TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025076471
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2025018997,2020572396
出願日
2025-02-07,2019-07-02
発明の名称
抗STEAP1抗原結合タンパク質
出願人
アムジェン インコーポレイテッド
,
ゼンコア インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
16/30 20060101AFI20250508BHJP(有機化学)
要約
【課題】前立腺癌は、少なくとも部分的には、前立腺癌特異的抗原の存在のため、抗体に基づく療法に特に適していると考えられるため、前立腺癌を含む癌のための代替的な抗体に基づく治療選択肢を提供する。
【解決手段】前立腺の6回膜貫通上皮抗原1(STEAP1)に結合する新規の抗原結合タンパク質及び使用方法を開示する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号2のSTEAP1に結合する抗原結合タンパク質であって、
(a)重鎖CDRであって、i)vhCDR1 配列番号14、vhCDR2 配列番号15若しくはvhCDR2 配列番号21及びvhCDR3 配列番号16、又はii)vhCDR1 配列番号33、vhCDR2 配列番号34及びvhCDR3 配列番号35から3、2若しくは1個以下のアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む重鎖CDR;又は
(b)軽鎖CDRであって、i)vlCDR1 配列番号11、vlCDR2 配列番号12及びvlCDR3 配列番号13;又はii)vlCDR1 配列番号30、vlCDR2 配列番号31及びvlCDR3 配列番号32から3、2若しくは1個以下のアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR;又は
(c)配列番号183又は配列番号186と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;又は
(d)配列番号182、配列番号184又は配列番号185と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン
を含む抗原結合タンパク質。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
CDR配列
a)配列番号14を含むvhCDR1、配列番号15又は配列番号21を含むvhCDR2及び配列番号16を含むvhCDR3;又は
b)配列番号33を含むvhCDR1、配列番号34を含むvhCDR2及び配列番号35を含むvhCDR3
を含む、請求項1に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項3】
a)配列番号11を含むvlCDR1、配列番号12を含むvlCDR2及び配列番号13を含むvlCDR3;又は
b)配列番号30を含むvlCDR1、配列番号31を含むvlCDR2及び配列番号32を含むvlCDR3
から選択されるCDR配列を含む、請求項1又は2に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項4】
配列番号14を含むvhCDR1、
配列番号15又は配列番号21を含むvhCDR2、
配列番号16を含むvhCDR3、
配列番号11を含むvlCDR1、
配列番号12を含むvlCDR2、及び
配列番号13を含むvlCDR3
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項5】
配列番号33を含むvhCDR1、配列番号34を含むvhCDR2、配列番号35を含むvhCDR3、配列番号30を含むvlCDR1、配列番号31を含むvlCDR2及び配列番号32を含むvlCDR3を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項6】
配列番号182、配列番号184又は配列番号185を含む可変重鎖ドメインを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項7】
配列番号183又は配列番号186を含む可変軽鎖ドメインを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項8】
配列番号182又は配列番号184を含む可変重鎖ドメイン及び配列番号183を含む可変軽鎖ドメインを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項9】
配列番号185を含む可変重鎖ドメイン及び配列番号186を含む可変軽鎖ドメインを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の参照抗原結合タンパク質のSTEAP1に対する結合をクロスブロックするか、又は請求項1~9のいずれか一項に記載の参照抗原結合タンパク質により、STEAP1に対する結合からクロスブロックされる抗原結合タンパク質。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、前立腺の6回膜貫通上皮抗原1(STEAP1)に結合する新規の抗原結合タンパク質及びその使用を提供する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【0002】
関連出願の相互参照
本願は、2018年7月2日に出願された米国仮特許出願第62/693,216号明細書及び2019年2月1日に出願された米国仮特許出願第62/800,259号明細書に対する優先権を主張し、これらの開示は、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
配列表
本願は、本開示の別個の部分として、全体として参照により組み込まれるコンピューター可読形式の配列表(ファイル名:52601_Seqlisting.txt;サイズ:298,914バイト;作成日:2019年6月27日)を含む。
【背景技術】
【0004】
