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公開番号2025075155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186124
出願日2023-10-31
発明の名称包装箱
出願人株式会社クレハ
代理人個人,個人
主分類B65D 5/02 20060101AFI20250508BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】接着剤の量を増やすことなく剥離強度の低下を抑制できる。
【解決手段】内部に、細長形状の物品を立てた状態で並べることにより複数収納する包装箱であって、下面内フラップ21,23と下面外フラップ22,24とが重なる重畳領域31a~31dを備え、下面外フラップ22,24の各々は、折り曲げられた際に互いに突き合う突合縁22a,24aを備え、重畳領域31a~31dは、複数の接着領域32a,32bが設けられ、第1接着領域32aは、突合縁22a,24aに沿う位置であって、かつ内フラップ33の先端33a側設けられる第1接着領域32aを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1側板、第2側板、第3側板、及び第4側板がこの順で連接され、前記第1側板と前記第3側板とが対向され、前記第2側板と前記第4側板とが対向される胴部と、
前記第1側板に連接される第1内フラップ及び前記第3側板に連接される第2内フラップと、前記第2側板に連接される第1外フラップ及び前記第4側板に連接される第2外フラップと、を備え、
折り曲げられた前記第1内フラップ及び前記第2内フラップの外側に、前記第1外フラップ及び前記第2外フラップが折り曲げられることで、前記胴部の上下面に構成された開口の少なくとも一方の開口が閉塞され、
内部に、細長形状の物品を立てた状態で並べることにより複数収納する包装箱であって、
前記包装箱は、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップと前記第1外フラップ及び前記第2外フラップとが重なる重畳領域を備え、
前記第1外フラップ及び第2外フラップの各々は、折り曲げられた際に互いに突き合う突合縁を備え、
前記第1内フラップ及び前記第2内フラップの各々は、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップが延びる方向に位置する内フラップ先端を備え、
前記重畳領域は、複数の接着領域が設けられ、複数の前記接着領域のうちの少なくとも一つは、前記突合縁に沿う位置であって、かつ前記内フラップ先端側に設けられる第1接着領域を有する包装箱。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記重畳領域における複数の前記接着領域は、非連続である
請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記重畳領域における複数の前記接着領域は、前記第1接着領域と、前記第1接着領域と前記突合縁に沿う位置で並んで設けられている第2接着領域と、を有する
請求項1又は2に記載の包装箱。
【請求項4】
前記重畳領域における複数の前記接着領域は、前記第1接着領域と、前記第1接着領域に対して前記突合縁から離れる方向に並んで設けられている第3接着領域と、を有する
請求項1又は2に記載の包装箱。
【請求項5】
前記第1外フラップ及び前記第2外フラップ各々の前記突合縁は、前記第1外フラップ及び前記第2外フラップの基端よりも短い
請求項1又は2に記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、包装箱に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、ラップフィルム巻回体を収納する細長形状の収納容器が記載されている。この種の収納容器は、段ボール箱など直方体形状を有した輸送箱としての包装箱に立てた状態で収納され輸送される。収納容器は、互いに隣接する収納容器同士が密着するように縦横に整列されて包装箱内に収納される。包装箱は、内部に複数の収納容器を収納した状態で、先ず内フラップを包装箱の収納部側に折り曲げ、次いで外フラップを内フラップの外側に重なるように折り曲げる。そして、包装箱は、外フラップの突合縁同士を突き合わせて封函される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-34866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
包装箱は、外フラップの突合縁同士が隙間なく隣接するように構成され、対向する外フラップによって開口部を封函する。一方、外フラップの内側に位置する内フラップは、互いの先端が距離を空けて位置する。包装箱には、内フラップが存在しない中間部分がある。また、包装箱に収納容器を収納すると、例えば下面の外フラップ及び内フラップにその荷重がかかる。収納容器を複数収納した状態で包装箱が持ち上げられると、下面の外フラップ及び内フラップが、収納容器の荷重により押されて外側に撓み変形することがある。これは、内フラップが存在しない中間部分においてより顕著となり、その結果、下面の中間部分において互いに突き合わされている外フラップの突合縁同士の間に隙間が生じるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための包装箱は、第1側板、第2側板、第3側板、及び第4側板がこの順で連接され、前記第1側板と前記第3側板とが対向され、前記第2側板と前記第4側板とが対向される胴部と、前記第1側板に連接される第1内フラップ及び前記第3側板に連接される第2内フラップと、前記第2側板に連接される第1外フラップ及び前記第4側板に連接される第2外フラップと、を備え、折り曲げられた前記第1内フラップ及び前記第2内フラップの外側に、前記第1外フラップ及び前記第2外フラップが折り曲げられることで、前記胴部の上下面に構成された開口の少なくとも一方の開口が閉塞され、内部に、細長形状の物品を立てた状態で並べることにより複数収納する包装箱であって、前記包装箱は、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップと前記第1外フラップ及び前記第2外フラップとが重なる重畳領域を備え、前記第1外フラップ及び第2外フラップの各々は、折り曲げられた際に互いに突き合う突合縁を備え、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップの各々は、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップが延びる方向に位置する内フラップ先端を備え、前記重畳領域は、複数の接着領域が設けられ、複数の前記接着領域のうちの少なくとも一つは、前記突合縁に沿う位置であって、かつ前記内フラップ先端側に設けられる第1接着領域を有する。
【0006】
細長形状を有する物品を立てた状態で複数収納する場合、持ち上げられた状態では、例えば下面において、第1内フラップ、第2内フラップ、第1外フラップ及び第2外フラップに物品の荷重がかかる。包装箱の長手方向における中間部分には第1及び第2内フラップが存在しない部分がある。中間部分では第1外フラップと第2外フラップが下方に撓む傾向にある。
【0007】
この点、上記構成によれば、第1内フラップ及び第2内フラップと第1外フラップ及び第2外フラップとが重なる重畳領域は、複数の接着領域が設けられ、複数の接着領域のうちの少なくとも一つが突合縁に沿う位置であって、かつ前記第1内フラップ及び前記第2内フラップの各々が有する内フラップ先端側の位置に第1接着領域を有するので、第1内フラップ及び第2内フラップが存在しない中間部分に隣接する位置で第1内フラップ及び第2内フラップと第1外フラップ及び第2外フラップが接着されている。これにより、下面中間部分の撓みが抑えられ、中間部分における第1外フラップと第2外フラップの突合縁が突合された突合部において突合縁の間における隙間が大きくなることを抑えることができる。
【0008】
上記包装箱において、前記重畳領域における複数の前記接着領域は、非連続であるように構成してもよい。
複数の接着領域は、第1内フラップ及び第2内フラップと第1外フラップ及び第2外フラップとが重なるとき、接着剤は広がり、隣り合う接着領域の接着剤が繋がり、一連の接着領域になり易くなる。このような場合、剥離強度が上がり過ぎてしまい、包装箱の解体を行いづらくなる。
【0009】
この点、上記構成によれば、第1内フラップ及び第2内フラップと第1外フラップ及び第2外フラップとが重なるときにも、各接着領域は非連続な状態が維持される。これにより、第1外フラップ及び第2外フラップを第1内フラップ及び第2内フラップから捲る際の剥離強度が適当なものとなる。これにより、解体作業の効率低下を抑えることができる。
【0010】
上記包装箱において、前記重畳領域における複数の前記接着領域は、前記第1接着領域と、前記第1接着領域と前記突合縁に沿う位置で並んで設けられている第2接着領域と、を有するように構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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