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公開番号
2025076975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2024062363
出願日
2024-04-08
発明の名称
配管構造と既設配管の管路更生方法
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
1/00 20060101AFI20250509BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本発明は、現場の設置状態により、開削による交換が困難な既設配管について更生した配管構造と既設配管の更生方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明に係る配管構造は、既設配管を更生した配管構造であって、該既設配管の内部に収容され、複数の樹脂管を融着部を介し継ぎ合わせた更生管路を備え、前記樹脂管の外径Dと肉厚Tの比であるSDR値が13.5以下であることを特徴とする。前記樹脂管の楕円度は5mm以下であることが好ましく、前記樹脂管のたわみ率が5%以下であることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
既設配管を更生する配管構造であって、
該既設配管の内部に収容され、複数の樹脂管を融着部を介し継ぎ合わせた更生管路を備え、前記樹脂管の外径Dと肉厚Tの比であるSDR値が13.5以下である、
配管構造。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記樹脂管の楕円度が5mm以下である、
請求項1に記載の配管構造。
【請求項3】
前記樹脂管のたわみ率が5%以下である、
請求項1に記載の配管構造。
【請求項4】
前記樹脂管がポリオレフィン系樹脂からなる、
請求項1に記載の配管構造。
【請求項5】
前記融着部が、バット融着部あるいは電気融着継手による融着部である、
請求項1に記載の配管構造。
【請求項6】
地下あるいは構造物の下に設置された既設配管を更生する既設配管の管路更生方法であり、
前記既設配管に沿って離間した位置のそれぞれに、地上とその下の既設配管に接続する出口側竪穴と入口側竪穴を形成し、
前記入口側竪穴に連通するように前記既設配管に入口側作業口を形成し、前記出口側竪穴に連通するように前記既設配管に出口側作業口を形成し、
次いで、前記入口側竪穴と前記入口側作業口を介し所定長さの樹脂管を前記既設配管の内部に複数挿入し、前記既設配管内に挿入した複数の樹脂管を融着部を介し継ぎ足し、前記出口側作業口に向かって移動させることにより更生管路を形成する既設配管の管路更生方法。
【請求項7】
前記入口側竪穴の下方の既設配管内から前記出口側竪穴の下方の既設配管内に向かって継ぎ足した複数の前記樹脂管を前記出口側竪穴の下方に到達させるとともに、
前記入口側竪穴を起点として既設配管に沿って前記出口側竪穴を形成した側と反対側に所定距離離間した位置に、追加の入口側竪穴を形成し、その下方の既設配管に前記追加の入口側竪穴に連通する追加の入口側作業口を形成し、
前記追加の入口側竪穴と前記追加の入口側作業口から既設配管内に複数の樹脂管を挿入し、必要数の樹脂管を継ぎ足し、継ぎ足した樹脂管の先端側を前記起点とした前記入口側竪穴の下方に到達させ、前記起点とした前記入口側竪穴の下方に存在する前記樹脂管に前記継ぎ足した樹脂管の先端側を融着する、
請求項6に記載の既設配管の管路更生方法。
【請求項8】
前記樹脂管の外径Dと肉厚Tの比であるSDR値が13.5以下である、
請求項6または請求項7に記載の既設配管の管路更生方法。
【請求項9】
前記融着部が、バット融着部あるいは電気融着継手による融着部である、
請求項6または請求項7に記載の既設配管の管路更生方法。
【請求項10】
前記樹脂管を前記既設配管に沿って挿入するに際し、前記樹脂管の先端側を前記既設配管内に挿入し、前記樹脂管の後端側を前記入口側竪穴の内側に位置させた状態で前記入口側竪穴の内側に位置している前記既設配管の一部またはその周囲の前記入口側竪穴の内壁に滑車部材を取り付け、該滑車部材に巻回した索条体の一端側を前記樹脂管の後端側に取り付け、前記索条体の他端側を前記入口側竪穴の外方から引上手段で引き上げて前記樹脂管を前記既設配管内に挿入する、
請求項6または請求項7に記載の既設配管の管路更生方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管構造と既設配管の管路更生方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
地下に埋設された上水管やガス管などの既設配管を更新する場合、周囲の道路状況や設置個所の事情などにより周囲で開削工事ができず、既設配管を交換できない場合がある。この場合、既設配管を残したまま、既設配管の内部に変形可能なポリエチレン樹脂管などを挿入し、更生管とする技術が知られている。
以下の特許文献1には、既設配管の内部にポリエチレン樹脂管を挿入し、挿入後にポリエチレンの軟化温度以上に加熱しながら樹脂管内に圧力を付加し、ポリエチレン樹脂管を拡径して既設管の管内ライニングを行う方法が開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、既設配管の管内壁に沿った膜厚膜質のポリエチレン樹脂膜を形成し、管内ライニングができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-170367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述のように既設配管の交換工事ができない場合、既設配管を残したまま、既設配管内に管径の小さい薄い樹脂管を挿入し、管内ライニングを行う工事が現場でなされている。
例えば、事前に断面形状を円環状またはハート状に縮径したポリエチレン管素材を軟化温度以上、融点以下の温度に加熱しながら挿入し、内側から加圧して拡径し、既設配管に沿った管状に形成し、更生管路とする工事がなされている。
しかしながら、従来なされているのは、下水管などのような管内圧力の比較的低い肉薄の配管が主体であり、ガス管や上水管などのように内圧がかかる既設配管において、既設配管を残したまま更生管路とすることは容易ではない問題があった。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑み、既設配管を残したまま内部に樹脂管を挿入して再生管路とする場合に適用できる配管構造と既設配管の更生方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は以下の形態を提案している。
<1>本発明の一形態に係る配管構造は、既設配管を更生する配管構造であって、該既設配管の内部に収容され、複数の樹脂管を融着部を介し継ぎ合わせた更生管路を備え、前記樹脂管の外径Dと肉厚Tの比であるSDR値が13.5以下であることを特徴とする。
【0007】
既設配管の内部に融着部を介し継ぎ合わせた樹脂管からなる更生管路を設けることで既設配管の内部に新たな管路を形成することができる。樹脂管の外径Dと肉厚Tの比であるSDR値を13.5以下とするならば、十分な管厚を確保する自立管とすることができ、既設配管が上水管やガス管のように内圧が作用する配管であっても、支障なく適用できる。勿論、下水管などのように大きな内圧が作用しない既設配管であっても支障なく適用できる。
【0008】
<2>前記<1>に係る配管構造では、前記樹脂管の楕円度が5mm以下であることが好ましい。
【0009】
従来、既設配管を更生する場合に用いられている管内ライニング用のポリエチレン樹脂膜を用いた更生構造では、ポリエチレン樹脂膜が既設配管の内面に追従する形状となる。このため、既設配管が仮に楕円状に変形していると、更生配管も楕円状に変形する可能性が高い。この場合、既設配管と構成配管の合計の強度によって土圧や内圧に耐える必要がある。これに対し更生管路を構成する樹脂管の楕円度が5mm以下であることは、SDR値が13.5以下であることと相まって、更生管路のみで土圧や水圧に充分に耐える強度を有する配管構造とすることができる。
【0010】
<3>前記<1>に係る配管構造では、前記樹脂管のたわみ率が5%以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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