前立腺癌は、米国における男性の中で最も一般的な癌の1つのままである。U.S.Cancer Statistics Working Group.United States Cancer Statistics:1999-2014 Incidence and Mortality Web-based Report.Atlanta(GA):Department of Health and Human Services,Centers for Disease Control and Prevention and National Cancer Institute;2017。前立腺癌についての生存率は、他の癌型と比較して相対的に高いが、既存の治療選択肢は、リスク及び望まれない副作用を伴う。例えば、外科手術は、神経損傷及びインポテンスのリスクを伴い、放射線療法は、膀胱又は胃腸癌の発症リスクが増大する可能性がある。従来の化学療法は、治療中の患者の生活の質を制限する多くの副作用を伴う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
抗体に基づく治療法は、癌及び自己免疫/炎症性障害を含む様々な疾患を治療する際に成功してきた。前立腺癌は、少なくとも部分的には、前立腺癌特異的抗原の存在のため、抗体に基づく療法に特に適していると考えられる。発癌及び潜在的なバイオマーカーの根底にある生物学的機構を解明している近年の進展にもかかわらず、前立腺癌を含む癌のための代替的な抗体に基づく治療選択肢の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、配列番号2のSTEAP1に結合する抗原結合タンパク質であって、(a)重鎖CDRであって、i)vhCDR1 配列番号14、vhCDR2 配列番号15若しくはvhCDR2 配列番号21及びvhCDR3 配列番号16、又はii)vhCDR1 配列番号33、vhCDR2 配列番号34及びvhCDR3 配列番号35から3、2若しくは1個以下のアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む重鎖CDR;又は(b)軽鎖CDRであって、i)vlCDR1 配列番号11、vlCDR2 配列番号12及びvlCDR3 配列番号13;又はii)vlCDR1 配列番号30、vlCDR2 配列番号31及びvlCDR3 配列番号32から3、2若しくは1個以下のアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR;又は(c)配列番号183又は配列番号186と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;又は(d)配列
番号182、配列番号184又は配列番号185と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインを含む抗原結合タンパク質を提供する。様々な態様において、抗原結合タンパク質は、配列番号14を含むvhCDR1、配列番号15又は配列番号21を含むvhCDR2、配列番号16を含むvhCDR3、配列番号11を含むvlCDR1、配列番号12を含むvlCDR2及び配列番号13を含むvlCDR3を含む。代わりに、抗原結合タンパク質は、配列番号33を含むvhCDR1、配列番号34を含むvhCDR2、配列番号35を含むvhCDR3、配列番号30を含むvlCDR1、配列番号31を含むvlCDR2及び配列番号32を含むvlCDR3を含む。様々な態様において、抗原結合タンパク質は、配列番号182又は配列番号184を含む可変重鎖ドメイン及び配列番号183を含む可変軽鎖ドメインを含み;例えば、抗原結合タンパク質は、配列番号182を含む可変重鎖ドメイン及び配列番号183を含む可変軽鎖ドメイン又は配列番号184を含む可変重鎖ドメイン及び配列番号183を含む可変軽鎖ドメインを含む。代わりに、抗原結合タンパク質は、配列番号185を含む可変重鎖ドメイン及び配列番号186を含む可変軽鎖ドメインを含む。本開示は、配列番号201を含む重鎖及び配列番号200を含む軽鎖;又は配列番号203を含む重鎖及び配列番号200を含む軽鎖を含む抗原結合タンパク質をさらに提供する。
【0007】
本開示は、1)第1の単量体であって、第1の可変重鎖ドメイン;2)第1のCH1ドメイン及び第1のFcドメインを含む第1の定常重鎖;並びに3)ヒトCD3に結合し、且つscFv可変軽鎖ドメイン、scFvリンカー及びscFv可変重鎖ドメインを含むscFvであって、前記CH1ドメインのC末端と前記第1のFcドメインのN末端との間でドメインリンカーを使用して共有結合されるscFvを含む第1の重鎖を含む第1の単量体を含むヘテロ二量体抗体をさらに提供する。ヘテロ二量体抗体は、第2の可変重鎖ドメイン及び第2のFcドメインを含む第2の定常重鎖を含む第2の重鎖を含む第2の単量体;並びに可変軽鎖ドメイン及び定常軽鎖ドメインを含む共通の軽鎖をさらに含む。第1の可変重鎖ドメイン及び可変軽鎖ドメインは、ヒトSTEAP1に結合し、第2の可変重鎖ドメイン及び可変軽鎖ドメインは、ヒトSTEAP1に結合し、(i)第1の可変重鎖ドメイン及び第2の可変重鎖ドメインは、vhCDR1 配列番号14、vhCDR2
配列番号15又はvhCDR2 配列番号21及びvhCDR3 配列番号16から3、2又は1個以下のアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む重鎖CDRを含み、且つ可変軽鎖ドメインは、vlCDR1 配列番号11、vlCDR2 配列番号12及びvlCDR3 配列番号13から3、2又は1個以下のアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む軽鎖CDRを含むか;又は(ii)第1の可変重鎖ドメイン及び第2の可変重鎖ドメインは、vhCDR1 配列番号33、vhCDR2 配列番号34及びvhCDR3 配列番号35から3、2又は1個以下のアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む重鎖CDRを含み、且つ可変軽鎖ドメインは、vlCDR1 配列番号30、vlCDR2 配列番号31及びvlCDR3 配列番号32から3、2又は1個以下のアミノ酸だけ異なるアミノ酸配列を含む軽鎖CDRを含むか;又は(iii)第1の可変重鎖ドメイン及び第2の可変重鎖ドメインは、配列番号182又は配列番号184と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、且つ可変軽鎖ドメインは、配列番号183と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むか;又は(iv)第1の可変重鎖ドメイン及び第2の可変重鎖ドメインは、配列番号185と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、且つ可変軽鎖ドメインは、配列番号186と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む。様々な態様において、第1の可変重鎖ドメイン及び第2の可変重鎖ドメインは、CDR配列:配列番号14を含むvhCDR1、配列番号15又は配列番号21を含むvhCDR2及び配列番号16を含むvhCDR3を含み;且つ可変軽鎖ドメインは、CDR配列:配列番号11を含むvlCDR1、配列番号12を含むvlCDR2及び配列番号13を含むvlCDR3を含む。様々な態様において、第1の可変重鎖ドメイン及び第2の可変重鎖ドメインは、CDR配列:配列番号33を含むvhCDR1、配列番号34を含むvhCDR2及び配列番号35を含むvhCDR3を含み;且つ可変軽鎖ドメインは、CDR配列:配列番号
