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公開番号
2025075078
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2025026457,2022095065
出願日
2025-02-21,2022-06-13
発明の名称
種苗用シート、種苗用シート製造装置、種苗シート製造方法及び種苗用シート製造プログラム
出願人
岩谷マテリアル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01G
13/33 20250101AFI20250507BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】本発明は、市場において標準的な大きさである標準型の種苗用シートにおいて、裾部分の領域を適切に確保しつつ、同シートの短辺方向における開口部の数を減らさない種苗用シート等を提供すること。
【解決手段】配置場所に固定する固定部と、植物の種苗を配置する開口部Xを有し、開口部は育成領域X1を形成し、他の育成領域を干渉しせずに各開口部の育成領域は相互に接して配置され、開口部は列状に複数配置され、各列の開口部は、他の列の開口部と互い違いに配置され、第1の列の開口部群と第3の列の開口部群の領域内に、第2の列の開口部群が配置され、列方向における開口部間の距離は、第1に列と第3の列の間における開口部間の距離より長く、第1の列、第2の列及び第3の列の開口部の育成領域は相互に接するように配置する種苗用シート1。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
配置場所に固定するための固定部と、
植物の種苗を配置するための複数の開口部を有し、
各前記開口部は、当該開口部に配置される前記種苗を育成するための育成領域を、その周囲に形成すると共に、他の前記開口部の前記種苗の前記育成領域を干渉しないように配置され、
隣接する各前記開口部の前記育成領域は相互に接するように配置されると共に、前記開口部は列状に複数配置され、
各列の前記開口部は、隣接する他の列の前記開口部と互い違いに配置され、同じ列に配置された前記開口部の群である第1の列の開口部群と第3の列の開口部群で形成される領域内に、これらと互い違いに配置されている第2の列の開口部群が配置され、
前記列方向における前記開口部間の距離は、前記第1に列と前記第3の列の間における前記開口部間の距離より長く、
前記第1の列の前記開口部の前記育成領域、前記第2の列の前記開口部の前記育成領域及び前記第3の列の前記開口部の前記育成領域は相互に接するように配置されていることを特徴とする種苗用シート。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記開口部が、ミシン目を切ることで形成される構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の種苗用シート。
【請求項3】
前記ミシン目の一部の外側又は前記ミシン目の一部に取り外し補助部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の種苗用シート。
【請求項4】
種苗用シートの開口部のミシン目を形成するためのミシン目用刃部を有するシリンダ部と、
前記ミシン目用刃部を受ける受け部と、を有し、
前記受け部には、前記ミシン目用刃部で種苗用シートに前記ミシン目を形成した後の前記ミシン目用刃部を収容する収容部が形成されていることを特徴とする種苗用シート製造装置。
【請求項5】
前記シリンダ部には、取り外し補助部形成用刃部が着脱可能に配置されていると共に、前記取り外し補助部形成用刃部を任意の位置に調整することができる突出位置調整部を有することを特徴とする請求項5に記載の種苗用シート。
【請求項6】
前記取り外し補助部形成用刃部は、前記ミシン目用刃部と隣接して配置されると共に、少なくとも、前記取り外し補助部形成用刃部と前記ミシン目用刃部との隣接領域では、前記ミシン目用刃部の刃先部の先端と前記取り外し補助部形成用刃部の刃先部の先端が重なり合うように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の種苗用シート。
【請求項7】
種苗用シートの開口部のミシン目を形成するためのミシン目用刃部を有するシリンダ部と、前記ミシン目用刃部を受ける受け部と、を有する種苗用シート製造方法であって、
前記ミシン目用刃部で種苗用シートに前記ミシン目を形成した後に、前記受け部の収容部で、前記ミシン目用刃部を収容することを特徴とする種苗用シート製造方法。
【請求項8】
種苗用シートの開口部のミシン目を形成するためのミシン目用刃部を有するシリンダ部と、前記ミシン目用刃部を受ける受け部と、を有する種苗用シート製造装置に、
前記ミシン目用刃部で種苗用シートに前記ミシン目を形成した後に、前記受け部の収容部で、前記ミシン目用刃部を収容する機能、を実現させるための種苗用シート製造プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、畑等に種苗を植える際に使用する種苗用シート、種苗用シート製造装置、種苗用シート製造方法及び種苗用シート製造プログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から植物の種苗を畑等で育成栽培するには、畑等に細長く直線状に土を盛り上げた「畝」を作り、この畝で植物を育成、栽培する。
また、種苗を畑等で育成栽培するには、種苗の種類毎に応じた固有の育成領域が必要となる。
この育成領域は、個々の種苗が成長するに当たって、隣り合う他の種苗との間で実質上の干渉を受けることなく、支障なく成長可能な固有の領域である。
