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公開番号
2025080077
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193079
出願日
2023-11-13
発明の名称
運搬容器
出願人
ヒロホー株式会社
代理人
個人
主分類
B65D
19/44 20060101AFI20250516BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】単一の固定具で棚板と受け材とを接続した運搬容器を提供すること。
【解決手段】棚板10には、第1の縁部14が枠部11側に、第2の縁部15が主面部12側に設けられている。固定具30は、第1基部31と第2基部32が側面視L字状に連結され、第1基部31に2つの押さえ部35が第2基部32と対面し、押さえ部35の背面側には第1の縁部14に係合する第1鍵部36が設けられる。また、第2基部32の先端32bには第2の縁部15に係合する第2鍵部34が設けられ、2つの押さえ部35の間を通るようにフィン37が突出している。受け材20には、一対のフランジ部22と、その間にフィン37を覆う袋部23とを具備する被把持構造が形成されている。第1鍵部36が第1の縁部14に係合し、第2鍵部34が第2の縁部15に係合したとき、押さえ部35と主面部12の間に、フランジ部22が挟み込まれる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
平面視において平行に対向する一対の辺部を有し、収容すべき製品に合わせて成形されている受け材と、
平行に対向する対辺を有する主面部と、前記主面部の夫々の対辺から直角に延びた一対の枠部とを具備する棚板と、
前記棚板と受け材とを締結する樹脂で一体成形された固定具とを具備し、
前記棚板には、切り取られた開口の対となる平行な第1、第2の縁部であって、第1の縁部が前記枠部側に、第2の縁部が前記主面部側に設けられた取付基礎を具備しており、
前記固定具は、帯状の第1基部と第2基部が側面視L字状に連結され、前記第1基部の長辺に沿って2つの押さえ部が間隔を開けて前記第2基部と対面するように平行に突出し、前記押さえ部の夫々の背面側には前記第1の縁部に係合する第1鍵部が設けられ、また、前記第2基部の先端には前記第2の縁部に係合する第2鍵部が設けられ、かつ前記第2基部から前記2つの押さえ部の間の空間を通るようにフィンが突出しており、
前記受け材は、被把持構造が前記一対の辺部それぞれ成形されており、前記被把持構造は、前記固定具の2つの押さえ部と前記主面部との間に夫々が挟み込まれる一対のフランジ部が設けられ、かつ前記一対のフランジ部の間に前記フィンを覆う袋部が形成されており、
前記第1鍵部が第1の縁部に係合し、前記第2鍵部が第2の縁部に係合したとき、前記押さえ部と主面部の間に、前記フランジ部が挟み込まれることを特徴とする運搬容器。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の運搬容器において、前記棚板は、一定の間隔に固定された2つのアングル材により形成されていることを特徴とする運搬容器。
【請求項3】
請求項1に記載の運搬容器において、前記受け材は、真空成形により形成された受け材であることを特徴とする運搬容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂の受け材を金属板に載せて固定し、金属板をフレームに取り付けて組立てられる運搬容器に係るものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
工場間で例えば自動車部品などの重量製品を運搬する運搬容器では、金属製の棚板に受け材を載せ、受け材に製品を載せている。受け材は、ポリプロピレンなどの熱可塑性シートを加熱軟化させ、真空成形型によって、真空圧力で変形させて冷却する公知の真空成形の手法で作成される。受け材は、製品が傷付き若しくは変形しないように受け止めるために、ある程度製品の形状に倣った形状が形成されている。一方、棚板は、製品の重量を支える。
【0003】
棚板と受け材とを接続するには、接着テープを利用する方法、リベット等の固定具を利用する方法がある。接着テープを利用する場合、粘着固定しているため、使用後の運搬容器についてはリサイクルできず産廃処理になる。また、接着不良が発生する可能性がある。一方、受け材を棚板にリベット等の固定具を利用して固定する場合について、固定具を再利用することが検討されている。例えば、特許文献1には、固定具が分解可能であり、繰り返し利用することが可能な運搬容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7007006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
リサイクルを考慮して分解可能な固定具は、リサイクルにより分解された固定具の部品を別々に管理する必要がある。そして、固定具の頭部若しくは尾部の構造が複雑であって、単なるリベットに比べて表裏面に大きく出てしまうことが避けられない。このような飛び出した固定具の頭部は、下段の納入製品へと干渉する場合があった。
【0006】
また、真空成形の受け材は、その周囲を平坦状の耳部で囲われている。受け材を棚板に固定する際に、四隅の耳部のみを固定具で固定するだけでは、端部が浮き上がったり、ズレたりする。そして固定具の数が少ないと、固定具に荷重が集中し破損、脱落し、固定具自体が異物となり製品に混入する危惧があった。よって、受け材の周囲を多数箇所で固定する必要があり、受け材の設計の制限の一つにも挙がっていた。
【0007】
耳部の内側の受け材の盛り上がった箇所は受け材と棚板との間が空洞になるので、このような場所を固定具で固定する場所として選択するのは不適である。仮に、このような場所を選択すると、受け材に反発性がないので締結具合が不明瞭になる。それにより、締め込みすぎ・締め込み甘さに伴い、受け材が脱落・破損する恐れがある。
【0008】
固定具を取り付ける場所を受け材の内側に用意すると、受け材の設計に影響し、かつ製品収納数が減少することもある。さらに、固定具を取り付けるための受け材へ穴開け加工が必要となり、異物混入(バリ)の危惧もあった。
【0009】
本発明は、このような従来の固定具の問題点に鑑みて成されたもので、単一の固定具で棚板と受け材とを接続した運搬容器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明の運搬容器は、平面視において平行に対向する一対の辺部を有し、収容すべき製品に合わせて成形されている受け材と、
平行に対向する対辺を有する主面部と、前記主面部の夫々の対辺から直角に延びた一対の枠部とを具備する棚板と、
前記棚板と受け材とを締結する樹脂で一体成形された固定具とを具備し、
前記棚板には、切り取られた開口の対となる平行な第1、第2の縁部であって、第1の縁部が前記枠部側に、第2の縁部が前記主面部側に設けられた取付基礎を具備しており、
前記固定具は、帯状の第1基部と第2基部が側面視L字状に連結され、前記第1基部の長辺に沿って2つの押さえ部が間隔を開けて前記第2基部と対面するように平行に突出し、前記押さえ部の夫々の背面側には前記第1の縁部に係合する第1鍵部が設けられ、また、前記第2基部の先端には前記第2の縁部に係合する第2鍵部が設けられ、かつ前記第2基部から前記2つの押さえ部の間の空間を通るようにフィンが突出しており、
前記受け材は、被把持構造が前記一対の辺部それぞれ成形されており、前記被把持構造は、前記固定具の2つの押さえ部と前記主面部との間に夫々が挟み込まれる一対のフランジ部が設けられ、かつ前記一対のフランジ部の間に前記フィンを覆う袋部が形成され、
前記第1鍵部が第1の縁部に係合し、前記第2鍵部が第2の縁部に係合したとき、前記押さえ部と主面部の間に、前記フランジ部が挟み込まれることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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