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公開番号2025079581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192349
出願日2023-11-10
発明の名称吸収性物品
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人個人,個人
主分類A61F 13/534 20060101AFI20250515BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薄型でありながら吸収性能と歩き易さに優れた吸収性物品を提供する。
【解決手段】本開示に係る吸収性物品10は、トップシート11と、バックシート12と、上層吸収体17と下層吸収体18とを有する吸収体13と、上層吸収体17と下層吸収体18とを包む第1の中間シート14と、上層吸収体17と下層吸収体18との間に配置される第2の中間シート15とを備え、上層吸収体17は、50重量%以上100重量%以下で50g/m2以上130g/m2以下のパルプ繊維と、0重量%以上50重量%以下のSAPとから構成され、長手方向に沿って延びるスリット19を有し、下層吸収体18は、パルプ繊維を含まずSAPをY字状に配置したY字吸収部18aを長手方向の両側に有し、Y字吸収部18aの第1領域20同士の間には、SAP非配置領域22が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
肌側の液透過性のトップシートと、
非肌側の液不透過性のバックシートと、
肌側の上層吸収体と、非肌側の下層吸収体とを有し、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、
前記トップシートと前記バックシートとの間に位置し、前記上層吸収体と前記下層吸収体とを包む液透過性の第1の中間シートと、
前記上層吸収体と前記下層吸収体との間に配置される液透過性の第2の中間シートと、を備え、
前記上層吸収体は、50重量%以上100重量%以下で50g/m

以上130g/m

以下のパルプ繊維と、0重量%以上50重量%以下の高吸収性ポリマーとから構成され、幅方向の中央部に長手方向に沿って延びるスリットを有し、
前記下層吸収体は、パルプ繊維を含まず高吸収性ポリマーをY字状に配置したY字吸収部を長手方向の両側に有し、
長手方向の両側の前記Y字吸収部は、幅方向の中央部で長手方向に延びる第1領域と、前記第1領域の長手方向の外側の端部から長手方向の外側へ向かうほど幅方向に互いに離間する一対の第2領域とをそれぞれ有し、
長手方向の両側の前記Y字吸収部の前記第1領域同士は、長手方向に互いに離間し、前記第1領域同士の間には、高吸収性ポリマーが配置されない領域が設けられる
ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記上層吸収体の前記スリットの長手方向の長さは、前記上層吸収体及び前記下層吸収体の最大部の全長に対して50%以上100%以下の長さであり、
前記上層吸収体の前記スリットの幅方向の長さは、前記上層吸収体及び前記下層吸収体の最小部の全長に対して5%以上20%以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記下層吸収体の前記Y字吸収部の前記第1領域は、前記上層吸収体の前記スリットの非肌側に位置する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等の吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。これにより、尿等の体液は、トップシートを通って吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。このような吸収性物品には、体液の吸収性の向上、着用者の装着感の向上、漏れ防止等を図るために、様々な工夫がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示された吸収性物品は、吸収性シートに吸水性樹脂粉末の存在域が複数形成されており、隣接する存在域の間及び吸収性シートの幅方向両端部は吸水性樹脂粉末が存在しない非存在域となっている構成を有しているので、薄型で吸水性樹脂粉末の膨潤阻害が起こりにくく、体液の吸収性能に優れると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-061230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、吸収性物品には、装着感、動き易さ、アウターに対する影響、収納性、輸送性等の観点から、薄型の吸収体を用いた吸収性物品が求められている。吸収体を構成するパルプ繊維と高吸収性ポリマー(以下、「SAP」という場合がある。)のうち、パルプ繊維の割合を減らすことで、吸収体の厚さを低減することができるが、一方でSAPの割合が増えることで吸水速度が低下するとともに、肌触りも低下するという課題がある。また、吸収体の全体重量を低減することで吸収体の厚さを低減できるが、全体重量を低減すると吸収性物品の最大吸収量が低下し、荷重をかけた際に液戻りが発生し易くなる課題があった。
【0006】
特許文献1に記載の吸収性物品では、吸収速度が遅く、一度体液を吸収すると繰返しの吸収性能が低下し易く、肌触りや吸収後の歩き易さも良くない。
【0007】
そこで、本開示は、薄型でありながら吸収性能と歩き易さに優れた吸収性物品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の吸収性物品は、肌側の液透過性のトップシートと、非肌側の液不透過性のバックシートと、肌側の上層吸収体と、非肌側の下層吸収体とを有し、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、前記トップシートと前記バックシートとの間に位置し、前記上層吸収体と前記下層吸収体とを包む液透過性の第1の中間シートと、前記上層吸収体と前記下層吸収体との間に配置される液透過性の第2の中間シートと、を備え、前記上層吸収体は、50重量%以上100重量%以下で50g/m

以上130g/m

以下のパルプ繊維と、0重量%以上50重量%以下の高吸収性ポリマーとから構成され、幅方向の中央部に長手方向に沿って延びるスリットを有し、前記下層吸収体は、パルプ繊維を含まず高吸収性ポリマーをY字状に配置したY字吸収部を長手方向の両側に有し、長手方向の両側の前記Y字吸収部は、幅方向の中央部で長手方向に延びる第1領域と、前記第1領域の長手方向の外側の端部から長手方向の外側へ向かうほど幅方向に互いに離間する一対の第2領域とをそれぞれ有し、長手方向の両側の前記Y字吸収部の前記第1領域同士は、長手方向に互いに離間し、前記第1領域同士の間には、高吸収性ポリマーが配置されない領域が設けられる。
【0009】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の吸収性物品であって、前記上層吸収体の前記スリットの長手方向の長さは、前記上層吸収体及び前記下層吸収体の最大部の全長に対して50%以上100%以下の長さであり、前記上層吸収体の前記スリットの幅方向の長さは、前記上層吸収体及び前記下層吸収体の最小部の全長に対して5%以上20%以下である。
【0010】
本発明の第3の態様は、上記第1の態様又は上記第2の態様の吸収性物品であって、前記下層吸収体の前記Y字吸収部の前記第1領域は、前記上層吸収体の前記スリットの非肌側に位置する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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