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公開番号
2025091656
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207039
出願日
2023-12-07
発明の名称
内部短絡検出装置、蓄電デバイス、内部短絡検出方法およびプログラム
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】二次電池の内部短絡を迅速に検出することができる内部短絡検出装置、蓄電デバイス、内部短絡検出方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】内部短絡検出装置は、定電流定電圧充電によって充電される複数の二次電池のそれぞれに対する充電電流を取得する電流取得部と、複数の二次電池への充電電流が低下した場合に、複数の二次電池を所定時間ずつ個別充電する充電制御部と、個別充電におけるそれぞれの二次電池の充電電流に基づき、二次電池の内部短絡を検出する短絡検出部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
定電流定電圧充電によって充電される複数の二次電池のそれぞれに対する充電電流を取得する電流取得部と、
前記複数の二次電池への充電電流が低下した場合に、前記複数の二次電池を所定時間ずつ個別充電する充電制御部と、
前記個別充電におけるそれぞれの前記二次電池の充電電流に基づき、前記二次電池の内部短絡を検出する短絡検出部と
を備える内部短絡検出装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記短絡検出部は、
前記個別充電におけるそれぞれの前記二次電池の前記充電電流の最大値と最小値との差分値が閾値以上である場合に、前記二次電池の内部短絡を検出する
請求項1に記載の内部短絡検出装置。
【請求項3】
前記充電制御部は、
前記個別充電を繰り返し、
前記短絡検出部は、
前記個別充電におけるそれぞれの前記二次電池の前記充電電流の最大値と最小値との差分が、前記閾値よりも小さい所定値以上となる状態が所定回数だけ連続した場合に、前記二次電池の内部短絡を検出する
請求項2に記載の内部短絡検出装置。
【請求項4】
前記充電制御部は、
前記個別充電を所定回数だけ繰り返した後に、前記複数の二次電池のすべてを同時に充電する
請求項3に記載の内部短絡検出装置。
【請求項5】
前記短絡検出部は、
前記二次電池の内部短絡が検出された場合において、前記個別充電における前記充電電流が最大値となる前記二次電池が内部短絡していると判断する
請求項2または3に記載の内部短絡検出装置。
【請求項6】
定電流定電圧充電によって充電される複数の二次電池と、
請求項1に記載の内部短絡検出装置と
を備える蓄電デバイス。
【請求項7】
前記二次電池は、ニッケル亜鉛電池である
請求項6に記載の蓄電デバイス。
【請求項8】
前記複数の二次電池は、並列に接続されている
請求項6に記載の蓄電デバイス。
【請求項9】
定電流定電圧充電によって充電される複数の二次電池のそれぞれに対する充電電流を取得し、
前記複数の二次電池への充電電流が低下した場合に、前記複数の二次電池を所定時間ずつ個別充電し、
前記個別充電におけるそれぞれの前記二次電池の充電電流に基づき、前記二次電池の内部短絡を検出する
内部短絡検出方法。
【請求項10】
請求項9に記載の内部短絡検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池の内部短絡を検出する内部短絡検出装置、蓄電デバイス、内部短絡検出方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ニッケル亜鉛電池等の二次電池では、充電の際に負極から金属亜鉛が析出し、セパレータを貫通して正極に到達する亜鉛デンドライトが形成され、内部短絡が発生することが知られている。内部短絡が発生した二次電池では、放電時における自己放電量が大きくなることから、電池電流の低下量が正常な二次電池と比較して速くなり、二次電池の寿命が短くなる。そのため、二次電池では、内部短絡を検出する内部短絡検出処理が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような内部短絡検出処理では、例えば、正常な二次電池と内部短絡した二次電池とにおける自己放電時の電池電圧の低下量の差に注目し、所定時間が経過した時点での電池電圧の差異に基づき、二次電池の内部短絡が検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-231948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、内部短絡が発生した二次電池の自己放電時における電池電圧の時間的な変化量は、正常な二次電池1と比較しても僅かである。そのため、内部短絡を検出するのに十分な電圧差を得るのに長時間を要するので、内部短絡の検出に時間を要してしまうという問題点があった。
【0006】
本開示の目的は、二次電池の内部短絡を迅速に検出することができる内部短絡検出装置、蓄電デバイス、内部短絡検出方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る内部短絡検出装置は、
定電流定電圧充電によって充電される複数の二次電池のそれぞれに対する充電電流を取得する電流取得部と、
前記複数の二次電池への充電電流が低下した場合に、前記複数の二次電池を所定時間ずつ個別充電する充電制御部と、
前記個別充電におけるそれぞれの前記二次電池の充電電流に基づき、前記二次電池の内部短絡を検出する短絡検出部と
を備える。
【0008】
また、本開示に係る蓄電デバイスは、
定電流定電圧充電によって充電される複数の二次電池と、
上記の内部短絡検出装置と
を備える。
【0009】
さらに、本開示に係る内部短絡検出方法は、
定電流定電圧充電によって充電される複数の二次電池のそれぞれに対する充電電流を取得し、
前記複数の二次電池への充電電流が低下した場合に、前記複数の二次電池を所定時間ずつ個別充電し、
前記個別充電におけるそれぞれの前記二次電池の充電電流に基づき、前記二次電池の内部短絡を検出する。
【0010】
さらにまた、本開示に係るプログラムは、
上記の内部短絡検出方法を、コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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