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公開番号2025079554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192300
出願日2023-11-10
発明の名称反射板を推奨する推奨システム、通信システム、推奨方法、及びプログラム
出願人ZACROS株式会社
代理人個人,個人
主分類H04B 17/00 20150101AFI20250515BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本開示は、反射板の設置位置に応じて、所定空間内で、より安定した電波の受信を実現するための反射板を推奨することを目的とする。
【解決手段】ユーザYは、所定空間Sにおいて、通信端末30でアンテナAから出力される電波の受信想定位置での電波強度の実測値を測定し、電波を出力するアンテナの位置、電波の受信想定位置、電波の反射板の設置予定位置、及び実測値を示す各情報を、通信ネットワーク100を介して推奨装置50(推奨システム)に送信する。これにより、推奨装置50は、通信端末30に対して、複数種類の反射板のうちで推奨する所定の反射板に関する情報を送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通信端末からの要求に基づいて、所定空間に設置する反射板を推奨する推奨システムであって、
電波を出力するアンテナの位置、電波の受信想定位置、電波の反射板の設置予定位置、及び当該受信想定位置での電波強度の実測値を示す各情報を、前記通信端末から受信する受信部と、
複数種類の反射板のうちの各反射板が前記設置予定位置に設置される場合に、前記受信想定位置での電波強度の実測値に対する、前記アンテナの位置で当該アンテナから出力される電波による前記受信想定位置での各想定電波強度に基づき、前記複数種類の反射板のうちで推奨する所定の反射板に関する情報を、前記通信端末に送信する送信部と、
を有する、反射板を推奨する推奨システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記送信部は、前記実測値に対する前記各想定電波強度の改善度が閾値を超える前記所定の反射板に関する情報を、前記通信端末に送信する、請求項1に記載の反射板を推奨する推奨システム。
【請求項3】
請求項1に記載の反射板を推奨する推奨システムであって、
前記複数種類の反射板の価格に関する情報を記憶する記憶部を有し、
前記送信部は、前記所定の反射板に関する情報に、前記所定の反射板の価格を含めて送信する、反射板を推奨する推奨システム。
【請求項4】
前記送信部は、前記所定の反射板に関する情報に、前記所定の反射板を取り扱っているサイトに関する情報を含めて送信する、請求項1に記載の反射板を推奨する推奨システム。
【請求項5】
請求項1に記載の反射板を推奨する推奨システムであって、
前記複数種類の反射板のうちの反射板毎に、電波の入射角、電波の反射角、及び出力された電波の電波強度に対して受信された電波の電波強度の反射率を示す反射特性の各情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記各情報に基づいて、前記各想定電波強度を算出する算出部と、
を有する、反射板を推奨する推奨システム。
【請求項6】
請求項1に記載の反射板を推奨する推奨システムであって、
前記複数種類の反射板のうちの反射板毎に、電波の入射角、電波の反射角、及び出力された電波の電波強度に対して受信された電波の電波強度の反射率を示す反射特性の情報を記憶する記憶部と、
前記設置予定位置及び前記アンテナの位置に基づき前記反射板毎の入射角を算出し、前記設置予定位置及び電波の受信想定位置に基づき前記反射板毎の反射角を算出する算出部と、
前記算出部よって算出された前記反射板毎の入射角及び反射角に基づき、前記記憶部を参照して、前記複数種類の反射板のうち、前記反射率が高い上位所定数の推奨する反射板の候補を抽出する抽出部と、
を有し、
前記送信部は、前記反射板の候補のうちの各反射板が前記設置予定位置に設置される場合に、前記実測値に対する前記各想定電波強度に基づき、前記反射板の候補のうちで推奨する前記所定の反射板に関する情報を、前記通信端末に送信する、反射板を推奨する推奨システム。
【請求項7】
請求項6に記載の反射板を推奨する推奨システムであって、
前記受信部は、前記所定空間において電波を遮蔽する遮蔽物の位置を示す情報を、前記通信端末から受信し、
前記アンテナの位置と前記受信想定位置の間に前記遮蔽物があるかを判断する判断部を有し、
前記判断部によって前記遮蔽物がないと判断された場合には、前記送信部は、前記複数種類の反射板のうちで推奨する前記所定の反射板に関する情報を、前記通信端末に送信しない、反射板を推奨する推奨システム。
【請求項8】
前記判断部は、前記アンテナの位置と前記受信想定位置の間に前記遮蔽物があると判断した場合には、更に、前記設置予定位置と前記アンテナの位置との間に前記遮蔽物がなく、かつ前記設置予定位置と前記受信想定位置との間に遮蔽物がないかを判断し、
