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公開番号
2025075153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186118
出願日
2023-10-31
発明の名称
加工機
出願人
株式会社ナガセインテグレックス
代理人
個人
,
個人
主分類
B23Q
1/00 20060101AFI20250508BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】運転効率を向上させることのできる加工機を提供する。
【解決手段】加工機20は、第2ベース42、X軸水準器74、Y軸水準器75、作動部71,72,73、および電子制御装置60を備える。第2ベース42は、第2砥石41の姿勢についての基準面47を有する。X軸水準器74およびY軸水準器75は、第2ベース42の基準面47に設けられるとともに同基準面47の実際の傾斜角に応じた信号を出力する。作動部71,72,73は、第2ベース42を傾けるように作動して基準面47の傾斜角を変更する。電子制御装置60は、X軸水準器74およびY軸水準器75の出力信号に基づいて、同出力信号が示す実際の傾斜角と予め定められた基準角度とを一致させるように作動部71,72,73の作動を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加工機の姿勢についての基準面を有する基準部材と、
前記基準面に設けられて同基準面の実際の傾斜角に応じた信号を出力する水準器と、
前記基準部材を傾けるように作動して前記基準面の傾斜角を変更する作動部と、
前記水準器の出力信号に基づいて、同出力信号が示す前記実際の傾斜角と予め定められた基準角度とを一致させるように前記作動部の作動を制御する制御部と、
を備える加工機。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記加工機は、前記基準部材を支持するための支持部が、前記基準部材と同基準部材を支持する支持対象部との間に挟み込まれた状態で、異なる箇所に3つ設けられてなり、
前記作動部は、前記3つの前記支持部のうちの少なくとも2つの前記支持部に設けられ、前記基準部材の支持方向における当該基準部材と前記支持対象部との間隔を変更するように作動する、
請求項1に記載の加工機。
【請求項3】
前記基準角度は、水平である、
請求項1または2に記載の加工機。
【請求項4】
前記水準器は、
ベース部と、
前記ベース部に吊り下げられる態様で、前記ベース部に対して揺動軸線周りに揺動可能に連結された揺動部材と、
前記揺動部材に一体に設けられ、同揺動部材の揺動方向における側方部分において前記揺動軸線を中心とする円弧状に並ぶ目盛を有する目盛部と、
前記目盛部に対向する位置に前記ベース部と一体に設けられ、前記目盛部の前記目盛を検出するとともに該検出した前記目盛に応じた信号を出力する角度センサ部と、を備えてなる、
請求項1または2に記載の加工機。
【請求項5】
前記水準器は、板状の弾性部材からなる弾性ヒンジを介して前記揺動部材が前記ベース部に連結されるものであり、且つ、前記揺動部材が前記弾性ヒンジの作動を通じて前記揺動軸線周りに揺動するものである、
請求項4に記載の加工機。
【請求項6】
前記弾性ヒンジは、前記弾性部材の外面において前記揺動部材の吊り下げ方向に直交する方向に延びる溝部を有する、
請求項5に記載の加工機。
【請求項7】
前記水準器は、ダンパ部を備え、
前記ダンパ部は、前記ベース部に一体に設けられて前記揺動部材の揺動方向における側方で同揺動部材に沿って延びる対向壁部と、前記揺動部材および前記対向壁部の各々の対向面の一方にハルバッハ配列で配置された永久磁石からなる磁石部と、を有するとともに、前記揺動部材の揺動に際して前記揺動部材および前記対向壁部の各々の対向面の他方に発生する渦電流によって前記揺動部材の揺動を減衰するものである、
請求項4に記載の加工機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工機に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、精密な加工を行う加工機においては、その設置に際して、加工機自体の姿勢や同加工機における加工部の姿勢を、水平や垂直などの基準姿勢に調整する作業が行われる。この作業には、水準器が利用される。水準器としては、例えば気泡式のものが利用される(特許文献1参照)。この水準器は、液体および気体(気泡)が封入された容器を有する。水準器は、加工機が所望の姿勢(例えば水平)である場合に、気泡が容器内における所定の位置になるように設定されている。
【0003】
加工機の姿勢調整に際しては、水準器を利用して加工機の実際の姿勢が測定される。そして、水準器によって測定される加工機の姿勢が基準姿勢になるように、加工機の姿勢が手動で調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-175966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、加工機の姿勢を調整する作業は、加工機の設置時に限らず、加工機の設置後における任意のタイミングで行われる場合がある。また、一回の調整作業に際して、水準器によって測定する作業と加工機の姿勢を調整する作業とからなる一連の作業が複数回にわたって行われる場合もある。加工機の姿勢を調整する作業は煩雑であるため、加工機の運転効率の低下を招く一因になる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための加工機は、加工機の姿勢についての基準面を有する基準部材と、前記基準面に設けられて同基準面の実際の傾斜角に応じた信号を出力する水準器と、前記基準部材を傾けるように作動して前記基準面の傾斜角を変更する作動部と、前記水準器の出力信号に基づいて、同出力信号が示す前記実際の傾斜角と予め定められた基準角度とを一致させるように前記作動部の作動を制御する制御部と、を備える。
【0007】
上記構成によれば、加工機に設けられた水準器の出力信号をもとに、同加工機の基準面の傾斜角を基準角度に自動的に調整することができる。そのため、加工機の基準面の傾斜角を基準角度に調整する作業、すなわち手作業で行うと煩雑になる作業を、水準器の出力信号に基づく作動部の作動制御を通じて自動的に行うことができる。これにより、基準面の傾斜角を基準角度に調整する作業を手間のかからない作業にすることができるため、加工機の運転効率を向上させることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、加工機の運転効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の加工機の正面図である。
同加工機の第2砥石部の平面図である。
同加工機の電気回路構造を示すブロック図である。
作動制御処理の実行態様を示すフローチャートである。
水準器の正面図である。
同水準器の側面図である。
同水準器の揺動部材の支持構造を示す正面図である。
(a)および(b)は弾性ヒンジの作動の様子を示す正面図である。
(a)は目盛部およびその周辺構造を示す背面図であり、(b)は目盛部の周辺を拡大して示す拡大背面図である。
(a)は角度センサ部の固定構造を示す正面図であり、(b)は角度センサ部を拡大して示す拡大正面図である。
ダンパ部の構造を示す側断面図である。
ダンパ部の構造を示す正断面部である。
磁石列における永久磁石の配列を説明するための説明図である。
他の実施形態の加工機の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、加工機の一実施形態について、図1~図13を参照して説明する。なお、この実施形態では、図1の左右方向を加工機の左右方向X1とし、図1における紙面に直交する方向を加工機の前後方向Y1とし、図1の上下方向を加工機の上下方向Z1として説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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