TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025081034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194516
出願日2023-11-15
発明の名称蓄電モジュール製造装置
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250520BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】生産性の低下を抑制可能な蓄電モジュール製造装置を提供する。
【解決手段】蓄電モジュール製造装置41は、封止体3の連通孔31を介して内部空間Sに流体Fを注入するためのノズル43(ヘッド本体52)と、ヘッド本体52によって封止体3に押圧されることで封止体3とヘッド本体52との間を気密に封止するパッキン53と、を備える。ヘッド本体52は、パッキン53側に臨む第1側面52aに設けられた第1凸部52pと、第1底面52cに設けられた第2凸部52rとを含む。パッキン53は、ヘッド本体52側に臨む第2側面53aに設けられた貫通孔53pと、第2底面53cに設けられた凹部53rとを含む。貫通孔53pには第1凸部52pが嵌入され、且つ、凹部53rには第2凸部52rが嵌入される。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に沿って積層された複数の電極を含む電極積層体と、
前記電極積層体を取り囲むように前記電極積層体に設けられ、前記第1方向に隣り合う前記電極の間に形成された複数の内部空間を封止すると共に、複数の前記内部空間のそれぞれに連通する複数の連通孔が設けられた封止体と、
を備える蓄電モジュールの製造に用いられる蓄電モジュール製造装置であって、
前記連通孔を介した前記複数の内部空間のそれぞれへの流体の注入、及び/又は、前記連通孔を介した前記複数の内部空間からの前記流体の排出を行うためのノズルと、
前記封止体と前記ノズルとの間に介在し、前記ノズルによって前記封止体に押圧されることで前記封止体と前記ノズルとの間を気密に封止するためのパッキンと、
を備え、
前記封止体は、
前記内部空間と反対側に臨むと共に複数の前記連通孔の開口である第1開口が形成された外側面と、
前記外側面に一体的に設けられ、前記外側面に交差する第2方向からみて複数の前記第1開口のそれぞれを囲むように前記外側面から突出する複数の枠と、を含み、
前記ノズルは、
前記流体の導出及び/又は導入のための出入部が設けられ、前記パッキン側に臨む第1側面と、
前記第1側面の一端から、前記第1側面から離れる方向に延在する第1底面と、
を含み、
前記パッキンは、
複数の前記枠のそれぞれに対応しており、前記出入部と前記封止体との間で前記流体を流通させる流路と、
前記ノズル側に臨み、複数の前記流路が開口する第2側面と、
前記第2側面の反対側の面であって、前記パッキンが前記封止体に押圧されたときに前記枠に接触し、前記第1開口に対向する位置に複数の前記流路が開口する第3側面と、
前記第2側面と前記第3側面とを接続する第2底面と、
を含み、
前記ノズル及び前記パッキンには、
前記第2側面が前記第1側面に接触し、且つ、前記第2底面が前記第1底面に接触するように前記パッキンが前記ノズルに取り付けられたときに、互いに嵌合する嵌合部が設けられており、
前記嵌合部は、前記第1側面及び前記第2側面に対して設けられた第1嵌合部と、前記第1底面及び前記第2底面に対して設けられた第2嵌合部と、を含む、
蓄電モジュール製造装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第1嵌合部は、
前記第1側面に設けられた第1凸部と、
前記第2側面に設けられ、前記第1凸部が嵌入される第1嵌入部と、
を含み、
前記第2嵌合部は、
前記第1底面に設けられた第2凸部と、
前記第2底面に設けられ、前記第2凸部が嵌入される第2嵌入部と、
を含む、
請求項1に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項3】
前記ノズルと前記パッキンとを係合するためのキャップを備え、
前記ノズルは、前記第1側面の他端から前記第1底面と反対側に延在する第1頂面と、前記第1頂面に設けられた第1係合部と、を含み、
前記パッキンは、前記第2底面の反対側の第2頂面と、前記第2頂面に設けられた第2係合部と、を含み、
前記キャップは、前記第1頂面から前記第2頂面にわたって配置され、前記第1係合部及び前記第2係合部のそれぞれに係合することで、前記ノズルと前記パッキンとを係合する、
請求項1に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項4】
前記流路は、前記第2方向からみたとき、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との間に位置するように前記パッキンに設けられている、
請求項1に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項5】
前記第1方向及び前記第2方向に交差する方向を第3方向としたとき、前記第1嵌合部は、前記第1方向及び前記第3方向に沿った前記パッキンの移動を規制し、
前記第2嵌合部は、前記第2方向及び前記第3方向に沿った前記パッキンの移動を規制する、
請求項1に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項6】
複数の前記ノズルと、
単一のパッキンと、
を備える請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電モジュール製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュール製造装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の蓄電モジュールとして、バイポーラ電池が記載されている。この従来の蓄電モジュールは、集電体の一方面に正極が形成され、他方面に負極が形成された複数のバイポーラ電極を有している。複数のバイポーラ電極は、電解質層を保持するセパレータを介して積層されている。セパレータの外周部には、シール用の樹脂が成形配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-151016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、蓄電モジュールでは、電極間の内部空間を封止するための封止体に対して、内部空間のそれぞれに連通する連通孔が設けられ、当該連通孔を介して各内部空間に電解液や検査用のガス等の流体を注入する場合がある。この場合、流体を注入するためのノズルと封止体との間の気密性を確保するため、封止体とノズルとの間にパッキンを介在させることが考えられる。