前記判断部によって、前記設置予定位置と前記アンテナの位置との間に前記遮蔽物がなく、かつ前記設置予定位置と前記受信想定位置との間に遮蔽物がないと判断された場合には、前記算出部は、前記反射板毎の反射角を算出する、請求項7に記載の反射板を推奨する推奨システム。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載の反射板を推奨する推奨システムと、
前記通信端末と、
を有する通信システム。
【請求項10】
請求項9に記載の通信システムであって、
前記通信端末は、
前記アンテナの位置、前記受信想定位置、及び前記設置予定位置の設定を受け付ける受付部と、
前記実測値を測定する測定部と、
前記アンテナの位置、前記受信想定位置、前記設置予定位置、及び前記実測値の各情報を、前記推奨システムに送信する端末送信部と、
を有する、通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、推奨システム、通信システム、推奨方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
天井等に、無線通信を行なうために5G(5th Generation)又はWi-Fi等の電波を出力するアンテナを設置する場合、構造物等の電波の遮蔽物を考慮して、アンテナの設置位置を決める必要がある。この場合、部屋等の所定空間のどこでも安定した電波の受信を実現するためには、設置するアンテナの数を増やせば良いが、設置コストや使用電力が増大するため、費用対効果の観点で好ましくない。
【0003】
そこで、近年、設置するアンテナの数を抑制する代わりに、壁等に電波を反射させる反射板を設置し、アンテナから出力される電波を反射させることで、所定空間のほぼ全域で安定した電波の受信を実現することが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-48465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、部屋等の所定空間には、壁が無い場所又は扉の開閉部分等のように、反射板を設置できない場所があるため、限られた位置にしか反射板を設置することができない。また、限られた位置に反射板を設置する場合あっても、反射角や反射率等が異なる複数種類の反射板が存在するため、設置者は、複数種類の反射板のうち、どの反射板を選択すれば、所定空間で安定した電波の受信を実現することができるかを判断することが困難である。
【0006】
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたもので、反射板の設置位置に応じて、所定空間内で、より安定した電波の受信を実現するための反射板を推奨することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、通信端末からの要求に基づいて、所定空間に設置する反射板を推奨する推奨システムであって、電波を出力するアンテナの位置、電波の受信想定位置、電波の反射板の設置予定位置、及び当該受信想定位置での電波強度の実測値を示す各情報を、前記通信端末から受信する受信部と、複数種類の反射板のうちの各反射板が前記設置予定位置に設置される場合に、前記受信想定位置での電波強度の実測値に対する、前記アンテナの位置で当該アンテナから出力される電波による前記受信想定位置での各想定電波強度に基づき、前記複数種類の反射板のうちで推奨する所定の反射板に関する情報を、前記通信端末に送信する送信部と、を有する、反射板を推奨する推奨システムである。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本開示によれば、反射板の設置位置に応じて、所定空間内で、より安定した電波の受信を実現するための反射板を推奨することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
通信システムの概略図である。
通信端末の電気的なハードウェア構成図である。
推奨装置の電気的なハードウェア構成図である。
通信システムの各機能構成図である。
反射板管理テーブルの概念図である。
反射板毎の入射角と反射角の関係を示す図であり、(a)は正反射反射板である反射板R1の入射角と反射角の関係を示した図、(b)はビームフォーミングメタサーフェス反射板である反射板R2の入射角と反射角の関係を示した図、(c)は散乱反射メタサーフェス反射板である反射板R3の入射角と反射角の関係を示した図である。
価格管理テーブルの概念図である。
商品の品質を判定する処理を示すシーケンス図である。
反射板の推奨要求処理を示すフローチャートである。
通信端末における周波数の選択画面を示す図である。
(a)設定項目の選択画面を示す図、(b)反射板の位置設定画面を示す図である。
推奨結果画面の作成処理を示すフローチャートである。
推奨結果画面の作成処理を示すフローチャートである。
アンテナから出力された電波が受信想定位置(又は受信想定領域)で受信できるか否かを示す概念図である。
アンテナから出力された電波が受信想定位置(又は受信想定領域)で受信できるか否かを示す概念図である。
推奨すべき反射板がある場合の推奨結果画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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