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公開番号2025080927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194314
出願日2023-11-15
発明の名称パッケージトレイの組付構造
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60R 5/04 20060101AFI20250520BHJP(車両一般)
要約【課題】乗物用パネルに形成された各貫通孔に対して各取付爪をより正確に取り付けることが可能なパッケージトレイの組付構造を提供する。
【解決手段】パッケージトレイ30は、パネル水平部11を上方から覆う板状をなすトレイ本体部31と、第1貫通孔17Aに対して車両前方且つ上方から挿通される第1取付爪32Aと、第2貫通孔17Bに対して車両前方且つ上方から挿通される第2取付爪32Bと、を備え、第2取付爪32Bは、第1取付爪32Aに対して、車両前方且つトレイ本体部31における車幅方向の外側に配され、トレイ本体部31の車幅方向におけるパネル傾斜部12R側の側端部には、パネル傾斜部12Rに対して下方から当接することで、トレイ本体部31の車両前側が上昇する方向への第1貫通孔17Aを回動中心としたパッケージトレイ30の回動を規制する回動規制部33L,33Rが設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
水平方向に延び、第1貫通孔及び第2貫通孔を有するパネル水平部と、前記パネル水平部の乗物後端部における乗物幅方向の一端から乗物前方に延び、乗物前方に向かうにつれて上昇傾斜するパネル傾斜部と、を備える乗物用パネルに対するパッケージトレイの組付構造であって、
前記パッケージトレイは、
前記パネル水平部を上方から覆う板状をなすトレイ本体部と、
前記トレイ本体部の乗物後端部から乗物後方に突出する形で設けられ、前記第1貫通孔に対して乗物前方且つ上方から挿通される第1取付爪と、
前記トレイ本体部の乗物後端部から乗物後方に突出する形で設けられ、前記第2貫通孔に対して乗物前方且つ上方から挿通される第2取付爪と、を備え、
前記第2取付爪は、前記第1取付爪に対して、乗物前方且つ前記トレイ本体部における乗物幅方向の外側に配され、
前記トレイ本体部の乗物幅方向における前記パネル傾斜部側の側端部には、前記パネル傾斜部に対して下方から当接することで、前記トレイ本体部の乗物前側が上昇する方向への前記第1貫通孔を回動中心とした前記パッケージトレイの回動を規制する回動規制部が設けられている、パッケージトレイの組付構造。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記トレイ本体部の乗物前端部における下面には、クリップを保持するクリップ座が下方に突出する形で設けられ、前記パネル水平部において、前記クリップ座と対向する箇所には、前記クリップが挿通される取付孔が形成されている、請求項1に記載のパッケージトレイの組付構造。
【請求項3】
前記パネル傾斜部は、前記パッケージトレイを上方から覆うウインドウガラスの側端部を支持する支持部を有する、請求項1又は請求項2に記載のパッケージトレイの組付構造。
【請求項4】
前記回動規制部を乗物室内側から覆う乗物用内装材を備える、請求項1又は請求項2に記載のパッケージトレイの組付構造。
【請求項5】
前記第2取付爪は、天然繊維及び熱可塑性樹脂を含む、請求項1又は請求項2に記載のパッケージトレイの組付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される技術は、パッケージトレイの組付構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、パッケージトレイの組付構造として、下記特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載されたパッケージトレイは、板状をなすトレイ本体部と、トレイ本体部の乗物後端に設けられた複数の取付爪を備える。このような各取付爪は、乗物用パネルに形成された各貫通孔に対して乗物前方から挿通される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-285072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のようなパッケージトレイを組み付ける際には、作業者が乗物内に乗り込んだ状態で、パッケージトレイの前側に立ち、その前端部を把持して、乗物後方にスライドさせるようにする。