特許ウォッチ

公開番号2025080677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193985
出願日2023-11-14
発明の名称車両制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60W 40/09 20120101AFI20250519BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者の運転意欲に応じたメッセージを提示することが可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】車両制御装置は、車両の運転者を特定する運転者特定部と、過去の複数トリップにおける、車両の走行に係る車両情報と、車両の周囲環境に係る車両周辺情報と、運転者の運転操作情報とに基づいて、当該運転者の運転レベルと運転意欲とを推定する運転者属性推定部と、運転者に対して、運転者属性推定部が推定した運転レベルと運転意欲とに応じて、運転に対する労いと、好ましくない運転行動に対する指摘と、運転に対するアドバイスとの少なくとも1つを含むメッセージを提示するメッセージ提示部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
車両の運転者を特定する運転者特定部と、
過去の複数トリップにおける、車両の走行に係る車両情報と、車両の周囲環境に係る車両周辺情報と、前記運転者の運転操作情報とに基づいて、当該運転者の運転レベルと運転意欲とを推定する運転者属性推定部と、
前記運転者に対して、前記運転者属性推定部が推定した運転レベルと運転意欲とに応じて、運転に対する労いと、好ましくない運転行動に対する指摘と、運転に対するアドバイスとの少なくとも１つを含むメッセージを提示するメッセージ提示部と、を備える、
車両制御装置。
続きを表示（約 620 文字）【請求項２】
前記運転者属性推定部は、前記運転者の過去の所定回数のトリップにおける、好ましくない運転行動の平均発生頻度が低いほど、当該運転者の運転意欲が高いと推定する、
請求項１に記載の車両制御装置。
【請求項３】
前記メッセージ提示部は、
前記運転者の運転レベルが高い場合には、好ましくない運転行動が発生しなかった場合であっても運転に対する褒めを提示せずに、運転に対する労いを提示して、
前記運転者の運転レベルが一般レベルである場合であって、好ましくない運転行動が発生しなかった場合には、前記運転者の運転意欲に関わらずに運転に対する褒めを提示して、好ましくない運転行動が発生した場合であって、前記運転者の運転意欲が高い場合には、運転に対する指摘とアドバイスとを提示して、前記運転者の運転意欲が低い場合には、運転意欲が高い場合に比べて、運転に対する指摘とアドバイスとの提示を少なくして、
前記運転者の運転レベルが低い場合であって、好ましくない運転行動が発生しなかった場合には、前記運転者の運転意欲に関わらずに運転に対する褒めを提示して、好ましくない運転行動が発生した場合であって、前記運転者の運転意欲が高い場合には、運転に対するアドバイスのみを提示して、前記運転者の運転意欲が低い場合には、運転に対する指摘もアドバイスも提示しない、
請求項１または請求項２に記載の車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両制御装置に関する。
続きを表示（約 980 文字）【背景技術】
【０００２】
運転者の運転を点数化して提示することにより、運転に係るアドバイスを行う装置が開示されている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、運転者の運転を採点した結果を提示する車両の制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－１１５８００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に開示された車両の制御装置では、全ての運転者に対して、一律なメッセージを提示している。しかしながら、運転者によっては、アドバイスを聞いて、自らの運転スタイルを変更する運転意欲が低い、即ち、指摘に対する受容性が低い場合がある。したがって、運転者の運転意欲に応じた内容のメッセージを提示できるのが望ましい。
【０００６】
本発明の目的は、運転者の運転意欲に応じたメッセージを提示することが可能な車両制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両制御装置は、車両の運転者を特定する運転者特定部と、過去の複数トリップにおける、車両の走行に係る車両情報と、車両の周囲環境に係る車両周辺情報と、前記運転者の運転操作情報とに基づいて、当該運転者の運転レベルと運転意欲とを推定する運転者属性推定部と、前記運転者に対して、前記運転者属性推定部が推定した運転レベルと運転意欲とに応じて、運転に対する労いと、好ましくない運転行動に対する指摘と、運転に対するアドバイスとの少なくとも１つを含むメッセージを提示するメッセージ提示部と、を備える。
【０００８】
この構成によれば、運転者の運転意欲に応じたメッセージを提示することができる。
【０００９】
また、本発明に係る車両制御装置において、前記運転者の過去の所定回数のトリップにおける、好ましくない運転行動の平均発生頻度が低いほど、当該運転者の運転意欲が高いと推定する。
【００１０】
この構成によれば、運転者の運転意欲を容易に推定することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許