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公開番号
2025078814
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2025036130
出願日
2025-03-07
発明の名称
安全帯取付具
出願人
日鉄テックスエンジ株式会社
,
日本製鉄株式会社
,
日綜産業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A62B
35/00 20060101AFI20250513BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】柵の手摺り等に容易に取り付けることができ、かつ十分な安全性を担保できると共に、掛け替え作業が必要ない安全帯取付具を提供する。
【解決手段】安全帯取付具1は、棒状体(例えば、手摺り101)に、手摺り101が伸びる方向に沿ってスライド可能に取り付けられる本体部10と、本体部10に設けられ、安全帯が取り付けられる取付部20と、本体部10に設けられる一対の挟み込み部31であり、本体部10が取り付けられた手摺り101の下端部を挟み込むようにして係止する挟み込み部31と、を備える。また、一対の挟み込み部31は、上方部に、弾性体を有し一対の挟み込み部31を連結する連結部と、それぞれの下方部に、挟み込んだ棒状体と当接して本体部を棒状体に係止させる当接部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
棒状体に、当該棒状体が伸びる方向に沿ってスライド可能に取り付けられる本体部と、
前記本体部に設けられ、安全帯が取り付けられる取付部と、
前記本体部に設けられる一対の挟み込み部であり、前記本体部が取り付けられた前記棒状体の下端部を挟み込むようにして係止する挟み込み部と、
を備え、
前記一対の挟み込み部は、上方部に、弾性体を有し前記一対の挟み込み部を連結する連結部と、それぞれの下方部に、挟み込んだ前記棒状体と当接して前記本体部を前記棒状体に係止させる当接部と、を有する、
安全帯取付具。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記当接部は、前記棒状体に対して摺動する摺動部材、または回転体である、
請求項1に記載の安全帯取付具。
【請求項3】
前記一対の挟み込み部は、
一対のアーム部と、
前記一対のアーム部の上端にそれぞれ設けられ、前記弾性体を縮めさせて、前記一対の挟み込み部の下方部を開くための操作部と、
アーム支持部と、
前記アーム支持部に、前記一対のアーム部を回転可能に連結する支点部と、
を有し、前記当接部は、前記一対のアーム部の下方部にそれぞれ設けられている、
請求項1に記載の安全帯取付具。
【請求項4】
前記本体部の進行方向の一端および他端にそれぞれ設けられるガイド部であり、正面視が内側に向かって斜め下方向に傾斜したガイド部を備えた、
請求項1に記載の安全帯取付具。
【請求項5】
前記取付部が、前記本体部の略中央に設けられ、
前記一対の挟み込み部が、前記取付部を挟んで2箇所に設けられた、
請求項1~4のいずれか1項に記載の安全帯取付具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全帯取付具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
墜落や転落、転倒等を防止するために、作業員が、周囲に設置された柵の手摺り等に安全帯のフックを掛けて作業することがある。この際、作業員は、移動する場合にはこのフックを掛け替えながら移動する。このような安全帯のフックを掛ける部分(安全帯を取り付ける部分)を有し、柵の手摺り等に取り付けられる器具として、例えば特許文献1~3に記載の発明がある。
【0003】
特許文献1には、レールを利用して、作業者が装着する安全帯のランヤードを係合させて作業者を支持することができる墜落防止装置が記載されている。この墜落防止装置の装置本体は、一対の脚部と頂部とから構成され、頂部の上面中央部にフック取付部が設けられ、脚部および頂部の内面にボールキャスタ等の転動手段が各2個ずつ取り付けられ、脚部の一方をヒンジで揺動可能に構成したものである。
また、特許文献1には、この墜落防止装置は、脚部側端面の筒部材にコ字状のストッパーを挿着して、脚部の揺動を阻止することができること、および一対の脚部それぞれに設けた転動手段が、レール腹部の内外側面を挟持すると共に、ストッパーが脚部の揺動を阻止することができることが記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、作業員が移動する際に安全帯のフックの掛け替え作業を省略できるようにした安全帯取付具が記載されている。この安全帯取付具は、柵にスライド可能に取り付けられる本体と、安全帯のフックが取り付けられる取付部と、を有しており、本体の開口形成部は、柵の上方から柵へ挿入可能に構成されかつ移動方向に開放された開口部が形成されている。また、開口形成部は、柵を挟むように配置された一対の挟み面を含んでおり、この一対の挟み面は、安全帯から取付部に鉛直方向下方の成分を含む引張荷重が作用したときに、柵に受けられることで、移動方向から見たときの本体の回転を規制するものである。
【0005】
なお、特許文献3には、手摺が湾曲している場合、または手摺保持部材の外径が仕様より大きい場合、若しくは手摺の途中に干渉物があっても通過できることを目的とした命綱取付け用ガイドが記載されている。この命綱取付け用ガイドは、筒体や、手摺の上面と右側面にそれぞれ回転自在に当接する一つ又は複数の上部ローラおよび右側ローラ、手摺の左側面に回転自在に当接する前後二つの左側ローラなどから構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-240357号公報
特開2023-135927号公報
特開2018-042701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載の墜落防止装置は、側面視において、腹部の幅が細くかつ上端の幅が広い、線路のレール(軌条)に取り付けられるものであり、柵の手摺り等に用いることはできない。
【0008】
また、特許文献2に記載の安全帯取付具は、一対の挟み面が、柵の中桟まで挟み込むように設けられており、これにより移動方向から見たときの本体の回転を規制し、作業員が足場から落下したときでも安全帯取付具が柵から外れないため作業員の体重を支えることができるものであるが、中桟のない柵等には用いることができない。
【0009】
なお、特許文献3に記載の命綱取付け用ガイドは、手摺にガイドを取り付けるために、筒体を手摺の端から手摺の長手方向に沿って嵌め込む作業や、左側ローラを手摺側に附勢するスプリングの調整作業が必要である。
【0010】
よって、本発明は、柵の手摺り等に容易に取り付けることができ、かつ十分な安全性を担保できると共に、掛け替え作業が必要ない安全帯取付具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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