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公開番号2025080299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193374
出願日2023-11-14
発明の名称空気調和装置
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F25B 21/02 20060101AFI20250519BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】外気温の影響を受けにくく、また室外機の小型化を実現しつつ、運転効率の低下や運転能力の低下を回避することが可能な空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置の室外熱交換器は、室外機に設けられる。室内熱交換器は、室内機に設けられる。第1の配管は、室内熱交換器と室外熱交換器とを接続し、冷媒が流れる。第2の配管は、室外熱交換器と室内熱交換器とを接続し、冷媒が流れる。圧縮機は、第1の配管に設けられ、冷媒を吸入する吸入口と、冷媒を吐出する吐出口と、を有する。四方弁は、第1の配管に設けられ、冷媒が流れる方向を変更可能である。膨張弁は、第2の配管に設けられる。第1の熱調整機構は、室外熱交換器に熱交換を行わせる際に当該室外熱交換器を通過させる空気の流動上流側に配置されて室外熱交換器に向かう空気を冷却または加熱可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
室外機に設けられた室外熱交換器と、
室内機に設けられた室内熱交換器と、
前記室内熱交換器と前記室外熱交換器とを接続し、冷媒が流れる、第１の配管と、
前記室外熱交換器と前記室内熱交換器とを接続し、前記冷媒が流れる、第２の配管と、
前記第１の配管に設けられ、前記冷媒を吸入する吸入口と、前記冷媒を吐出する吐出口と、を有する圧縮機と、
前記第１の配管に設けられ、前記冷媒が流れる方向を変更可能な四方弁と、
前記第２の配管に設けられた膨張弁と、
前記室外熱交換器に熱交換を行わせる際に当該室外熱交換器を通過させる空気の流動上流側に配置されて、前記室外熱交換器に向かう空気を冷却または加熱可能な第１の熱調整機構と、
を備える、空気調和装置。
続きを表示（約 890 文字）【請求項２】
前記第１の熱調整機構は、前記空気が通過可能な貫通孔が形成された熱調整プレートと、当該熱調整プレートの温度を変化させるプレート用熱電素子と、を含む、請求項１に記載の空気調和装置。
【請求項３】
前記四方弁と前記室内熱交換器との間の前記第１の配管に配置された第１の開閉弁と、
前記四方弁と前記圧縮機の前記吸入口との間の前記第１の配管と、前記膨張弁と前駆室外熱交換器との間の前記第２の配管と、を接続する第３の配管と、
前記第２の配管と前記第３の配管との接続位置に配置され、前記室内熱交換器と前記室外熱交換器とを接続する第１の接続状態と、前記室内熱交換器と前記第３の配管とを接続する第２の接続状態とを切り替える第１の三方弁と、
前記第１の開閉弁と前記室内熱交換器との間の前記第１の配管と、前記第１の三方弁と前記室外熱交換器との間の前記第２の配管と、を接続する第４の配管と、
前記第４の配管に設けられた第２の開閉弁と、
前記第２の開閉弁と前記第２の配管との接続位置との間の前記第４の配管と、前記第３の配管と、を接続する第５の配管と、
前記第４の配管と前記第５の配管との接続位置に設けられ、前記第１の配管と前記第２の配管とを接続する第３の接続状態と、前記第１の配管と前記第５の配管とを接続する第４の接続状態とを切り替える第２の三方弁と、
前記第３の配管と前記第４の配管とに跨って設けられ、前記第３の配管を流れる前記冷媒または前記第４の配管を流れる前記冷媒を加熱可能な第２の熱調整機構と、
を含む、請求項１に記載の空気調和装置。
【請求項４】
前記四方弁と前記室外熱交換器との間の前記第１の配管に設けられ、前記第１の配管を流れる前記冷媒を冷却または加熱可能な第３の熱調整機構を備える、請求項１に記載の空気調和装置。
【請求項５】
前記第３の熱調整機構は、前記第１の配管に接する蓄熱材と当該蓄熱材に熱を伝える蓄熱材用熱電素子と、を含む、請求項４に記載の空気調和装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、空気調和装置に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