30を含むvlCDR1、配列番号31を含むvlCDR2及び配列番号32を含むvlCDR3を含む。様々な態様において、第1の可変重鎖ドメイン及び第2の可変重鎖ドメインは、配列番号182又は配列番号184を含み、且つ可変軽鎖ドメインは、配列番号183(例えば、配列番号182及び183又は配列番号184及び183)を含むか、又は第1の可変重鎖ドメイン及び第2の可変重鎖ドメインは、配列番号185を含み、且つ可変軽鎖ドメインは、配列番号186を含む。scFvは、配列番号170を含むvhCDR1、配列番号171を含むvhCDR2、配列番号172を含むvhCDR3、配列番号174を含むvlCDR1、配列番号175を含むvlCDR2及び配列番号176を含むvlCDR3を含むCDR;又は配列番号169及び配列番号173の可変重鎖領域及び可変軽鎖領域を含む。
【0008】
前立腺癌などの癌を治療する方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載される抗原結合タンパク質を投与することを含む方法も提供される。
【0009】
本明細書の節見出しの使用は、単に読解の便宜のためであり、それ自体を限定することを意図されない。本明細書全体は、統一された開示として見なされることが意図されており、本明細書に記載される特徴の全ての組合せが企図されることを理解すべきである。
【0010】
本明細書では、別段の定義がない限り、本願と関連して使用される科学用語及び専門用語は、当業者によって一般に理解される意味を有するものとする。さらに、文脈上異なる解釈を要する場合を除き、単数形の用語は、複数形を含むものとし、複数形の用語は、単数形を含むものとする。用語「含む」、「有する」、「包含する」及び「含有する」は、別段の記載がない限り、オープンエンドの用語として解釈されるべきである。本発明の態様が、特徴を「含む」と記載される場合、実施形態は、特徴「からなる」又は「から本質的になる」とも考えられる。本明細書で提供されるあらゆる例又は例示的な語(例えば、「など」)の使用は、単に本開示をさらに明らかにするものであり、別段の主張がない限り、本開示の範囲に限定を課すものではない。本明細書におけるいかなる語も、任意の特許請求されていない要素を本開示の実施に必須として示していると解釈されるべきではない。実施例又は他に記載される場合を除き、本明細書で使用される成分又は反応条件の量を示す数の全ては、その用語が当業者によって解釈されるとおり、全ての場合に「約」という用語によって修飾されると理解されるべきである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体
1か月前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
2か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
1か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
1か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
13日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
1か月前
花王株式会社
新規ピリジニウム化合物
1か月前
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体の製造方法
1か月前
四国化成工業株式会社
エポキシ化合物およびその利用
7日前
株式会社トクヤマ
結晶形Iのリオシグアトの製造方法
2か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
2か月前
国立大学法人京都大学
細胞質送達ペプチド
1か月前
四国化成工業株式会社
イソフタル酸化合物およびその利用
7日前
石原産業株式会社
シアノイミダゾール系化合物の製造方法
2か月前
ダイキン工業株式会社
分離方法
2か月前
四国化成工業株式会社
テレフタル酸化合物およびその利用
7日前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
12日前
小川香料株式会社
化合物及び香料組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
SF5含有シラン化合物
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、発光デバイス
2か月前
小川香料株式会社
化合物及び香料組成物
1か月前
株式会社カネカ
プロピレンオキサイド(PO)製造システム
6日前
石原産業株式会社
シクラニリプロールの製造中間体の製造方法
2か月前
オリザ油化株式会社
新規化合物及びその用途
2か月前
株式会社トクヤマ
精製第4級アンモニウム化合物水溶液の製造方法
25日前
株式会社レゾナック
C2化合物の製造方法
2か月前
国立大学法人九州大学
重水素化化合物の製造方法
2か月前
出光興産株式会社
プロピレンの製造方法
今日
キッコーマン株式会社
ナノポアタンパク質
2か月前
国立医薬品食品衛生研究所長
新規ペプチド
1か月前
四国化成工業株式会社
トリアジン化合物、その合成方法およびその利用
2か月前
国立大学法人鳥取大学
ストロビルリンA類縁体化合物
2か月前
国立大学法人京都大学
新規アミド化反応
2か月前
上野製薬株式会社
6-置換-2-ナフトエ酸アリルエステル
1か月前
日産化学株式会社
アリールテトラヒドロピリジン化合物及び有害生物防除剤
1か月前
セーレン株式会社
安定性に優れたセリシン組成物
1か月前
続きを見る
他の特許を見る