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公開番号2025077638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189984
出願日2023-11-07
発明の名称ボールねじ軸サポート構造とアクチュエーター
出願人株式会社アイエイアイ
代理人個人,個人
主分類F16H 25/20 20060101AFI20250512BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】小型化できるボールねじ軸サポート構造とアクチュエーターを提供すること。
【解決手段】 ベースと、ベースに対して回転可能に支持されたボールねじ軸と、上記ボールねじ軸に移動可能に螺合されたボールねじナットと、上記ボールねじ軸に離接可能に設置され弾性手段により上記ボールねじ軸にベース側から圧接されているとともに上記ボールねじナットが接近すると上記弾性手段に抗して付勢されて上記ボールねじ軸から離間されるサポート部材と、を具備し、上記ベースには上記ボールねじ軸に対して並行に配置された支持軸が設置され、上記サポート部材は上記支持軸によって揺動可能に支持されているもの。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
ベースと、
上記ベースに対して回転可能に支持されたボールねじ軸と、
上記ボールねじ軸に移動可能に螺合されたボールねじナットと、
上記ボールねじ軸に離接可能に設置され弾性手段により上記ボールねじ軸に上記ベース側から圧接されているとともに上記ボールねじナットが接近すると上記弾性手段に抗して上記ボールねじ軸から離間されるサポート部材と、
を具備し、
上記ベースには上記ボールねじ軸に対して並行に配置された支持軸が設置され、
上記サポート部材は上記支持軸によって揺動可能に支持されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記支持軸側に上記弾性手段として設置された捻りばねにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸側に付勢されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。
【請求項3】
請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材には上記ボールねじ軸に当接されて上記ボールねじ軸を支持するサポート部が設けられていて、
上記サポート部材の上記サポート部の上記ボールねじ軸の軸方向両側にはサポート部材側傾斜面が設けられていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。
【請求項4】
請求項3記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記ボールねじナット側にボールねじナット側ローラーが設置されていて、
上記ボールねじナット側ローラーが上記サポート部材側傾斜面及び上記サポート部に沿って転動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接されることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。
【請求項5】
請求項4記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材側傾斜面は上記サポート部材が揺動される際に上記ボールねじナット側ローラーが上記サポート部材側傾斜面に当接されるように捻れていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。
【請求項6】
請求項3記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材側傾斜面には傾斜面用緩衝材が設置されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。
【請求項7】
請求項1記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されていることを特徴とするアクチュエーター。
【請求項8】
請求項1記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されていることを特徴とするアクチュエーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールねじ軸サポート構造とアクチュエーターに係り、特に、小型化できるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
ボールねじ軸サポート構造とアクチュエーターの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。
特許文献1に記載された長尺リードスクリューの防振安定装置では、リードスクリューの下側に、上記リードスクリューの撓みを防止する支持台が設けられている。上記支持台は支持棒によって支持されており、スプリングによって常時は上記リードスクリュー側に付勢されている。
上記リードスクリューにはサドルが取り付けられたナットが螺合されており上記リードスクリューが回転されると上記ナット及びサドルが移動される。
上記支持台には下圧ローラーが設置されていて、上記サドルが上記支持台に接近した際、上記サドルに設けられた押え板に上記下圧ローラーが当接され、上記支持台が上記スプリングに抗して下側に退避される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平07-003936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の構成では次のような問題があった。
すなわち、リードスクリューの下側に支持棒やスプリングが設置されており、更に上記支持棒が上下動するための空間が確保されるため、小型化が困難であった。
【0005】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、小型化できるボールねじ軸サポート構造とアクチュエーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1によるボールねじ軸サポート構造は、ベースと、上記ベースに対して回転可能に支持されたボールねじ軸と、上記ボールねじ軸に移動可能に螺合されたボールねじナットと、上記ボールねじ軸に離接可能に設置され弾性手段により上記ボールねじ軸に上記ベース側から圧接されているとともに上記ボールねじナットが接近すると上記弾性手段に抗して上記ボールねじ軸から離間されるサポート部材と、を具備し、上記ベースには上記ボールねじ軸に対して並行に配置された支持軸が設置され、上記サポート部材は上記支持軸によって揺動可能に支持されていることを特徴とするものである。
又、請求項2によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、上記支持軸側に上記弾性手段として設置された捻りばねにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸側に付勢されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材には上記ボールねじ軸に当接されて上記ボールねじ軸を支持するサポート部が設けられていて、上記サポート部材の上記サポート部の上記ボールねじ軸の軸方向両側にはサポート部材側傾斜面が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるボールねじ軸サポート構造は、請求項3記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側にボールねじナット側ローラーが設置されていて、上記ボールねじナット側ローラーが上記サポート部材側傾斜面及び上記サポート部に沿って転動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接されることを特徴とするものである。
