TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025079474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192167
出願日2023-11-10
発明の名称眼内レンズ挿入器具
出願人株式会社ニデック
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類A61F 2/16 20060101AFI20250515BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】回転操作方式と押圧操作方式の両方に対応可能な眼内レンズ挿入器具において、操作性の向上を図る。
【解決手段】筒状体12と、筒状体12の内部を軸方向に移動することによりレンズ設置部26から眼内レンズを押し出す押出部材50と、押出部材50分離した構成であり、押出部材50の後端を軸方向に沿って押圧することで押出部材50の軸方向移動を可能とする押圧部材60と、回転部材70の回転操作による駆動を直線移動に変換する機械的伝達機構を備え、機械的伝達機構における回転部材70の回転操作Rによって押圧部材60とは独立して押出部材50を前方へ移動させることにより眼内レンズを押し出し可能とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
眼内レンズが設置されるレンズ設置部を有する筒状体と、
前記筒状体の内部を該筒状体の軸方向に移動することにより、前記レンズ設置部から眼内レンズを押し出す押出部材と、
前記押出部材と分離した構成であり、前記押出部材の後端を軸方向に沿って押圧することで前記押出部材の軸方向移動を可能とする押圧部材と、
回転部材の回転操作による駆動を直線移動に変換する機械的伝達機構と、を備え、
前記機械的伝達機構における前記回転部材の回転操作によって、前記押圧部材とは独立して前記押出部材を前方へ移動させることにより、前記眼内レンズを押し出し可能な眼内レンズ挿入器具。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の眼内レンズ挿入器具であって、
前記機械的伝達機構は、
前記回転部材が第1のネジ部が形成されるとともに前記筒状体の軸回り方向に回転自在に取り付けられ、
前記押出部材が前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、
前記回転部材の回転操作による駆動を直線移動に変換する構成である眼内レンズ挿入器具。
【請求項3】
請求項1に記載の眼内レンズ挿入器具であって、
前記回転部材は、前記筒状体の外面から突出して使用者の手の指を引っ掛けるための鍔部よりも先端側に配設されており、
前記押出部材は、前記第2のネジ部が前記第1のネジ部と噛み合った状態で全体が前記筒状体の内部に内装されている眼内レンズ挿入器具。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の眼内レンズ挿入器具であって、
前記押圧部材の押圧操作の操作力で前記機械的伝達機構における前記回転部材を空転させない空転解除機構を有する眼内レンズ挿入器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、眼内レンズを眼内に挿入する眼内レンズ挿入器具に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、白内障の手術方法の一つとして、水晶体の代わりに折り曲げ可能な軟性の眼内レンズを眼内に挿入する手法が一般的に用いられている。また、眼の屈折力を矯正するために、水晶体よりも前側に眼内レンズが挿入される場合もある。眼内レンズの眼内への挿入には、インジェクターと呼ばれる眼内レンズ挿入器具が用いられる場合がある。
【0003】
このようなインジェクターとして、例えば特許文献1の技術が知られている。特許文献1に記載の眼内レンズ挿入器具は、所謂、回転操作方式と押圧操作方式の両方に対応可能である。回転操作方式の場合、挿入器本体の後端部に連結された回転部材を回転操作することにより、回転部材とネジどうしで噛み合うプランジャーが挿入器本体の軸方向に移動する構成である。押圧操作方式の場合、プランジャーの押し込み操作により回転部材を空転させてプランジャーが挿入器本体の軸方向の前方に移動させる構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/003854号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示される技術は、回転操作方式の際、回転部材の操作時にプランジャーに触れてしまうと回転動作の抵抗となるといった操作性の懸念があった。そのため、回転操作方式と押圧操作方式の両方に対応可能な眼内レンズ挿入器具において、操作性の懸念に対する更なる改善が望まれていた。
【0006】