このパッキンは、気密性の保持のため、定期的な交換が必要となる。しかし、パッキンを適切な位置でノズルに固定するためにボルト等の締結部材を用いると交換工数が増加し、蓄電モジュールの生産性が低下するおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、生産性の低下を抑制可能な蓄電モジュール製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る蓄電モジュール製造装置は、第1方向に沿って積層された複数の電極を含む電極積層体と、電極積層体を取り囲むように電極積層体に設けられ、第1方向に隣り合う電極の間に形成された複数の内部空間を封止すると共に、複数の内部空間のそれぞれに連通する複数の連通孔が設けられた封止体と、を備える蓄電モジュールの製造に用いられる蓄電モジュール製造装置であって、連通孔を介した複数の内部空間のそれぞれへの流体の注入、及び/又は、連通孔を介した複数の内部空間からの流体の排出を行うためのノズルと、封止体とノズルとの間に介在し、ノズルによって封止体に押圧されることで封止体とノズルとの間を気密に封止するためのパッキンと、を備え、封止体は、内部空間と反対側に臨むと共に複数の連通孔の開口である第1開口が形成された外側面と、外側面に一体的に設けられ、外側面に交差する第2方向からみて複数の第1開口のそれぞれを囲むように外側面から突出する複数の枠と、を含み、ノズルは、流体の導出及び/又は導入のための出入部が設けられ、パッキン側に臨む第1側面と、第1側面の一端から、第1側面から離れる方向に延在する第1底面と、を含み、パッキンは、出入部と封止体との間で流体を流通させる複数の流路と、ノズル側に臨み、複数の流路が開口する第2側面と、第2側面の反対側の面であって、パッキンが封止体に押圧されたときに枠に接触し、第1開口に対向する位置に複数の流路が開口する第3側面と、第2側面と第3側面とを接続する第2底面と、を含み、ノズル及びパッキンには、第2側面が第1側面に接触し、且つ、第2底面が第1底面に接触するようにパッキンがノズルに取り付けられたときに、互いに嵌合する嵌合部が設けられており、嵌合部は、第1側面及び第2側面に対して設けられた第1嵌合部と、第1底面及び第2底面に対して設けられた第2嵌合部と、を含む。
【0007】
この製造装置は、複数の電極を含む電極積層体と、電極積層体に設けられ、電極間に形成された複数の内部空間を封止すると共に、複数の内部空間のそれぞれに連通する複数の連通孔が設けられた封止体と、を備える蓄電モジュールの製造に用いられる。この製造装置では、封止体の連通孔を介した内部空間への流体の注入や内部空間からの流体の排出を行うためのノズルと、封止体との間にパッキンが介在され、当該パッキンがノズルによって封止体に押圧される。これにより、封止体とノズルとの間の気密性が確保される。
【0008】
特に、ノズル及びパッキンは、互いの側面同士及び底面同士が接触するようにパッキンが取り付けられたときに嵌合する嵌合部(第1嵌合部及び第2嵌合部)を有しており、これにより、パッキンがノズルに対して位置決めされる。このため、パッキンをノズルから離れるように移動させることで、嵌合部の嵌合による位置決めも解除され、容易にパッキンを取り外すことが可能である。また、パッキンをノズルに近づけながら嵌合部の嵌合を行うことで、位置決めを行いつつ容易にパッキンを取り付けることが可能である。よって、パッキンとノズルとの位置決め及び固定にボルト等の締結部材を用いる場合と比較して、パッキンの交換工数が削減され、生産性の低下が抑制される。
【0009】
本開示に係る蓄電モジュール製造装置では、第1嵌合部は、第1側面に設けられた第1凸部と、第2側面に設けられ、第1凸部が嵌入される第1嵌入部と、を含み、第2嵌合部は、第1底面に設けられた第2凸部と、第2底面に設けられ、前記第2凸部が嵌入される第2嵌入部と、を含んでもよい。
【0010】
本開示に係る蓄電モジュール製造装置では、ノズルとパッキンとを係合するためのキャップを備え、ノズルは、第1側面の他端から第1底面と反対側に延在する第1頂面と、第1頂面に設けられた第1係合部と、を含み、パッキンは、第2底面の反対側の第2頂面と、第2頂面に設けられた第2係合部と、を含み、キャップは、第1頂面から第2頂面にわたって配置され、第1係合部及び第2係合部のそれぞれに係合することで、ノズルとパッキンとを係合してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社豊田自動織機
搬送システム
今日
株式会社豊田自動織機
搬送システム
今日
株式会社豊田自動織機
内燃機関の排気浄化システム
今日
APB株式会社
二次電池
18日前
甲神電機株式会社
変流器
24日前
株式会社東光高岳
変圧器
11日前
株式会社東光高岳
変圧器
11日前
ローム株式会社
半導体装置
20日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
今日
ローム株式会社
チップ部品
14日前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
太陽誘電株式会社
全固体電池
19日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
20日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
CKD株式会社
倣い装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
19日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
3日前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
1か月前
株式会社不二越
ソレノイド
6日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
25日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
今日
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
18日前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
株式会社ダイヘン
搬送装置
3日前
TDK株式会社
コイル部品
1か月前
新電元工業株式会社
磁性部品
14日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
1か月前
ニチコン株式会社
コンデンサ
13日前
SMK株式会社
コネクタの取付構造
7日前
富士電機株式会社
半導体装置
7日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
12日前
トヨタ自動車株式会社
電池昇温装置
7日前
CKD株式会社
傾き調整装置
7日前
続きを見る