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公開番号2025076702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188475
出願日2023-11-02
発明の名称潜行性能を高めたアイ構造並びにこれを具えた魚釣り用テンヤ
出願人デュオデザイン&トレーディング株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 91/053 20060101AFI20250509BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 釣具における釣り糸と、錘部位との接続具であるアイ構造と、これを具えた魚釣り用テンヤに関するものであって、特に釣果を高めるための新規な改良に係るものである。

【解決手段】 本発明の潜行性能を高めたアイ構造iは、錘対し、餌体Bとフック3とが具えられた釣具に設けられるアイの構造であって、このものは錘の上部後方に設けられる上部アイ11からなり、この上部アイ11は係止スペース11sを前後方向に長く形成すると共に、係止スペース11s後方部を含む複数箇所に係止設定部を具え、且つ係止スペース11sの後方ゾーンZ1における係止設定部は、潜行用係止設定部11aとするものであり、このものは後方を湾曲頂点とした湾屈曲した形状であることを特徴として成るものである。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
錘に対し、餌体とフックとが具えられた釣具に設けられるアイの構造であって、このものは錘の上部後方に設けられる上部アイからなり、この上部アイは係止スペースを前後方向に長く形成すると共に、係止スペース後方部を含む複数箇所に係止設定部を具え、且つ係止スペースの後方ゾーンにおける係止設定部は、潜行用係止設定部とするものであり、このものは後方を湾曲頂点とした湾屈曲した形状であることを特徴とする潜行性能を高めたアイ構造。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記係止スペースは、上部アイを構成する線材を曲成することによって構成され、後方ゾーンに設けられた潜行用係止設定部の上部の線材は、中継ゾーンにおいて前方水平方向に伸びて中央ゾーンに連続し、山形状に突出する遊漁操作用係止設定部を形成し、更にこれに連続する前方ゾーンの線材は、前下がり傾斜してヘッドに埋め込まれ、ヘッドと線材との接続部内側を引き上げ用係止設定部としたことを特徴とする請求項1記載の潜行性能を高めたアイ構造。
【請求項3】
おもり作用を有するヘッドと、このヘッドと一体であって後方に伸びて餌を保持する軸体と、この軸体の後端を鈎状に曲成することによって形成されるフックとを具えた魚釣り用テンヤであって、前記ヘッドは、その上部に釣り糸を係止する上部アイを具え、この上部アイは係止スペースを前後方向に長く形成すると共に、係止スペース後方部を含む複数箇所に係止設定部を具え、且つ係止スペースの後方ゾーンにおける係止設定部は、潜行用係止設定部とするものであり、このものは後方を湾曲頂点とした湾屈曲した形状であることを特徴とする潜行性能を高めたアイ構造を具えた魚釣り用テンヤ
【請求項4】
前記係止スペースは、上部アイを構成する線材を曲成することによって構成され、後方ゾーンに設けられた潜行用係止設定部の上部の線材は、中継ゾーンにおいて前方水平方向に伸びて中央ゾーンに連続し、山形状に突出する遊漁操作用係止設定部を形成し、更にこれに連続する前方ゾーンの線材は、前下がり傾斜してヘッドに埋め込まれ、ヘッドと線材との接続部内側を引き上げ用係止設定部としたことを特徴とする請求項3記載の潜行性能を高めたアイ構造を具えた魚釣り用テンヤ
【請求項5】
前記潜行用係止設定部は、ヘッドの上部後方に、アイ保持用の後部突起を形成し、この後部突起に上部アイの後端側を固定して形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の潜行性能を高めたアイ構造を具えた魚釣り用テンヤ
【請求項6】
前記ヘッドは、前方部位の概形状を先窄まり状の流線形状としていることを特徴とする請求項3記載の潜行性能を高めたアイ構造を具えた魚釣り用テンヤ

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣具における釣り糸と、錘部位との接続具であるアイ構造と、これを具えた魚釣り用テンヤに関するものであって、特に釣果を高めるための新規な改良に係るものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、太刀魚を代表的な釣果対象とした釣法の一つとしてテンヤ仕掛けによる釣が行われている。これに用いられる魚釣り用テンヤの一般的な構成は、おもり作用を有するヘッドと、このヘッドと一体であって後方に伸びる餌を保持する軸体と、この軸体の後端を鈎状に曲成することによって形成されるフックとを具えるものである。そしてこのヘッドには、その上部に釣り糸を係止する上部アイを具えるものであり、この軸体に例えば、生イワシ等の餌を固定して使用する。このようなテンヤを太刀魚等の回遊する水深に潜行させて、太刀魚のアタリを誘うようにしてフックによって太刀魚を引掛けて釣り上げるものである。