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、回転操作方式と押圧操作方式の両方に対応可能な眼内レンズ挿入器具において、操作性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の典型的な実施形態が提供する眼内レンズ挿入器具は、眼内レンズが設置されるレンズ設置部を有する筒状体と、前記筒状体の内部を該筒状体の軸方向に移動することにより、前記レンズ設置部から眼内レンズを押し出す押出部材と、前記押出部材と分離した構成であり、前記押出部材の後端を軸方向に沿って押圧することで前記押出部材の軸方向移動を可能とする押圧部材と、回転部材の回転操作による駆動を直線移動に変換する機械的伝達機構と、を備え、前記機械的伝達機構における前記回転部材の回転操作によって、前記押圧部材とは独立して前記押出部材を前方へ移動させることにより、前記眼内レンズを押し出し可能な眼内レンズ挿入器具。
【0008】
本開示の眼内レンズ挿入器具によれば、回転操作方式と押圧操作方式の両方に対応可能な眼内レンズ挿入器具において、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1における眼内レンズ挿入器具を示した全体斜視図である。
実施形態1における眼内レンズ挿入器具を示した分解斜視図である。
実施形態1における眼内レンズの平面図である。
実施形態1における眼内レンズの右側面図である。
実施形態1における眼内レンズ挿入器具の操作前を示した平面図である。
実施形態1における眼内レンズ挿入器具の回転操作の際の押出部材と押圧部材の動きを示した平面図である。
実施形態1における眼内レンズ挿入器具の押圧操作の際の押出部材と押圧部材の動きを示した平面図である。
実施形態2における眼内レンズ挿入器具を示した分解斜視図である。
実施形態2における眼内レンズ挿入器具の操作前を示した平面図である。
実施形態2における眼内レンズ挿入器具の回転操作の際の押出部材と押圧部材の動きを示した平面図である。
実施形態2における眼内レンズ挿入器具の押圧操作の際の押出部材と押圧部材の動きを示した平面図である。
実施形態3における眼内レンズ挿入器具を示した分解斜視図である。
実施形態3における眼内レンズ挿入器具の押圧操作の際の状態を示した側面図である。
実施形態3における眼内レンズ挿入器具の回転操作の際の状態を示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
≪概要≫
本開示で例示する眼内レンズ挿入器具は、筒状体と、押出部材と、押圧部材と、機械的伝達機構と、を備える。筒状体は、眼内レンズが設置されるレンズ設置部を有する。押出部材は、筒状体の内部を筒状体の軸方向に移動することにより、レンズ設置部から眼内レンズを押し出す。押圧部材は、押出部材分離した構成であり、押出部材の後端を軸方向に沿って押圧することで押出部材の軸方向移動を可能とする。機械的伝達機構は、回転部材の回転操作による駆動を直線移動に変換する。そして、機械的伝達機構における回転部材の回転操作によって、押圧部材とは独立して押出部材を前方へ移動させることにより、眼内レンズを押し出し可能である。これにより、押出部材と押圧部材が分離した構成であることから、回転部材による回転操作の際に押圧部材が連動して動かない構成となり、仮に押圧部材に触れた場合でも回転操作の抵抗とならないため、操作性の向上を図り得る。以上より、回転操作方式と押圧操作方式の両方に対応可能な眼内レンズ挿入器具において、操作性の向上を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康器具
3か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
塗り薬塗り具
5か月前
個人
洗井間専家。
2か月前
個人
白内障治療法
2か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
導電香
4か月前
個人
マッサージ機
4か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
クリップ
4か月前
個人
ホバーアイロン
1か月前
個人
健康器具
5か月前
個人
染毛方法
6か月前
個人
片足歩行支援具
4か月前
個人
収納容器
5か月前
個人
矯正椅子
8日前
個人
眼科診療車
4か月前
個人
歯の保護用シール
8日前
三生医薬株式会社
錠剤
2か月前
個人
口内洗浄具
3か月前
個人
車椅子持ち上げ器
2か月前
個人
シャンプー
1か月前
株式会社八光
剥離吸引管
3日前
個人
服薬支援装置
2か月前
個人
除菌システム
4か月前
株式会社結心
手袋
3か月前
株式会社コーセー
美爪料
4か月前
株式会社コーセー
化粧料
4か月前
株式会社 MTG
浴用剤
4か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
6か月前
個人
避難困難者救出台車
4か月前
個人
腰用サポーター
3か月前
個人
Dr.なかまつよい耳
6か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
3か月前
株式会社ファンケル
化粧料
3か月前
続きを見る