TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025073506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184371
出願日2023-10-27
発明の名称燃料タンクの給油部構造
出願人日産自動車株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類B60K 15/05 20060101AFI20250502BHJP(車両一般)
要約【課題】給油リッドに取り付けたカバーによる反力によって給油リッドが浮きあがることを防止しつつ、給油口に塵埃が混入することを防止できる燃料タンクの給油部構造を提供する。
【解決手段】燃料タンクの給油部構造10は、車両に搭載される燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口21を構成する給油口本体20と、給油口本体を開閉する給油リッド30と、給油口に設けられ給油ガンを挿入可能な挿入口41を有する給油口部材40と、給油口本体の内部に配置され挿入口を開閉可能な開閉弁50と、給油リッドに取り付けられ給油リッドが給油口本体を閉じた状態において給油口部材に向かう方向に延出した円筒状のカバー60と、を有する。カバーは、給油口部材に向かう方向の先端部61の内径が給油口部材の外径よりも大きく形成され、先端部と給油口部材とが離間してなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口を構成する給油口本体と、
前記給油口本体を開閉する給油リッドと、
前記給油口に設けられ前記給油ガンを挿入可能な挿入口を有する給油口部材と、
前記給油口本体の内部に配置され前記挿入口を開閉可能な開閉弁と、
前記給油リッドに取り付けられ前記給油リッドが前記給油口本体を閉じた状態において前記給油口部材に向かう方向に延出した円筒状のカバーと、を有し、
前記カバーは、前記給油口部材に向かう前記方向の先端部の内径が前記給油口部材の外径よりも大きく形成され、前記先端部と前記給油口部材とが離間してなる、燃料タンクの給油部構造。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記給油口は、斜め上方に向けて傾斜して配置され、
前記カバーは、側面視において前記先端部の上端縁が、前記給油口本体と前記給油リッドとの間の隙間から前記挿入口の上端に向かう第1の直線に対して重なり合ってなる、請求項1に記載の燃料タンクの給油部構造。
【請求項3】
前記給油口は、斜め上方に向けて傾斜して配置され、
前記カバーは、側面視において前記先端部の下端縁が、前記給油口本体と前記給油リッドとの間の隙間から前記挿入口の下端に向かう第2の直線に対して重なり合ってなる、請求項1に記載の燃料タンクの給油部構造。
【請求項4】
前記給油口は、斜め上方に向けて傾斜して配置され、
前記カバーは、側面視において前記先端部の下端縁が、前記給油口部材の先端面を含む第3の直線に対して重なり合ってなる、請求項1に記載の燃料タンクの給油部構造。
【請求項5】
前記給油口は、斜め上方に向けて傾斜して配置され、
前記カバーは、側面視において前記先端部の上端縁が、前記給油口部材の上端部から鉛直上方に向かう第4の直線に対して重なり合ってなる、請求項1に記載の燃料タンクの給油部構造。
【請求項6】
前記カバーは、前記給油リッドと別体に構成されている、請求項1に記載の燃料タンクの給油部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料タンクの給油部構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、キャップレスの給油口を有する給油部構造が開示されている。給油口を構成する給油口本体は、給油リッドよって開閉される。円筒状のダストカバーは、給油リッドの裏面に取り付けられている。ダストカバーは、弾性材料から形成されている。ダストカバーは、給油リッドが給油口本体を閉じた状態において、給油口に押し付けられる。これによって、給油口に塵埃が混入することを防いでいる(特許文献1の図15、図16を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第6554150号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術は、給油リッドによって給油口本体を閉じたときに、ダストカバーが給油口に押し付けられる。このため、ダストカバーによる反力が発生し、給油リッドが浮いてしまうという懸念がある。
【0005】
そこで、本発明は、給油リッドに取り付けたカバーによる反力によって給油リッドが浮きあがることを防止しつつ、給油口に塵埃が混入することを防止できる燃料タンクの給油部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の燃料タンクの給油部構造は、車両に搭載される燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口を構成する給油口本体と、前記給油口本体を開閉する給油リッドと、前記給油口に設けられ前記給油ガンを挿入可能な挿入口を有する給油口部材と、前記給油口本体の内部に配置され前記挿入口を開閉可能な開閉弁と、前記給油リッドに取り付けられ前記給油リッドが前記給油口本体を閉じた状態において前記給油口部材に向かう方向に延出した円筒状のカバーと、を有する。前記カバーは、前記給油口部材に向かう前記方向の先端部の内径が前記給油口部材の外径よりも大きく形成され、前記先端部と前記給油口部材とが離間してなる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、給油リッドによって給油口本体を閉じたときに、カバーは、給油口部材に対して浮いた状態になる。このため、カバーによる反力が発生せず、給油リッドが浮きあがることを防止しつつ、給油口に塵埃が混入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
燃料タンクの給油部構造を側面視において示す断面図である。
カバーが取り付けられた給油リッドを示す斜視図である。
カバーの基端部の外観を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ここで示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するために例示するものであって、本発明を限定するものではない。よって、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者等により考え得る実施可能な他の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範囲、要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0010】
また、本明細書に添付する図面は、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺、縦横の寸法比、形状等について、実物から変更し模式的に表現される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
飛行自動車
3か月前
個人
警告装置
1か月前
個人
車窓用防虫網戸
5日前
個人
授乳用車両
4か月前
個人
眼科手術車
4か月前
個人
小型EVシステム
1か月前
日本精機株式会社
ケース
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
4か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
照明装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
5か月前
個人
アンチロール制御装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
株式会社松華
懸架装置
2か月前
個人
ブレーキシステム
1か月前
個人
台車用車輪止め具
4か月前
個人
キャンピングトレーラー
5か月前
個人
自走式立体型洗車場
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
4か月前
井関農機株式会社
収穫作業車両
4日前
個人
謝意シグナル装着車
4か月前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
1か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット
3日前
個人
ステージカー
2か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
5日前
株式会社ユーシン
照明装置
1か月前
続きを見る