TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025073697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184689
出願日
2023-10-27
発明の名称
魚介類飼育・生育システム及び方法
出願人
三菱化工機株式会社
代理人
個人
主分類
A01K
63/04 20060101AFI20250502BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】魚介類飼育・生育システム及び方法を提供する。
【解決手段】
魚介類を飼育・生育する飼育・養殖設備11と、飼育・養殖設備(養殖槽)11からの排水12中のし渣を除去するフィルタなどの物理ろ過装置13と、し渣除去後の処理水中のBODを低下および一部亜硝酸化させる好気性による生物処理装置14と、生物処理装置14からの処理水13A中のアンモニア性窒素をアナモックス処理により脱窒させるアナモックス処理装置15と、脱窒後の処理水14Aに酸素(O
2
)を供給する酸素供給装置16と、酸素供給御の処理水を殺菌する殺菌装置17と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
魚介類を飼育・生育する飼育・養殖設備と、
前記飼育・養殖設備からの排水中のし渣を除去する物理ろ過装置と、
し渣除去後の処理水中のBODの低下および一部亜硝酸化させる生物処理装置と、
前記生物処理装置からの処理水中のアンモニア性窒素をアナモックス処理により脱窒させるアナモックス処理装置と、
脱窒後の処理水に酸素を供給する酸素供給装置と、
酸素供給後の処理水を殺菌する殺菌装置と、
を備えることを特徴とする魚介類飼育・生育システム。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
□前記アナモックス処理装置に導入する前記生物処理装置からの処理水を分岐する分岐ラインを備えた分岐部を備え、
分岐した一方の分岐水を前記アナモックス処理装置で処置し、
分岐した他の分岐水をバイパスさせ、前記酸素供給装置の手前で合流させることを特徴とする請求項1に記載の魚介類飼育・生育システム。
【請求項3】
□前記飼育・養殖設備の塩分濃度が1.5%以上、3.5%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚介類飼育・生育システム。
【請求項4】
□前記生物処理装置が好気性による生物処理装置、又は嫌気性による生物処理装置のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚介類飼育・生育システム。
【請求項5】
魚介類を飼育・生育する飼育・養殖工程と、
飼育・養殖槽からの排水中のし渣を除去する物理ろ過工程と、
し渣除去後の処理水中のBODの低下および一部亜硝酸化させる生物処理工程と、
生物処理工程らの処理水中のアンモニア性窒素をアナモックス処理により脱窒させるアナモックス処理工程と、
脱窒後の処理水に酸素を供給する酸素供給工程と、
酸素供給御の処理水を殺菌する殺菌工程と、
を有することを特徴とする魚介類飼育・生育方法。
【請求項6】
□前記アナモックス処理工程に導入する前記生物的処理工程からの処理水を分岐し、
分岐した一方の分岐水をアナモックス処理工程で処置し、
分岐した他の分岐水をバイパスさせ、前記酸素供給工程の手前で合流させることを特徴とする請求項5に記載の魚介類飼育・生育方法。
【請求項7】
□前記飼育・養殖設備の塩分濃度が1.5%以上、3.5%以下であることを特徴とする請求項5又は6に記載の魚介類飼育・生育方法。
【請求項8】
□前記生物処理工程が好気性による生物処理工程、又は嫌気性による生物処理工程のいずれかであることを特徴とする5又は6に記載の魚介類飼育・生育方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚介類飼育・生育システム及び方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来からの湾などの海面養殖では水深、天候、潮流などの諸条件が変化すると共に、養殖環境の悪化や気象条件により安定した養殖ができないため、近年養殖場所の制約や気象条件などの外因の影響を受けにくい、陸上養殖が注目を集めている。
閉鎖循環式の陸上養殖として、濾過システムを用いて、養殖水(飼育水)を浄化しながら循環利用している(特許文献1参照)。
例えば、従来の養殖設備の処理手順は、飼育水槽からの飼育水中のごみなどのし渣を処理する物理濾過処理を行った後、生物処理(好気性による循環式の硝化・脱窒処理)を行い、その後pH調整をした後、溶存酸素濃度及び水温を適切に制御し、その後、飼育槽に戻す循環方式である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-186994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような提案では、魚から排出される糞に含まれる毒性の強いアンモニアを処理するプロセスとして、好気性による循環式の硝化・脱窒方法である脱窒処理においての滞留時間や、多量の空気(酸素)が必要となる、という問題がある。
