に縫製により取付けられている乗物用シートのシートカバー構造。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記ワイヤフレームは、上方から見て後方に開口した略コの字状をしており、
前記開口における略矩形状の前側の辺に対応する前縁部と、前記ワイヤフレームにおける略コの字の前側の辺に対応する前棒部と、が上下に重なるように配置されており、
前記前縁部の前記裏面側に前記前棒部を覆うように被せる前記カバー体が取付けられている乗物用シートのシートカバー構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートのシートカバー構造に関する。詳しくは、シートバックの肩口に取付けられたベゼル周りの乗物用シートのシートカバー構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗物用シート、例えば、自動車用シートにあっては、シートバックを前に折り畳んでシートクッションに重ね合わせ状にできるものがある。かかる自動車用シートにおいては、シートバックのロックを解除するレバーを収容するベゼルがシートバックの肩口に配設されていることが多い。かかるベゼルの外周縁には上方から見て略コの字状をしたワイヤフレームが配設されており、該ワイヤフレームを囲ってクッション体であるバックパッドが取付けられている。このワイヤフレームとバックパッドとが擦れて異音を発生するのを防止するためワイヤフレームにテープ状のフェルト等が巻き付けられて取付けられることが多かった。特許文献1には、シートクッションのクッションパッドがクッションフレームと擦れて異音を発生するのを防止するためにクッションフレームの一部にフェルトが貼付された構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-86931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された自動車用シートにおいては、クッションパッドに接触するクッションフレームの接触面が平坦で比較的大きい面積を有するので、フェルト等の貼付が容易にできる。しかし、シートバックの肩口のワイヤフレームにフェルト等を貼付しようとすると曲率の小さい曲面で面積も小さいので貼付作業が難しかった。特に、ワイヤフレームに油等が付着しているとそれを除去する必要があるので作業性が悪かった。
【0005】
このような問題に鑑み本発明の課題は、シートバックの肩口に配設された上方から見て略コの字状をしたワイヤフレームとバックパッドとの擦れによる異音発生を抑制する乗物用シートのシートカバー構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、乗物用シートのシートカバー構造であって、シートバックの表皮材であるバックカバーには、前記シートバックの肩口に相当する部分に略矩形状の開口が設けられており、該開口の周縁部の下側に配設されたワイヤフレームと、該ワイヤフレームに被せ付けられたクッション体であるバックパッドと、が擦れ合って異音を発生するのを抑制するために前記ワイヤフレームの一部に被せる袋状の布帛製のカバー体が前記開口の前記周縁部の裏面側に縫製により取付けられていることを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、ワイヤフレームとバックパッドが直接当接するのを抑制する布帛製のカバー体が袋状に形成されてバックカバーの開口における周縁部の裏面側に縫製により取付けられている。これによって、バックパッドにバックカバーを被せるときにワイヤフレームの一部にカバー体を被せて取付けることができるので、ワイヤフレームに予めフェルト等を貼付しておくような作業を省くことができ、シートバックの組み立て作業の作業性を高めることができる。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記ワイヤフレームは、上方から見て後方に開口した略コの字状をしており、前記開口における略矩形状の前側の辺に対応する前縁部と、前記ワイヤフレームにおける略コの字の前側の辺に対応する前棒部と、が上下に重なるように配置されており、前記前縁部の前記裏面側に前記前棒部を覆うように被せる前記カバー体が取付けられていることを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、シートバックの肩口をつかんで揺動操作するときワイヤフレームに対してバックパッドが相対移動しやすいワイヤフレームの前棒部がカバー体で覆われるのでより効果的に擦れによる異音発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態のバックカバーを適用した自動車用リアシートのシートバックを斜め前方から見た斜視図である。
図1のII部分を拡大して示す図である。バックカバーを省いて表示している。
図1のIII-III矢視線断面図である。
ワイヤフレームにカバー体が取付けられた状態を示す斜視図である。
カバー体の展開図である。
カバー体を袋状に縫製した状態の図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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