【0003】
このテンヤ仕掛けの釣り手法にあっては、たとえば、太刀魚の回遊する水深、いわゆる棚に魚釣り用テンヤをいち早く到達させることが釣果を上げるうえで大きな要因となっている。このため太刀魚を対象とするテンヤは、太刀魚テンヤとも云われ、その多くはおもり作用をするヘッド形状は、魚の頭部形状を模してその概形状を流線形状としている。
【0004】
しかしながら、このようなヘッド形状に起因による早い潜行が期待されるものの、実際には餌を含めたテンヤ全体の重量バランスから、急速潜行は達成できていなかった。具体的には、潜行中の姿勢が十分に配慮されておらず、ヘッド形状の優位性を効率的に活用できていなかった。
【0005】
もちろん潜行速度を高めるために、一般的に用いられる鉛でなく、例えば密度の高いタングステンを用いるといった手法も既に提案されている。(特許文献1)
しかしながら、タングステンを用いたテンヤは、一般的な鉛製のテンヤに比べて価格が高価になってしまう。
テンヤ自体は、直ちに消耗して使い物にならないというものではないものの、数回のフッキングによって、掛け針の先端の鋭さが失われて、そのまま使い続けることは、釣果の減少につながってしまう。このため、通常1回の船釣りでは5本から10本程度のテンヤを用意することが多い。そうすると、通常に比べて数倍程度にもなる高価なタングステン製テンヤを用いることは、経済的な負担が大きい。
また太刀魚は、歯がとても鋭くフッキングした後に歯で釣り糸を噛み切ってしまうことも多く、それにより高価なタングステン製テンヤを失ってしまうことになり、安価な鉛製テンヤに変えてタングステン製テンヤを用いるにはためらいが多く、結局のところ鉛製ヘッドのテンヤにおいて潜行性能の向上が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-026410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者は、このような状況を考察した結果、ヘッドを真下に向けて素早く潜行できるようにするためには、釣糸とテンヤとの接続位置について改善の余地があることを見出し、この着想の下、釣果を高めるための素早い潜行ができ、且つ棚に至った後にはて魚の捕食反応を促す誘魚姿勢を維持できる潜行性能を高めたアイ構造並びにこれを具えた魚釣り用テンヤを開発することを試みとしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の潜行性能を高めたアイ構造は、錘に対し、餌体とフックとが具えられた釣具に設けられるアイの構造であって、このものは錘の上部後方に設けられる上部アイからなり、この上部アイは係止スペースを前後方向に長く形成すると共に、係止スペース後方部を含む複数箇所に係止設定部を具え、且つ係止スペースの後方ゾーンにおける係止設定部は、潜行用係止設定部とするものであり、このものは後方を湾曲頂点とした湾屈曲した形状であることを特徴として成るものである。
【0009】
請求項2記載の潜行性能を高めたアイ構造は、前記要件に加えて、前記係止スペースについては、上部アイを構成する線材を曲成することによって構成され、後方ゾーンに設けられた潜行用係止設定部の上部の線材は、中継ゾーンにおいて前方水平方向に伸びて中央ゾーンに連続し、山形状に突出する遊漁操作用係止設定部を形成し、更にこれに連続する前方ゾーンの線材は、前下がり傾斜してヘッドに埋め込まれ、ヘッドと線材との接続部内側を引き上げ用係止設定部としたことを特徴として成るものである。
【0010】
請求項3記載の潜行性能を高めたアイ構造を具えた魚釣り用テンヤは、おもり作用を有するヘッドと、このヘッドと一体であって後方に伸びて餌を保持する軸体と、この軸体の後端を鈎状に曲成することによって形成されるフックとを具えた魚釣り用テンヤであって、前記ヘッドは、その上部に釣り糸を係止する上部アイを具え、この上部アイは係止スペースを前後方向に長く形成すると共に、係止スペース後方部を含む複数箇所に係止設定部を具え、且つ係止スペースの後方ゾーンにおける係止設定部は、潜行用係止設定部とするものであり、このものは後方を湾曲頂点とした湾屈曲した形状であることを特徴として成るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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