又、請求項5によるボールねじ軸サポート構造は、請求項4記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材側傾斜面は上記サポート部材が揺動される際に上記ボールねじナット側ローラーが上記サポート部材側傾斜面に当接されるように捻れていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるボールねじ軸サポート構造は、請求項3記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材側傾斜面には傾斜面用緩衝材が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項7によるアクチュエーターは、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項8によるアクチュエーターは、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
以上述べたように、本願発明の請求項1記載のボールねじ軸サポート構造によると、ベースと、上記ベースに対して回転可能に支持されたボールねじ軸と、上記ボールねじ軸に移動可能に螺合されたボールねじナットと、上記ボールねじ軸に離接可能に設置され弾性手段により上記ボールねじ軸に上記ベース側から圧接されているとともに上記ボールねじナットが接近すると上記弾性手段に抗して上記ボールねじ軸から離間されるサポート部材と、を具備し、上記ベースには上記ボールねじ軸に対して並行に配置された支持軸が設置され、上記サポート部材は上記支持軸によって揺動可能に支持されているので、上記ボールねじ軸と上記ベースとの間の空間に構成要素が配置されず、小型化できる。
又、請求項2記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、上記支持軸側に上記弾性手段として設置された捻りばねにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸側に付勢されているので、上記ボールねじ軸と上記ベースの間に上記弾性手段の主要部分がなく、小型化できる。
又、請求項3記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材には上記ボールねじ軸に当接されて上記ボールねじ軸を支持するサポート部が設けられていて、上記サポート部材の上記サポート部の上記ボールねじ軸の軸方向両側にはサポート部材側傾斜面が設けられているので、上記ボールねじナットが上記サポート部材に接近する際に上記サポート部材側傾斜面と上記サポート部が順次押圧されて上記サポート部材を付勢するので、円滑に上記ボールねじ軸サポート構造を動作させることができる。
又、請求項4記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項3記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側にボールねじナット側ローラーが設置されていて、上記ボールねじナット側ローラーが上記サポート部材側傾斜面及び上記サポート部に沿って転動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接されるので、より円滑に上記ボールねじ軸サポート構造を動作させることができる。
又、請求項5記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項4記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材側傾斜面は上記サポート部材が揺動される際に上記ボールねじナット側ローラーが上記サポート部材側傾斜面に当接されるように捻れているので、より円滑に上記ボールねじ軸サポート構造を動作させることができる。
又、請求項6記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項3記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材側傾斜面には傾斜面用緩衝材が設置されているので、振動や騒音を低減できる。
又、請求項7記載のアクチュエーターによると、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されているので、簡易な構成により上記ボールねじ軸の撓みを防止しつつ小型化できる。
又、請求項8記載のアクチュエーターによると、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されているので、長尺のボールねじ軸であっても撓みを防止しつつ小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施の形態を示す図で、アクチュエーターの斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、アクチュエーターのベースの一部を除去した斜視図であり、図2(a)はスライダーがサポート部材に接近する状態のサポート部材付近の拡大図、図2(b)はスライダーがサポート部材に乗り上げた状態のサポート部材付近の拡大図、図2(c)はスライダーがサポート部材を通過した直後の状態のサポート部材付近の拡大図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、図2(a)はボールねじ軸サポート構造の斜視図、図2(b)はボールねじ軸サポート構造の分解斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、スライダーがサポート部材に接近する状態の図であり、図4(a)はアクチュエーターのベースの一部を除去した側面図でありサポート部材付近の拡大図、図4(b)は図4(a)のIVb-IVb断面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、スライダーがサポート部材に乗り上げた状態の図であり、図5(a)はアクチュエーターのベースの一部を除去した側面図でありサポート部材付近の拡大図、図5 (b)は図5(a)のVb-Vb断面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、スライダーがサポート部材を通過した直後の状態の図であり、図6(a)はアクチュエーターのベースの一部を除去した側面図でありサポート部材付近の拡大図、図6(b)は図6(a)のVIb-VIb断面図である。
本発明の第2の実施の形態を示す図で、図7(a)はボールねじ軸サポート構造の斜視図、図7(b)はボールねじ軸サポート構造の分解斜視図である。
本発明の第3の実施の形態を示す図で、図8(a)はボールねじ軸サポート構造の斜視図、図8(b)は図8(a)のVIIIb-VIIIb矢視図である。
本発明の第3の実施の形態を示す図で、ボールねじ軸サポート構造の分解斜視図である。
本発明の第4の実施の形態を示す図で、図10(a)はボールねじ軸サポート構造の斜視図、図10(a)はボールねじ軸サポート構造の分解斜視図である。
本発明の第5の実施の形態を示す図で、アクチュエーターの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1乃至図6を参照しながら、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1や図2に示すように、略U字型の断面形状を成すベース3がある。上記ベース3の左右両内側面にはガイドレール5、5が設置されている。上記ガイドレール5、5にはガイド溝7、7がそれぞれ形成されている。
【0010】
また、上記ベース3内にはボールねじ軸9が内装されている。また、図1に示すように、上記ベース3の前端側(図1中右下側)には軸受部11があり、上記ベース3の後端側(図2中左上側)には軸受部13がある。上記ボールねじ軸9はこれら軸受部11、13によって軸支されている。上記ボールねじ軸9には螺旋溝15が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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