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公開番号
2025082537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195943
出願日
2023-11-17
発明の名称
積層電極体及び二次電池
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01M
4/02 20060101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】バリに起因する正極側の電極板と負極側の電極板との接触を防止する。
【解決手段】積層電極体20は、正極金属箔22に活物質層23,24を形成した正極電極板21と、負極金属箔27に活物質層28,29を形成した負極電極板26と、交互に積層配置された正極電極板21と負極電極板26との間に介在するセパレータ31とを備え、正極金属箔22の表裏両面のうち正極バリ25が突出する裏面に形成された突出側正極活物質層23の厚さT23は、正極バリ25が突出しない表面に形成された非突出側正極活物質層24の厚さT24よりも厚く、負極金属箔27の表裏両面のうち負極バリ30が突出する裏面に形成された突出側負極活物質層28の厚さT28は、負極バリ30が突出しない表面に形成された非突出側負極活物質層29の厚さT29よりも厚い。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
金属箔の表裏両面に活物質層を形成して構成された正極側及び負極側の電極板と、
交互に積層するように配置された正極側の前記電極板と負極側の前記電極板との間に介在するセパレータとを備え、
前記金属箔の前記表裏両面に形成された前記活物質層は、
前記金属箔の表裏両面のうち前記金属箔からバリが突出する側の面に形成された突出側活物質層と、
前記金属箔の表裏両面のうち前記金属箔からバリが突出しない側の面に形成された非突出側活物質層とを含んでおり、
前記突出側活物質層の厚さが前記非突出側活物質層の厚さよりも厚い積層電極体。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記突出側活物質層の厚さは、前記バリの前記金属箔からの突出寸法よりも大きい請求項1に記載の積層電極体。
【請求項3】
正極側の前記金属箔における前記バリの突出寸法と、負極側の前記金属箔における前記バリの突出寸法とが、異なる寸法であり、
正極側の前記金属箔と負極側の前記金属箔のうち、前記バリの突出寸法が大きい側の前記金属箔に形成された前記突出側活物質層の厚さは、前記バリの突出寸法が小さい側の前記金属箔に形成された前記突出側活物質層の厚さよりも大きい請求項1又は請求項2に記載の積層電極体。
【請求項4】
前記セパレータの厚さは、前記バリの突出寸法よりも大きい請求項1又は請求項2に記載の積層電極体。
【請求項5】
前記セパレータの厚さは、正極側の前記金属箔からの前記バリの突出寸法と、負極側の前記金属箔からの前記バリの突出寸法とを合わせた寸法よりも大きい請求項4に記載の積層電極体。
【請求項6】
正極側の前記金属箔における前記バリの突出寸法と、負極側の前記金属箔における前記バリの突出寸法とが、異なる寸法であり、
正極側の前記金属箔に形成された前記突出側活物質層と負極側の前記金属箔に形成された前記突出側活物質層のうち、前記バリの突出寸法が大きい側の前記突出側活物質層に接する前記セパレータの厚さは、前記バリの突出寸法が小さい側の前記突出側活物質層に接する前記セパレータの厚さよりも大きい請求項1又は請求項2に記載の積層電極体。
【請求項7】
請求項1に記載された前記積層電極体と、
前記積層電極体を包囲するラミネートシートとを備えている二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層電極体及び二次電池に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の正極電極と複数の負極電極とをセパレータが介在する状態で交互に積層した形態の電極組立体が開示されている。正極電極は、矩形状の正極用金属箔と、その正極用金属箔の両面に設けられた矩形状の正極用の活物質層とを有する。負極電極は、矩形状の負極用金属箔と、その負極用金属箔の両面に設けられた矩形状の負極用の活物質層と、を有する。この種の電極組立体には薄肉化が求められるため、金属箔と活物質層とセパレータのいずれも、極力薄い形態とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-082491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
正極電極と負極電極は、長尺帯状をなす金属箔の表裏両面に活物質層を形成し、その長尺帯状部材をプレス加工機のカッタによって矩形に打ち抜くことによって得られる。上記のように金属箔は薄いシート材であるため、打ち抜き後の金属箔の外周縁にバリが生じることは避けられない。打ち抜きの回数が増してカッタの刃先が摩耗してくると、バリの突出寸法が大きくなってくる。また、正極電極と負極電極の取り扱いが人手で行われる場合には、正極電極と負極電極の表裏の向きが一定ならず、正極電極のバリと負極電極のバリが互いに対向する向きに突出した形態になるおそれがある。そのため、バリが活物質層とセパレータを突き破ることによって、正極電極と負極電極との間で短絡することが懸念される。
【0005】
第1及び第2の開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、バリに起因する正極側の電極板と負極側の電極板との接触を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の開示の積層電極体は、
金属箔の表裏両面に活物質層を形成して構成された正極側及び負極側の電極板と、
交互に積層するように配置された正極側の前記電極板と負極側の前記電極板との間に介在するセパレータとを備え、
前記金属箔の前記表裏両面に形成された前記活物質層は、前記金属箔の表裏両面のうち前記金属箔からバリが突出する側の面に形成された突出側活物質層と、前記金属箔の表裏両面のうち前記金属箔からバリが突出しない側の面に形成された非突出側活物質層とを含んでおり、
前記突出側活物質層の厚さが前記非突出側活物質層の厚さよりも厚い。
【0007】
第2の開示の二次電池は、
第1の開示の前記積層電極体と、
前記積層電極体を包囲するラミネートシートとを備えている。
【発明の効果】
【0008】
第1の開示の積層電極体及び第2の開示の二次電池は、バリが突出する側に形成された突出側活物質層の厚さを、バリが突出しない側に形成された非突出側活物質層の厚さよりも厚くしたので、バリを介して正極側の電極板と負極側の電極板が接触することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1の二次電池の斜視図である。
実施形態1の積層電極体の分解斜視図である。
実施形態1の積層電極体の積層構造をあらわす模式図である。
実施形態2の積層電極体の積層構造をあらわす模式図である。
実施形態3の積層電極体の積層構造をあらわす模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここで、第1及び第2の開示の望ましい形態例を示す。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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