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公開番号
2025075179
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186169
出願日
2023-10-31
発明の名称
酸性乳性飲料の製造方法及び風味改善方法
出願人
株式会社 伊藤園
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
2/38 20210101AFI20250508BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 乳製品濃度が低い場合であっても乳本来の味わいが感じられ、乳タンパク質の凝集を抑制することができ、ザラツキ感のない滑らかな食感の酸性乳性飲料を提供する。
【解決手段】 乳を含む原料液のpHを8.0~9.7に調整した後、4.6未満に調整する工程を含むことを特徴とする、酸性乳性飲料の製造方法及び酸性乳性飲料の風味改善方法。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
乳を含む原料液のpHを8.0~9.7に調整した後、4.6未満に調整する工程を含むことを特徴とする、酸性乳性飲料の製造方法。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記乳を含む原料液のpHを8.0~9.7に調整する工程が、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウムからなる群から選ばれる1種以上のアルカリ化剤を添加することにより行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アルカリ化剤を0.05M以上の濃度に水溶液に調製してから乳を含む原料液に添加する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記pHを4.6未満に調整する工程が酸味料の添加により行われる請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
乳を含む原料液のpHを8.0~9.7に調整した後、4.6未満に調整する工程を含むことを特徴とする、酸性乳性飲料の風味改善方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、酸性乳性飲料の製造方法及び乳酸性乳性飲料の風味改善方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
酸性乳性飲料は、乳成分を含有する酸性の飲料である。以前から、乳はタンパク質やカルシウムなどの栄養成分が豊富なことはよく知られていたが、近年免疫活性が高める機能性乳酸菌など、健康への好影響が知られ始め、消費者の関心が高まっている。近年における消費者の健康への関心が高まるにつれ、手軽に乳成分を摂取することができる酸性乳性飲料が注目されている。
【0003】
しかし、ヨーグルトのような酸性乳性飲料を製造する場合、乳タンパク質の凝集が発生しやすくなり、沈殿など外観の低下や飲用時のザラツキ感が生じてしまうことが問題となっていた。
【0004】
これに対し、酸性乳性飲料における凝集の発生を抑制するために、乳成分とのバランスに応じて安定剤である大豆多糖類を添加したり、大豆多糖類及び/又はカルボキシメチルセルロース(CMC)とD-プシコースを組み合わせて添加した酸性乳性飲料が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-126102号公報
特開2019-170300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
乳成分の凝集の抑制は安定剤などを多く使用することで緩和できる一方でヨーグルトらしい味わいが損なわれてしまうという問題があった。一方で凝集の原因である乳製品濃度を低くすると水っぽくなってしまい、乳本来の風味を十分に感じられないという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、乳製品濃度が低い場合であっても乳本来の味わいが感じられ、乳タンパク質の凝集が抑制された酸性乳性飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明者が鋭意検討したところ、乳成分を含有する原料液に対し、乳タンパク質の等電点を速やかに通過させる酸性化処理の前に、pHを8.0以上に調整することにより、乳本来の風味を残しつつも酸性化処理で発生する乳タンパク質の凝集を大幅に抑制することができることを見出し、本発明が完成されるに至った。具体的には、本発明は以下のとおりである。
【0009】
〔1〕乳を含む原料液のpHを8.0~9.7に調整した後、4.6未満に調整する工程を含むことを特徴とする、酸性乳性飲料の製造方法。
〔2〕前記乳を含む原料液のpHを8.0~9.7に調整する工程が、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウムからなる群から選ばれる1種以上のアルカリ化剤を添加することにより行われる、〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記アルカリ化剤を0.05M以上の濃度に水溶液に調製してから乳を含む原料液に添加する、〔1〕または〔2〕に記載の方法。
〔4〕前記pHを4.6未満に調整する工程が酸味料の添加により行われる〔1〕~〔3〕に記載の方法。
〔5〕乳を含む原料液のpHを8.0~9.7に調整した後、4.6未満に調整する工程を含むことを特徴とする、酸性乳性飲料の風味改善方法。
【発明の効果】
【0010】
乳製品濃度が低い場合であっても乳本来の味わいが感じられ、乳タンパク質の凝集が抑制された酸性乳性飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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