しかし、種苗を畝に配置するとき、この固有の育成領域を確保しつつ、各種苗を植えることは難しく、特に、家庭菜園等で趣味として種苗を植えるときは、特に困難となっていた。
【0003】
そこで、この畝において、個々の種苗の固有の育成領域を確保できるように、例えば円形等の開口部を多数配置する種苗用シートが使用されている(例えば、特許文献1)。
この種苗用シートに配置された円形等の開口部の大きさは、例えば60mm程度で、ミシン目等で形成され、使用者がミシン目に沿ってシートを取り除くことで、種苗を植えるための開口部が形成される構成となっている。
このため、使用者が、この開口部に植物を植えた場合、種苗は隣接する他の種苗に干渉されない育成領域を確保できる構成となっている。
これら各種苗の育成領域を確保するには、各開口部の間に例えば150mm程度の間隔を形成することが必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4202307号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、この種苗用シートは、畝の形状に合わせて形成され、市場における標準寸法は、例えば、短辺が950mm、長辺が50m等の帯状形状で、開口部は短辺に沿って5個ずつ形成されている。
このような標準寸法の種苗シートの短辺方向に、育成領域を確保して5つの開口部を並列で形成すると、同シートの短辺方向における端部である裾部分の領域が勢い少なくなってしまう。
種苗用シートの裾部分は、種苗用シートを畝の上に配置した際に、畑等の土をかぶせ、農業用シートを適切に張った状態に維持させるための重要な部分となる。
このため、この裾部分の領域が少ない場合、種苗用シートがたるみ、適切な位置に種苗を配置できないという問題があった。
また、種苗用シートの裾部分を十分に確保するためには、同シートの短辺方向に沿って育成領域を確保しつつ配置する開口部の数を減らす必要があり、これでは標準寸法の種苗シートの短辺方向に5つの開口部を配置できなくなり、顧客満足度が低下するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、市場において標準的な大きさである標準型の種苗用シートにおいて、裾部分の領域を適切に確保しつつ、同シートの短辺方向における開口部の数を減らさない種苗用シート、種苗用シートの製造装置、種苗用シートの製造方法及び種苗用シートの製造プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
前記目的は、本発明によれば、配置場所に固定するための固定部と、植物の種苗を配置するための複数の開口部を有し、各前記開口部は、当該開口部に配置される前記種苗を育成するための育成領域を、その周囲に形成すると共に、他の前記開口部の前記種苗の前記育成領域を干渉しないように配置され、隣接する各前記開口部の前記育成領域は相互に接するように配置されると共に、前記開口部は列状に複数配置され、各列の前記開口部は、隣接する他の列の前記開口部と互い違いに配置され、同じ列に配置された前記開口部の群である第1の列の開口部群と第3の列の開口部群で形成される領域内に、これらと互い違いに配置されている第2の列の開口部群が配置され、前記列方向における前記開口部間の距離は、前記第1に列と前記第3の列の間における前記開口部間の距離より長く、前記第1の列の前記開口部の前記育成領域、前記第2の列の前記開口部の前記育成領域及び前記第3の列の前記開口部の前記育成領域は相互に接するように配置されていることを特徴とする種苗用シートにより達成される。
【0008】
前記構成によれば、当該開口部に配置される種苗を育成するための育成領域を、その周囲に形成すると共に、他の開口部の種苗の育成領域を干渉しないように配置されているため、開口部に植えられた種苗の育成は他の種苗によって阻害されない構成となっている。
また、隣接する各開口部の育成領域は相互に接するように配置されると共に、開口部は列状に複数配置され、各列の開口部は、隣接する他の列の開口部と互い違いに配置され、第1の列の開口部群と第3の列の開口部群で形成される領域内に、これらと互い違いに配置されている第2の列の開口部群が配置されている。
すなわち、第1の列の開口部群と第3の列の開口部群の間の領域に、互い違い(千鳥状等)に配置されている第2の列の開口部群を配置し、かつ、開口部の育成領域が相互に接するように密集して配置される。
【0009】
このため、他の種苗の影響を受けることなく、各開口部の育成領域を確保しつつ、従来と同じ領域内で従来よりも効率良く開口部を配置することができる。
例えば、従来のように、1列に5個の開口部を並列で配置するのに対し、前記構成では、3列の幅で5個の開口部を配置すること等が可能となる。
したがって、種苗用シートの固定部(裾部等)の領域を増加させることができ、畝等に種苗用シートを張り詰めた状態等で配置することができるので、開口部を畝に対して適切に配置でき、種苗の育成を効果的に行うことができる。
【0010】
また、前記構成によれば、列方向における開口部間の距離は、第1の列と第3の列の間における開口部間の距離より長い構成となっている。
そして、第1の列の開口部の育成領域(Z1等)、第2の列の開口部の育成領域(W1等)と第3の列の開口部の育成領域(U1等)は相互に接するように配置されている。
このため、列間(第1~第3の列等)の距離を短くすることができると共に、種苗用シートにおいて、従来と同様の面積内において、同じ数の開口部の数を確保することができ、使用者にとって使い易い種苗用シートとなる。
(【0011】以降は省略されています)
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