この場合、乗物後端にある複数の取付爪は、作業者から最も遠い箇所に配される。また、パッケージトレイは、比較的大きい部材であるため、複数の取付爪を同時に目視することは困難である。このため、パッケージトレイの組付け時に、複数の取付爪及び複数の貫通孔の全てを作業者が同時に位置合わせすることは困難である。そこで、作業者は、複数の取付爪のうち、基準となる取付爪を決め、その取付爪を対応する貫通孔に挿通させることで、パッケージトレイの組付け作業を行う。この結果、他の取付爪については、対応する貫通孔に対して位置合わせすることが難しく、正確に取り付けることが困難となる事態が懸念される。
【0005】
本明細書で開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数の取付爪を備えるパッケージトレイにおいて、乗物用パネルに形成された各貫通孔に対して各取付爪をより正確に取り付けることが可能なパッケージトレイの組付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示されるパッケージトレイの組付構造は、水平方向に延び、第1貫通孔及び第2貫通孔を有するパネル水平部と、前記パネル水平部の乗物後端部における乗物幅方向の一端から乗物前方に延び、乗物前方に向かうにつれて上昇傾斜するパネル傾斜部と、を備える乗物用パネルに対するパッケージトレイの組付構造であって、前記パッケージトレイは、前記パネル水平部を上方から覆う板状をなすトレイ本体部と、前記トレイ本体部の乗物後端部から乗物後方に突出する形で設けられ、前記第1貫通孔に対して乗物前方且つ上方から挿通される第1取付爪と、前記トレイ本体部の乗物後端部から乗物後方に突出する形で設けられ、前記第2貫通孔に対して乗物前方且つ上方から挿通される第2取付爪と、を備え、前記第2取付爪は、前記第1取付爪に対して、乗物前方且つ前記トレイ本体部における乗物幅方向の外側に配され、前記トレイ本体部の乗物幅方向における前記パネル傾斜部側の側端部には、前記パネル傾斜部に対して下方から当接することで、前記トレイ本体部の乗物前側が上昇する方向への前記第1貫通孔を回動中心とした前記パッケージトレイの回動を規制する回動規制部が設けられていることを特徴とする。
【0007】
上記構成において、乗物用パネルに対してパッケージトレイを組み付ける際には、次のようにする。まず、作業者は、パッケージトレイの前方に立ち、パッケージトレイの乗物前側を持ち上げることで、パッケージトレイを乗物後方に向かうにつれて下降する下降傾斜姿勢とし、各取付爪(第1取付爪及び第2取付爪)を斜め下方に向けるようにする。この状態で、パッケージトレイを後方にスライド移動させて、各貫通孔(第1貫通孔及び第2貫通孔)に各取付爪を挿通した後、第1貫通孔を回動中心として、乗物前側を降ろすようにパッケージトレイを回動させて、パッケージトレイを正規の組付姿勢とする。
【0008】
ところで、第1貫通孔に第1取付爪を挿通した状態では、第1貫通孔を中心として、乗物前側が上下動するようにパッケージトレイを回動させることができる。この場合、第2取付爪は、第1貫通孔を回動中心を中心として回動することになる。つまり、パッケージトレイの乗物前側を持ち上げる程、第2取付爪は、乗物後方且つ上方に配される。このため、上記組付け作業において、作業者がパッケージトレイの乗物前側を持ち上げ過ぎた状態で第1貫通孔に第1取付爪を挿入すると、第2取付爪は、第2貫通孔よりも後方且つ上方に配されてしまう。この状態で、パッケージトレイの乗物前側を降ろしてしまうと、第2取付爪が第2貫通孔の孔縁部と干渉し、組付けができない。
【0009】
上記構成では、乗物用パネルのパネル傾斜部に対して下方から当接することで、当接した以降の第1貫通孔を回動中心としたパッケージトレイの回動を規制する回動規制部を備える。これにより、作業者がパッケージトレイの乗物前側を持ち上げ過ぎる事態を抑制することができ、第2取付爪が第2貫通孔の孔縁部と干渉する事態を抑制できる。以上のことから、各貫通孔に対して各取付爪をより正確に取り付けることができる。
【0010】
また、前記トレイ本体部の乗物前端部における下面には、クリップを保持するクリップ座が下方に突出する形で設けられ、前記パネル水平部において、前記クリップ座と対向する箇所には、前記クリップが挿通される取付孔が形成されているものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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