よって、脱窒処理においての滞留時間や、多量の空気(酸素)を必要としないような、養殖環境の曝気に伴う電力費などのランニングコストの削減、さらに他の養殖方法に比べ作業量の低減が図れる魚介類飼育・生育システムの出現が切望されている。
【0005】
以上の問題に鑑み、脱窒処理に時間を要せず、養殖環境の安定化を図ることができる魚介類飼育・生育システム及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る1つの態様の魚介類飼育・生育システムは、魚介類を飼育・生育する飼育・養殖設備と、飼育・養殖設備からの排水中のし渣を除去するフィルタなどの物理ろ過装置と、し渣除去後の処理水中のBODの低下および一部亜硝酸化させる生物処理装置と、前記生物処理装置からの処理水中のアンモニア性窒素をアナモックス処理により脱窒させるアナモックス処理装置と、脱窒後の処理水に酸素を供給する酸素供給装置と、酸素供給後の処理水を殺菌する殺菌装置と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る1つの態様の魚介類飼育・生育方法は、魚介類を飼育・生育する飼育・養殖工程と、飼育・養殖槽からの排水中のし渣を除去するフィルタなどの物理ろ過工程と、し渣除去後の処理水中のBODの低下および一部亜硝酸化させる生物処理工程と、生物処理工程らの処理水中のアンモニア性窒素をアナモックス処理により脱窒させるアナモックス処理工程と、脱窒後の処理水に酸素を供給する酸素供給工程と、酸素供給御の処理水を殺菌する殺菌工程と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、システムの小型化に寄与できる。アナモック処理は窒素除去における処理時間は循環式硝化脱窒法と比較して例えば1/3~1/4程度の滞留時間で処理が可能となり、処理時間の大幅な短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る第1の実施形態の魚介類飼育・生育システムの概略図である。
本発明に係る第2の実施形態の魚介類飼育・生育システムの概略図である。
本発明に係る第3の実施形態の魚介類飼育・生育システムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書の実施形態においては、全体を通じて、同一の部材には同一の符号を付している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
昆虫捕獲器
1か月前
個人
トラップタワー
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
育苗培地
1日前
井関農機株式会社
作業車両
3日前
個人
ペット用デンタルおもちゃ
1か月前
個人
害虫捕獲装置
1日前
株式会社猫壱
首輪
22日前
有限会社小林工業
エビ養殖設備
23日前
井関農機株式会社
収穫作業車両
今日
井関農機株式会社
作業車両
22日前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
住友化学株式会社
植物病害防除方法
3日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
移植機
今日
株式会社ダイイチ
海苔網の酸処理船
14日前
池田食研株式会社
腹足類の駆除忌避剤
14日前
平岡織染株式会社
防虫間仕切りシート
21日前
株式会社丹勝
TK防草植込式緑化工法
1日前
株式会社サタケ
穀物タンクの換気装置
15日前
平岡織染株式会社
防虫間仕切りシート
29日前
松山株式会社
草刈作業機
14日前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
株式会社シマノ
釣竿及び着脱部材
1日前
東都興業株式会社
シート開閉装置
1か月前
ニシム電子工業株式会社
散布装置
14日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
14日前
クミアイ化学工業株式会社
粒状農薬組成物
1日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
14日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
14日前
東工コーセン株式会社
幼齢木保護具
1日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
1日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
1日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
1日前
第一ビニール株式会社
植物の茎保持具
29日前
第一ビニール株式会社
栽培容器載置台
29日前
アルインコ株式会社
苗箱収納棚
2日前
続きを見る
他の特許を見る