エアコンディショナのような空気調和装置は、冷凍サイクルにおける冷媒の凝縮および蒸発により、室内の温度を調節する。冷房運転において冷媒は、室外熱交換器（凝縮器）で凝縮し、室内熱交換器（蒸発器）で蒸発することで、室内に冷風を供給する。また、暖房運転において冷媒は、室外熱交換器（蒸発器）で蒸発し、室内熱交換器（凝縮器）で凝縮することで、室内に温風を供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開ＷＯ２０２０／０２６３７４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、上述したような空気調和装置における室外機は、空気（外気）と熱交換を行うことにより、冷媒の状態を変化させている。そのため、空気調和装置は、外気温の影響を受けて運転効率低下や運転能力低下の原因になってしまうという問題があった。また、運転効率や運転能力の低下を回避するために室外機の大型化が必要になったり、冷媒の循環量を多くする必要が生じたりするという問題があった。
【０００５】
本発明が解決する課題の一例は、外気温の影響を受けにくく、また室外機の小型化を実現しつつ、運転効率の低下や運転能力の低下を回避することが可能な空気調和装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一つの実施形態に係る空気調和装置は、室外熱交換器と、室内熱交換器と、第１の配管と、第２の配管と、圧縮機と、四方弁と、膨張弁と、第１の熱調整機構と、を備える。室外熱交換器は、室外機に設けられる。室内熱交換器は、室内機に設けられる。第１の配管は、前記室内熱交換器と前記室外熱交換器とを接続し、冷媒が流れる。第２の配管は、前記室外熱交換器と前記室内熱交換器とを接続し、前記冷媒が流れる。圧縮機は、前記第１の配管に設けられ、前記冷媒を吸入する吸入口と、前記冷媒を吐出する吐出口と、を有する。四方弁は、前記第１の配管に設けられ、前記冷媒が流れる方向を変更可能である。膨張弁は、前記第２の配管に設けられる。第１の熱調整機構は、前記室外熱交換器に熱交換を行わせる際に当該室外熱交換器を通過させる空気の流動上流側に配置されて前記室外熱交換器に向かう空気を冷却または加熱可能である。
【０００７】
また、空気調和装置の前記第１の熱調整機構は、例えば、前記空気が通過可能な貫通孔が形成された熱調整プレートと、当該熱調整プレートの温度を変化させるプレート用熱電素子と、を含んでもよい。
【０００８】
また、空気調和装置は、例えば、前記四方弁と前記室内熱交換器との間の前記第１の配管に配置された第１の開閉弁と、前記四方弁と前記圧縮機の前記吸入口との間の前記第１の配管と、前記膨張弁と前駆室外熱交換器との間の前記第２の配管と、を接続する第３の配管と、前記第２の配管と前記第３の配管との接続位置に配置され、前記室内熱交換器と前記室外熱交換器とを接続する第１の接続状態と、前記室内熱交換器と前記第３の配管とを接続する第２の接続状態とを切り替える第１の三方弁と、前記第１の開閉弁と前記室内熱交換器との間の前記第１の配管と、前記第１の三方弁と前記室外熱交換器との間の前記第２の配管と、を接続する第４の配管と、前記第４の配管に設けられた第２の開閉弁と、前記第２の開閉弁と前記第２の配管との接続位置との間の前記第４の配管と、前記第３の配管と、を接続する第５の配管と、前記第４の配管と前記第５の配管との接続位置に設けられ、前記第１の配管と前記第２の配管とを接続する第３の接続状態と、前記第１の配管と前記第５の配管とを接続する第４の接続状態とを切り替える第２の三方弁と、前記第３の配管と前記第４の配管とに跨って設けられ、前記第３の配管を流れる前記冷媒または前記第４の配管を流れる前記冷媒を加熱可能な第２の熱調整機構と、を含んでもよい。
【０００９】
また、空気調和装置は、例えば、前記四方弁と前記室外熱交換器との間の前記第１の配管に設けられ、前記第１の配管を流れる前記冷媒を冷却または加熱可能な第３の熱調整機構を備えてもよい。
【００１０】
また、空気調和装置の前記第３の熱調整機構は、例えば、前記第１の配管に接する蓄熱材と当該蓄熱材に熱を伝える蓄熱材用熱電素子と、を含んでもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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