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公開番号2025073265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183883
出願日2023-10-26
発明の名称電池パックの温度測定方法
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類G01K 1/14 20210101AFI20250502BHJP(測定;試験)
要約【課題】使用時に最も高温となる電池パックの内部に温度センサーを容易に固定して、内部の温度を直接的に測定することができる電池パックの温度測定方法を提供する。
【解決手段】複数の電池セルが並置された電池パックの温度を測定する温度測定方法であって、温度センサーの周囲に固定材を配置して温度測定部材を作製し、温度測定部材を複数の電池セルの隙間に固定材を変形させつつ圧入して固定し、温度センサーで電池パックの内部の温度を測定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルが並置された電池パックの温度を測定する温度測定方法であって、
温度センサーの周囲に固定材を配置して温度測定部材を作製し、
前記温度測定部材を、複数の前記電池セルの隙間に、前記固定材を変形させつつ圧入して固定し、
前記温度センサーで前記電池パックの内部の温度を測定する、
温度測定方法。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
外装チューブに前記温度センサーを挿入し、
前記固定材を介して前記温度センサーを前記外装チューブに固定する、
請求項1に記載の温度測定方法。
【請求項3】
前記温度センサーは、温度変化を検出するセンサー部を有し、
前記センサー部の周囲に前記固定材を配置する、
請求項1又は2に記載の温度測定方法。
【請求項4】
前記固定材を形成する材料は、シリコーンゴムである、
請求項1又は2に記載の温度測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池パックの温度測定方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電池セルを複数個並べて、電池セルを互いに直列又は並列に接続して大容量化した電池パック(「組電池」とも呼ばれる)が知られている。電池パックは、例えば、電気自動車(EV:Electric Vehicle)の駆動源として使用される。
【0003】
一般に、電池パックは、所定の温度範囲での動作が保証されている。言い換えると、想定外の温度で電池パックを使用すると、電池性能が低下する虞がある。例えば、電池パックは、使用時の内部発熱により温度が上昇するため、電池性能を確保するためには、電池パックの適切な温度管理が重要となる(例えば、特許文献1-3参照)。特許文献1には、電池パックの内部(電池セルの電極の中央部分)に温度センサー(例えば、サーミスタや熱電対)を固定して、電池パックの温度を測定する方法が開示されている。
【0004】
特許文献1に記載の温度測定方法では、管状のケースの閉口端とケース内部に固定した温度センサーの間の中空部分に流体が封入されている。これにより、使用時の電池セルの熱膨張に応じて流体が変形し、接触圧力の上昇が抑制されるので、電池セルの破損を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-146693号公報
特許第5234365号公報
特開2023-1774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の温度測定方法では、電池セルの熱膨張に伴い温度センサーの位置が変化し、測定対象部位が変化する。そのため、温度測定結果に測定対象部位の変化による影響が含まれることとなり、電池パックの温度を正確に管理するためには、測定対象部位の変化による影響を考慮する必要がある。
【0007】
一方、接着剤を用いて、温度センサーを電池パックに直接固定する場合、測定対象部位は変化しないため、電池パックの温度を容易に管理することができる。しかしながら、温度センサーを電池パックの内部に固定することは困難であるため、使用時に最も高温となる電池パックの内部の温度を直接的に測定することができない。仮に、接着剤を用いて、温度センサーを電池パックの内部に固定使用とした場合、電池パックの内部が接着剤で汚損される上、所望の位置に温度センサーが固定されているか確認することが困難である。
【0008】
本発明の目的は、使用時に最も高温となる電池パックの内部に温度センサーを容易に固定して、内部の温度を直接的に測定することができる電池パックの温度測定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る温度測定方法は、
複数の電池セルが並置された電池パックの温度を測定する温度測定方法であって、
温度センサーの周囲に固定材を配置して温度測定部材を作製し、
前記温度測定部材を、複数の前記電池セルの隙間に、前記固定材を変形させつつ圧入して固定し、
前記温度センサーで前記電池パックの内部の温度を測定する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る温度測定方法によれば、使用時に最も高温となる電池パックの内部に温度センサーを容易に固定して、内部の温度を直接的に測定することができ、精度よく電池パックの温度管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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